札幌新琴似、3年連続16度目V 旭川北稜準V<秋季全道新人戦・決勝>

3年連続優勝の札幌新琴似シニア=10月、札幌麻生
◇第45回秋季全道大会新人戦 兼 第35回麻生自動車学校杯
▽決勝 札幌新琴似シニア3-2旭川北稜シニア=13日、札幌麻生球場
中学硬式野球・リトルシニアは13日、3位決定戦と決勝が行われ決勝に臨んだ札幌新琴似シニア、旭川北稜球団は来春3月、大阪で行われる全国選抜大会の出場権が与えられた。
決勝は札幌新琴似が初回、敵失に乗じて無死一、二塁から3番・疋田悠真(2年・東16丁目フリッパーズ出身)が、ライトオーバーとなる2点タイムリー三塁打を放ち2点先制。次打者倒れ5番・村田陽和(2年・札苗スターズ出身)が、ライト前タイムリーでこの回、一挙3点を奪った。
投げては2番手で登板した田中佑弥投手(2年・札苗スターズ出身)が、先発・井樫太希投手(2年・前田リトル出身)のあと、粘る旭川北稜打線を0で抑え1点差で逃げ切った。
生嶋宏治監督は「2番手の田中がよく投げてくれた。全国では1つでも上に行きたい!この冬、どれだけ実力をつけれるか」と春までの成長に期待した。
◇決勝(13日・札幌麻生12:44開始)
札幌新琴似
3000000=3
1010000=2
旭川北稜
(札)井樫、田中(4回)-疋田
(旭)唐川-眞岩
▽三塁打:疋田(札)
▽二塁打:眞岩、唐川(旭)
▼主将・井樫選手の話
「全国では良いピッチャーが沢山いる。投手陣も打撃陣ももっと底上げをしたい!」と優勝しても貪欲に上を目指した。
▼好リリーフを見せた田中投手の話
「マウンドでは落ち着いて自分なりのピッチングができた。チームでも個人でも春の全国に向けてしっかりトレーニングしてレベルアップを目指します」と全国トップレベルを見据えていた。

2番手で登板し好投を見せた田中投手=10月、札幌麻生

応援席に優勝報告する札幌新琴似=10月、札幌麻生

優勝の札幌新琴似=10月、札幌麻生

3年連続優勝の札幌新琴似=10月、札幌麻生
旭川北稜・唐川、投打活躍見せるも涙
旭川北稜は3点を追う初回、2四球で一死一、二塁の好機から3番・唐川侑大(2年・新富野球少年団出身)が、センター前タイムリーで1点。
三回には二死から3番・眞岩夏野(2年・緑が丘グリーンボーイズ出身)が、右中間を破る二塁打で好機を作ると4番・唐川が、右中間を破るタイムリー二塁打で1点差に詰め寄る。
六回には4番・唐川がセンター前を切り口に一死二、三塁の好機作るも後続が倒れ無得点。
投げては唐川が二回以降、走者を出すも勝負所で気合の入った投球を見せ0を重ね援護を待ったが、あと一歩及ばず涙した。
▼主将・今津慶介選手(2年・旭稜野球少年団出身)の話
「重要なところで勝ちきれない。チャンスはいくつかあったが、決めきれなかった。全国に向け個人でも全体でも追い込んでいきます」と悔しがった。
▼先発した唐川侑大投手の話
「初回から気合を入れて絶対優勝と最後まで全力で投げることができた。冬季練習でしっかり一つになり大阪では一つでも上を目指します」としっかり前を向いた。

投打の活躍を見せるも決勝で涙した唐川投手=10月、札幌麻生

閉会式の旭川北稜球団=10月、札幌麻生

メダル授与の旭川北稜球団=10月、札幌麻生

準優勝の旭川北稜球団=10月、札幌麻生
協力:財)日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟