北光Jr.ファイターズ、初優勝 準V深川ヤング<全道秋の選抜>

全道優勝に輝いた北光ジュニアファイターズ=27日、つどーむ
◇2018全道秋の選抜大会
▽決勝 北光ジュニアファイターズ(札幌市)7-5深川ヤングスターズ(深川市)=27日、札幌市つどーむ
札幌市東区にあるつどーむで準決勝2試合と決勝が行われ、決勝で北光ジュニアファイターズが深川ヤングスターズを7-5で下し、北光が初優勝を飾った。
3位には幌別ベアーズと平岡カウボーイズとなった。
同大会上位2チームは来夏、四国・徳島県で行われる野球のまち阿南少年野球全国大会と九州・福岡県で行われる第36回筑後川旗西日本学童軟式野球大会へ北海道代表とそれぞれ出場する。
◇決勝
北光ジュニアファイターズ
3021001=7
1012010=5
深川ヤングスターズ
(北)相原、山下(3回)、伊藤(3回)、相原(4回)-尾角
(深)佐藤敦、藤原(1回)ー鈴木、佐藤(1回)
▽本塁打:伊藤(北)
▽二塁打:伊藤(北)

初回、ランニングホームランでチームに勢いをつけた伊藤(北光)
北光は5-2と3点リードで迎えた四回、二死から1番・伊藤隆勝(5年)が、ライトオーバー二塁打で好機を作ると続く2番・大矢暖人(5年)の内ゴロが敵失を誘い二死二、三塁。ここで3番・相原拓実(5年)の打席で、バッテリーミスで三走・伊藤が生還し1点を奪った。
結果これが決勝点なった。
七回にも一死二、三塁から6番・山下大智(5年)がスクイズを決め7-5と突き放した。
投げては相原、山下、伊藤、再び相原が登板し粘る深川を下し、うれしい初優勝を飾った。
前田征宏監督(54)は「全国までにピッチャーもバッターも鍛え直して総合的にレベルアップを図り、全国優勝目指して頑張ります」とすでに気持ちは来年夏に向けていた。
主将・相原は「このチームは伊藤、尾角など個々の力が高い!全国では一球、一球集中して全国制覇を目指します」と意気込んだ。
初回、ランニングホームランと勝利打点を挙げた伊藤は「ホームランは真ん中のボール。全国ではみんなで挑みます」と笑顔を見せた。
5年前、同大会ベスト4で野球のまち阿南少年野球全国大会へ出場し、ベスト8の活躍を見せた。

優勝旗を手にする相原主将

優勝の北光ジュニアファイターズ=27日、つどーむ
深川ヤング、あと一歩で涙
初回、1番・伊藤にランニングホームランを打たれると浮足立つ深川は失策に乗じて3点を献上。
三回にもバッテリーミスとスクイズで2点献上。
ようやく四回、5四死球などで2点。
六回に1点返すも涙した。
細井 達監督(44)は「来年に向けて良い課題が見つかった。全国はチームとして初だと思います。この冬で力をつけて全国に挑みます」と全国大会に向け意気込んだ。

ピンチの場面で、監督の話を聞く深川ヤングスターズ

優勝の深川ヤングスターズ=27日、つどーむ
◇準決勝
平岡カウボーイズ
0000000=0
110003x=5
深川ヤングスターズ
(平)佐藤哲-須田
(深)田口蒼、藤原-佐藤敦
▽二塁打:村井(深)
幌別ベアーズ
0120000=3
2000011=4
北光
(幌)名和康-尾崎
(北)尾角-伊藤
▽三塁打:伊藤(北)
協力:北海道チャンピオンシップ協会