レギュラー取り目標!北広島・東部中の窪田君

ひじは順調に回復、タオルを持ってシャドーピッチングする窪田君
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)の外来専用の羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック(同区青葉町11丁目)に通院し、リハビリ治療で頑張っている様子を紹介する「院内で見つけたアスリート」の今回の登場者は北広島市東部中の窪田陽河君(ひゅうが、1年)。
今年9月初めぐらいから利き腕の右ひじに異変を感じて、ボールが遠くへ投げられなくなった。その後痛みが増して来て9月末に同クリニックで診察を受け、損傷(野球ひじ)していることが分かった。
「今は早くけがを治すことだけを考えています」と窪田君。
来季は完全復帰して2年生でレギュラー取りを目指している。

北広島市東部中の窪田陽河君
▽窪田 陽河(北広島市東部中1年、13=140センチ、35キロ、二塁手)北広島・東部カープジュニア-北広島市東部中軟式野球部
「ボールが投げられない!」、練習中に異変を感じて不安に襲われた。
「何か変だ」と思いながらも我慢していたが9月に入って痛みが増し、両親と相談して羊ヶ丘病院付属リハビリクリニックで診察を受けた。
野球ひじとわかり同月末からリハビリ治療を受け、約1か月後の現在はほぼ痛みもなく、しっかり投げられまでに回復した。
今は「投げられる喜び」を感じながらリハビリに集中し、1日も早い復帰を願っている。
リハビリの先生から正しいスローイングや体重移動などをアドバイスされ「痛みもなく、きれいなフォームで投げられるようになりました」。復帰に目途が付き窪田君の表情も明るい。
小学の時はショート、中学に入ってセカンドと内野手一本で活躍してきた。
「けがをして、自分の体の弱点もわかりました」。
ひじに負担がかからないよう肩甲骨などの柔軟性をはかり、肩の筋肉を鍛えてけがを予防することに重点を置き、今オフの課題として取り組む覚悟だ。
野球をしていた父親に勧められて小学2年から始めた。
足も速く、守備には自信を持っている。
好きなプロ野球選手は北海道日本ハムファイターズの中島卓選手。
自身のプレースタイルを思い描いて、憧れのプロ野球選手の一人としている。
「来年は2年生になるのでレギュラー取りを目指し、チームに貢献したい」ときっぱり。
来季の活躍を心に誓い、リハビリ治療にも熱が入っている。
(記者の目・中山武雄)取材中も姿勢を正して質問に答え、窪田君の誠実さ、素直さを感じ取りました。この二つは野球選手ばかりではなく、人間としても最も大切なことです。この精神をいつまでも持ち続けて頑張ってください。
評判高い「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)が昨年3月に外来患者専用のリハビリ施設「羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック」を近隣の同区青葉町11丁目に開業し2年目に入り、急増する患者により良い医療サービスを提供し対応している。
施設内には野球規準に適合したリハビリ用のマウンドや最新のスポーツ鍛錬器具などを揃え、患者の早期復帰をサポートしている。
理事長の岡村健司医師は肩関節鏡視下手術7000例を超える実績を誇り全国トップクラス。当サイト・ストライクで連載した「野球肩って何?」(バックナンバー)は野球少年・少女、指導者や父母らの人気コーナーになった。また、リハビリを担当する理学療法士・作業療法士は90人を超えるスタッフが対応し、その大半が学生時代には野球、サッカー、スキー、テニス、バレーボールなどのアスリート経験者で、患者の気持ちをよく理解し、あるときは良き相談者になり、患者の心の支えにもなっている。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
【受付・診療時間】
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羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック ☎011-351-0881
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院