来季はリベンジの年、札幌豊平ボーイズ扇谷君

リハビリ治療の準備を待つ札幌豊平ボーイズの扇谷君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する今月の「院内で見つけたアスリート」は、札幌豊平ボーイズ(中学硬式野球)の扇谷来愛君(らいあ、14、東月寒中2年 羊ヶ丘カージナルス出身)。
投手、外野手で活躍しているが今年の秋ごろから腰に違和感を感じはじめ、11月になって痛みが激しくなり同クリニックで受診した。
結果、腰椎分離症と診断され2か月間の安静が宣告された。
今後にちょっと不安がよぎったが「まずはオフの間にけがを完全に治そう」と気持ちを切り替え、リハビリ治療に頑張っている。

札幌豊平ボーイズ・扇谷来愛君
▽扇谷 来愛(札幌豊平ボーイズ、14、東月寒中2年=171センチ、60キロ、投手、外野手)札幌豊平ボーイズ-羊ヶ丘カージナルス。
野球経験がある父親の影響で小学1年から始めた。
投手をメーンに活躍、左投げ、左打ちでバッティング・センスには秀たるものがあり、チーム期待の一人だ。
足も速く100m13秒台前半の俊足の持ち主。
目標もでっかく「甲子園に行って、それからプロ野球選手になりたい」。
それを成し遂げるための準備をしっかりと実行、野球を始めた時から素振り、シャドーピッチングを毎日欠かさず行っている。
日ごろの努力が実って、札幌豊平ボーイズでエースの座まで登りつめた扇谷君。
3年生も出場した第16回日本少年野球東北大会(7月、仙台)では準決勝、決勝とも先発投手で出場し、チームを準優勝に導いた。
決勝は0-4で負けたが3回無失点の快投をみせて降板。
「3年生と一緒にやる最後の試合だったので勝ちたかった」と、今も悔しさを残している。
11月24日には埼玉・本庄市長杯(3位)にも出場し初戦5回無失点、2回戦では完封勝利を成し遂げ、快投ぶりを発揮した。
腰の異状はこの大会前から発症していた。
本庄市長杯は前日にシップをするなどして試合に出場し、我慢の投球で好成績を収めた。
マウンド上では常に強気なピッチングを心掛けているという扇谷君。
ストレートと切れのあるスライダーを武器とし、気持ちで相手打者に負けない投球術が一番の長所だ。
来季最大の目標は秋季北海道大会決勝で1-2で敗れた旭川大雪ボーイズを倒すこと。
「それにはまずけがを完全に治してチャレンジします」と、気持ちは早くも来シーズンに切り替え、大きな飛躍を願っている。
(記者の目・中山武雄)強気な投球が一番いいところと自らに言い聞かせて実行しているところは、プロを目指す野球選手にとっては欠かすことのできない大切な要素と思われます。
扇谷君はそれらの要素を十分に持った将来が楽しみな選手のような気がしました。
頑張ってください。
札幌都心部(中央区南1条西6丁目、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に知られている評判の整形外科病院。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務めるなど、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト、ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女らの選手、監督や指導者にも人気となった。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリーズ所属当時
たきうち整形外科スポーツクリニックへの問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」もある。
☆受付・診療時間☆
※年末年始の診療案内
年末の診療は28日(金)昼の部(11:00~15:00)まで。年始は1月4日(金)から通常通り
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック