目標へ再挑戦!鵡川高出身の古東君

年明けの国立大学野球試験にチャレンジする古東君
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)の外来専用の羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック(同区青葉町11丁目)に通院し、リハビリ治療で頑張っている様子を紹介する連載企画「院内で見つけたアスリート」の今年最後の登場者は鵡川高校野球部出身の古東咲也君(18)。
古東君は2018年3月に高校を卒業したが、希望の大学に入って野球をするため目標を1年間延長して年明けの春に再チャレンジすることにした。
そのためにも高校3年間でけがをした箇所(部位)を完全にケアをして、万全の態勢で2019年の春を迎えたい-と強い気持ちで今リハビリに取り組んでいる。

鵡川高野球部出身の古東咲也君
▽古東 咲也(ことうさくや、鵡川高校卒、18=165センチ、65キロ、内野手)美唄中央バッファローズ-空知滝川シニア-鵡川高硬式野球部
甲子園を目指し、憧れの鵡川高校への進学だったが、けがに泣かされた3年間だった。
高1秋にランナーとぶつかり左足骨折、2年秋はろっ骨骨折、3年夏(2017年)には右肩関節損傷と、毎年大きなけがに襲われた。
それでもめげずに好きな野球に一生懸命取り組んできた結果、難関を乗り越えるたくましさと自信につながり、今後の進路に大きな指針となっている。
「今年は大失敗しました」。
希望する関東の国立大学への願書提出日を間違えてしまい、1年間棒に振ることになり苦笑いする古東君。
1年間遅れたのだから、この機会に悪いところを全部チェックして再挑戦しよう-と8月から「羊ヶ丘病院」に通院している。
それまでは他の病院で治療していたが、評判のよい同病院に切り替え、リハビリを受けている。
今は年明けの2月に行われる国立大学の野球体験試験に向けて故障箇所などのリハビリに重点を置いて頑張っている。
「リハビリの先生方にはフォームなどを丁寧に教えてもらい本当に勉強になります」と、最後の調整に満足顔だ。
鵡川高校に進学を決めた時、両親に反対されたが自分の意志を貫き入学した。
「やると決めたことはやり抜くタイプです」。
自身の性格もしっかり把握し目標に対しての努力を怠らない強い心を持っている。
将来、指導者の道も視野に入れて野球人生を考えている。
小2からお世話になってきたチームの監督、コーチらへの感謝も忘れない。
「小学時代は自分の基礎を作ってもらい、高校では人としての在り方を教えてもらいました」。
まだまだ教えてもらったレベルには達していない-とこれからも努力を続けていく覚悟をみせていた。
(記者の目・中山武雄)笑顔を絶やさず、ハキハキと答えていただき気持ちよく取材できました。
半面、自分で言うように「意志を貫く」強い精神が伝わってきました。
目標に向かって努力する姿は何物にも代えがたい尊さがあります。初志貫徹、再チャレンジ頑張ってください。
豊富な人材・知識で迎える医療スタッフ「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」
「医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)が2017年3月に外来患者専用のリハビリ施設「羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック」を近隣の同区青葉町11丁目に開業し急増する患者に対応するとともに、さらなる医療サービスの向上を目指している。
施設内には野球規準に適合したリハビリ用のマウンドや最新のスポーツ鍛錬器具などを揃え、患者の早期復帰をサポートしている。
理事長の岡村健司医師は肩関節鏡視下手術7000例を超える実績を誇り全国トップクラス。当サイト・ストライクで連載した「野球肩って何?」(バックナンバー)は野球少年・少女、指導者や父母らの人気コーナーになった。また、リハビリを担当する理学療法士・作業療法士は90人を超えるスタッフが対応し、その大半が学生時代には野球、サッカー、スキー、テニス、バレーボールなどのアスリート経験者で、患者の気持ちをよく理解し、あるときは良き相談者になり、患者の心の支えにもなっている。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
【受付・診療時間】
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【予約・問い合わせ】
羊ヶ丘病院付属リハビリクリニック ☎011-351-0881
取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ヶ丘病院