北海学園札幌高の柏田君、秋復活を目指す!

取材日にギプスが取れたばかり。久々にグラブの感触を味わう柏田君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今月の登場者は北海学園札幌高の柏田準介君(しゅんすけ、2年)。
柏田君は先月中旬にTFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)で右手首を手術、やっとギプスが取れてこれから本格的なリハビリに取り組み、1日も早い完全復帰を願って奮闘中だ。
「秋のシーズンに間に合いそうなので頑張ります」と表情も明るい。

北海学園札幌高校の柏田準介君
▽柏田 準介(北海学園札幌高校2年、硬式野球部=178センチ、74キロ、ファースト)札幌・東グレートキングス-札苗北中軟式野球部-北海学園札幌高硬式野球部
けがは突然襲ってきた。
3月下旬から1週間の日程で行われた沖縄合宿が終わった4月中旬ごろから手首に異変を感じ、痛みが急に増してきた。
しばらく様子を見たが改善することなく、5月に入って「たきうち整形外科スポーツクリニック」で診察を受けた。
医師から病名を告げられ手術をすることになった。これまで大きなけがはなかったので「手術と聞いて最初はびっくりしました」(柏田君)。
一時は、大好きな野球ができなくなるのではないかとの不安に襲われた。
手術・経過も順調に推移しており、今は心配事は完全に消えて1日も早い完治を目指してリハビリに集中する心も出来上がった。
野球は友達に誘われ小学2年から始めた。始めてすぐに「野球の楽しさ」を知って夢中になった。
小、中時代は投手、ファーストをしていたが高校になってからはファーストに固定、本人も納得の選択だ。
「投手もいいが、自分にはファーストが一番向いている」、小学4年生からメーンにしているポジションに楽しさと愛着を感じている。
術後の経過はすこぶる順調だが、正直なところ焦りもある。
「けがで休んでいる期間、一塁手取りを争っているチームメートの様子が気になります」と、ライバルたちに後れを取っている「練習の差」を気にしていた時もあったが、今は心を完全に切り替えて早期復帰に集中している。
「先生(瀧内院長)からも順調に来ている、と言われ安心してリハビリに取り組めます」。
当然の事で、大きな目標は甲子園出場。
小さいころからテレビを見ていて憧れの存在だ。
そのためにも今回のけがを完全に治して、まずは秋の新人戦でレギュラーの座を取って優勝することだ。
チームに恩返しのつもりで決意を新たにしている。
(記者の目・中山武雄)「将来の仕事もスポーツに関係するところに就職したい。
野球は草野球でもいいから、ずーっと続けたい」という柏田君。
取材中も「野球は本当に楽しいです」と何度も言われ、聞いていて嬉しくなりました。
好きこそものの上手なれ-です。
札幌都心部(中央区南1条西6丁目、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に知られている評判の整形外科病院。
瀧内敏朗院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で日常生活への早期復帰をサポートしている。
当サイト、ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女らの選手、監督や指導者にも人気となった(バックナンバー)。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリーズ所属当時
たきうち整形外科スポーツクリニックへの問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付可能な「シマフクロウ・コール」もある。
☆受付・診療時間☆
昼の部=午前11時30分~午後3時(水曜日除く)
夜の部=午後4時30分~同8時(水曜日は夜の部のみ診療)
休診日=日曜・祝日、第2、4、5土曜日
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック