第29回 じゃがいもパワー

ポテト
北海道に住んでいたら身近な野菜、じゃがいも。
高カロリーなイメージが強いですが、実は栄養豊富で低カロリー野菜です。食べ方次第では、アスリートにはオススメのじゃがいも。
今回は、補食にも是非オススメしたいじゃがいものお話をします。
じゃがいも…のイメージを一言で表すと「でんぷん」「ポテトチップス」…などが思い浮かびますね。
ホクホクのじゃがいもにバターを乗せて食べるとすごく相性が良く美味しいですよね。
そこでどうしても付きまとうイメージが「高カロリー」です。
ごはん100gのカロリーは約170キロカロリーです。
蒸したじゃがいもは、同じ100gでごはんの約半分のカロリーです。
重たい感じでお腹が満たされますが実は低カロリーなのです。
じゃがいもは、糖質をエネルギーに変えるのを手助けするビタミンB1とB2もたっぷり含んでいますので、食べ合わせを上手にすれば、エネルギー代謝に役立ちます。
ダイエット食材としても最近は注目されています。
そして、じゃがいもは、ビタミンCをたっぷりと含んでいます。
ビタミンCは、免疫力アップに効果的で、さらには鉄やカルシウムの吸収を高める役割を期待できます。
ビタミンCは基本、甘酸っぱい食べ物に多く含まれている…と言うとわかりやすいですが、実は、じゃがいものビタミン含有量は、みかんと同じくらいのビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは加熱調理でその機能が失われやすいのですが、じゃがいもの場合、主成分であるでんぷんにビタミンCが守られているので、しっかりと摂取できます。
免疫力アップに、美容に効果的…など、じゃがいもを食べることでしっかりと効果を得られることが期待できるのです。
さらに、じゃがいもにはカリウムも豊富で、体内の塩分量を調節してくれます。
むくみなどにも非常に効果的なのです。
じゃがいもは、油と相性が良いので、できればポテトチップスなどはなるべく避けたいですが、調理次第で油を使ったじゃがいも料理でもカロリーを控えめにできます。
薄くスライスしたじゃがいもを油で揚げたポテトチップスよりも、大きめにゴロンとカットしたじゃがいもを揚げた方が油の摂取量は大幅にカットできます。
油を全く使わない料理は、現代生活ではなかなか厳しいので、調理法を工夫して上手に摂取してくださいね。

老田よしえ
▽老田よし枝プロフィール
株式会社フェニックスサポート代表取締役。AFM北海道 主宰、アスリートフードマイスター1級。札幌メンタルビジョントレーニングセンター代表。
テレビ局でADとして勤務後、結婚。退職した後、夫婦で渡米。2001~2014年アメリカ・ニューヨーク州在住。現在、野球少年の2児の母として日々奮闘中。
趣味はスキー(SAJ公認スキー準指導員)。
★ブログ「ライスボ~ル アスリートフードマイスターの母による野球少年を大きく育てる方法。」http://www.athletefoodmeister-yoshie.com/
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今まで隔週で連載させていただきました「野球少年の食トレ」は、この度から月に一度のペースでの連載になります。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。