東16丁目フリッパーズ 、マック5年連続7度目出場決める!<南大会>

優勝の瞬間、歓喜でマウンド上に集まる東16丁目ナイン
◆高円宮賜杯 第39回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント南北海道予選大会
▼決勝・東16丁目フリッパーズ(札幌)10-1静内ホワイト☆スターズ(日高)=(15日、函館オーシャンスタジアム)
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東16丁目、集中打で全国マック出場決める!
初戦となる2回戦・伊達ブルータイガースを9-2、準決勝・三笠スピリッツを10-0と何れも打線が好調の東16丁目フリッパーズは決勝でもその猛打ぶりを発揮した。
先発・平井麗玖投手(6年)と相手樋渡隼輔投手(6年)との息詰まる投手戦で四回まで0-0。
最大のピンチ四回裏の一死満塁を0で切り抜けると五回表、東16丁目は先頭の7番・鈴木拓斗(6年)、8番・小松篤生(6年)の連続安打で無死一、三塁の好機。
続く9番・佐藤愛玖(6年)が、レフトへ犠牲フライを上げ三走・鈴木が生還し1点。
次打者倒れ2番・髙坂大輔(6年)がレフト前でつないだ。
ここで3番・吉村 斗(6年)が、ライトオーバー2点タイムリー三塁打で3-0。
この一打が結果、決勝点となった。
吉村は「後ろにつなぐことだけを考えて打席に立った。打った瞬間、入った(柵越え)と思ったが、抜けてくれたので三塁まで走った。全国では勝つことだけ考えて戦います」とすでに全国を視野に入れていた。

決勝タイムリーを放った吉村と写真右・田口
続く4番・吉川慎之助(5年)、5番・半田 悠(6年)らのタイムリーでこの回一挙5点を挙げた。
続く六回に1点、七回には大量4点を奪い静内を圧倒した。
投げては先発・平井投手が七回5安打2四球1失点で完投した。
自身初の完投勝利を挙げた平井投手は「四回の満塁の場面は緊張したが、監督から1点はいいから気持ちは引くなと声をかけられたことで思い切って投げれた。全国ではしっかり攻めのピッチングで挑みます」と全国に向け目を輝かせた。

七回完投の平井投手(東16丁目)
種田奨大主将(6年)は「決勝は、みんな気合が入っていた。自分たちの気合が相手を上回って勝てた。全国では全国制覇できるよう頑張ります」と胸を張った。
笹谷武志監督(40)は「四回裏、スクイズを外すなど守り抜き、勢いをつけることができた。五回までスローボールの割合が多かったので、そろそろ合ってくると感じていた。全国(マック)に向けて、まずは26日から始まる全国高野山旗でこの打撃が、全国レベル相手にどこまで通用するのか?!そこでまた課題が見つかるはずです」と全国(マック)に向け独自の物差しで全国トップレベルを目指す。

東16丁目応援席

マクドナルド・トーナメント5年連続7度目の出場を決めた東16丁目フリッパーズ
(発行人より)
1年かけて培った、鋭い振りとミートの良さが他のチームを圧倒。
日々の練習の中で打撃練習と守備練習の割合は7対3で打撃に力を入れる同チームは、今大会も普段と同じようにマシン3台が函館入り。
大会期間中も徹底的に打撃に磨きをかけ時間を割いた。
今大会・決勝、まさに練習の質と量が実を結んだ瞬間だった。
笹谷監督の言葉に「勝てば天国、負ければ地獄。ここまでが僕の仕事。あとは勝手にまとまり、勝手に一生懸命やってくれる。親も子も苦労した分、報われた瞬間です」と大変印象深い言葉があった。
同チームは通常の少年団と違い札幌市内の多くの小学校から選手が集まるいわゆるクラブチーム。
2年前の全国優勝から図らずとも多くの期待が懸かっているのは言うまでもない。
日本一を知る笹谷氏が、ここからどんなシナリオを描いていくのか今から楽しみでしかたがない。
静内ホワイト☆スターズ、決勝で涙
先発の樋渡投手が強打・東16丁目打線を四回まで3安打無得点に抑える流石の好投を見せゲームを作った。
静内、最大のチャンスの四回裏、一死から3番・中村収汰(6年)が、右中間を破る二塁打で好機を作ると敵失で三進。
ここで二者連続四球で満塁とすると勝負のスクイズを試みるも外され、三走・中村が三本間に挟まれタグアウト。
後続も倒れ無得点に終わった。
5点を追う五回には、二死二塁の好機から1番・古沢持恩(6年)が、レフト線を抜くタイムリー二塁打で1点奪い反撃するも六、七回と好投手平井投手を打ちあぐね無得点で涙した。
一塁・静内応援席には、1回戦で惜しくも静内に敗れた拓勇ファイターズ(苫小牧)ナインが、友情応援に駆け付け心強い声援で後押ししていた。
同チームは今回の準優勝で8月1日から徳島県鳴門市で行われる阿波おどりカップ全国学童軟式野球大会2019へ北海道代表として出場する。
また26日から高知県高知市で行われる第9回龍馬旗争奪西日本小学生野球大会にも北海道代表として出場するため10日間ほど四国に滞在することも決まっている。
真夏の四国で、どさんこの活躍に期待したい!

樋渡投手、写真左・伊藤二塁手。

静内、応援席

準優勝の静内ホワイト☆スターズ
協力:北海道軟式野球連盟・函館支部