旭川北稜、八回延長タイブレークの末4-3決勝進出! 札幌大谷、準決勝で涙

八回サヨナラ勝ちに歓喜する旭川北稜ナイン
旭川北稜、初Vに王手!
◆FIGHTERS BASEBALL CHAMPIONSHIP U-15
▼準決勝・旭川北稜球団4-3札幌大谷シニア(八回タイブレーク)=(6日、札幌ドーム)

八回タイブレークで決勝打を放った山保、写真左・郡山捕手
旭川北稜は0-2と2点を追う七回、一死一、二塁から四球で満塁とすると1番・宮﨑優大(3年・東栄野球少年団出身)がレフト前で1点。
さらに2番・今津慶介(3年・旭稜野球少年団出身)の内ゴロがダブルプレー崩れとなり、三走・近藤玲音(3年・永山西クラブ出身)が生還し土壇場で2点を奪い追いついた。
迎えた八回は大会規定のタイブレーク(一死満塁から)導入。
先攻めの札幌大谷が1点先制し、旭川北稜は1点を追う八回、先頭の4番・唐川侑大(3年・新富野球少年団出身)が、センターヘ大きな犠牲フライを上げると三走・宮﨑が、ホームに生還し3-3の同点。
一気にサヨナラの機運が高まる中、5番・山保亮太(3年・西御料地ファイターズ出身)が、2ボール1ストライクのあと外角低めのストレートを迷わず振り抜いた打球は左中間を深々と破るサヨナラ打を放ち4-3で劇的勝利し、決勝進出を果たした。
決勝打を放った山保は「打席に入る前から打てるイメージだけで入れた。打った瞬間、抜けると信じて一塁まで走った」と額から汗を流しながら笑顔で話した。

二塁ベースを回ったところで眞岩と抱き合う山保
投げては先発の唐川侑大投手(3年・新富野球少年団出身)が六回、2失点。
七回から左腕・千葉隆広投手(2年・鷹栖野球少年団出身)が登板し、
決勝では「今日以上の活躍をして優勝したい」と力強かった。
2連投となった先発の唐川投手は「昨日の疲れが少しあったが、なんとかゲームを作った。でも今日は60点です。次は投打ともに100点満点を目指し優勝します」と力を込めた。

写真中央・唐川投手(旭川北稜)
七回から好リリーフを見せた千葉投手は「七回表、自分が0に抑えれば同点、もしくは逆転できると思いマウンドに上がった。タイブレークで対戦した4番・鳴海には弱気にならないよう強気で臨んだ」と心強い2年生がチームの窮地を救った。

千葉投手(旭川北稜)
決勝は16日、北広島リトルシニアと対戦する。

応援席に挨拶する旭川北稜
札幌大谷、準決勝で涙
先発した森谷大誠投手(3年・石山アトムズ少年団出身)が、旭川北稜打線を相手に七回2失点の好投を見せていた。
唐川投手との投げ合いで得点圏に走者を置いた場面ではギヤを上げ安打を許さなかった。
八回タイブレーク末、紙一重で涙した。

写真右・森谷投手

札幌大谷