札幌ロイヤルズが全勝V
ポニーリーグ全日本選手権北海道予選
5月3日に開幕したポニーリーグ北海道連盟(岡島憲吾連盟長)の開幕戦、第36回全日本選手権北海道予選(11チーム総当たり)は最終日程を待たずに、札幌ロイヤルズが10戦全勝で優勝し第1代表で全国大会進出を決めた。全国大会は7月21日(予定)から東京・江戸川区球場ほかで行われる。同時に8月9日から東京ドームほかで行われる全日本中学野球選手権(ジャイアンツカップ)の出場権も得た。また、アジア太平洋日本代表決定戦(AP沖縄・6月中旬)にも出場し、北海道ポニー界を代表して、全国にその実力をたっぷりと見せる。
今季も好調、2年連続の全勝
昨年に続いての全勝優勝。今季も他を寄せつけない強さを見せ付ける札幌ロイヤルズ。安定した投手力と強力打線のバランスがしっかりかみ合い、「強いロイヤルズ」を生み出している。6月2日(江別市野幌硬式球場)の最終戦も弟チームの札幌ウェルネス相手に9-3と快勝し、貫禄を見せた。この日も八木貴大(3年、厚別ファイターズ)、荻原啓輔(3年)の2枚看板に2年生エースの井上怜(北9条パンサーズ)と常勝パターンの継投策で勝利をものにした。打線も強打力をいかんなく発揮した。六回1死後、5番・神泰生(3年、大谷地ヤングタークス)の中前打から始まり、6番・井上怜の左前打、7番・阪東幸星(2年、菊水ベアーズ)の中前打、8番・渋田大樹(2年、菊水ベアーズ)の左越え三塁打、9番・八木貴大の右二塁打と、5連続安打の圧巻ショーを見せ5得点を奪った
神泰生主将は「今年は投打のバランスがいい。全国でも自分たちの力を発揮すれば優勝できる」と頼もしいコメント。悲願の初優勝へ向けて気合を入れ直していた。寺西俊一監督(52)も「今年は投手陣も安定、それに加えてバッティングもよくなってきたので、全国での手ごたえを感じている。特にバッティングは、オフ練習時間の7割をさいて鍛えてきた結果が出てきていると思います」。全国ではこれまで3位が最高だった札幌ロイヤルズだが、今年は大暴れしそうだ。
(中山 武雄)
なお、全日本選手権北海道予選の全チーム最終成績は日程終了後に掲載する。