『札幌西』激戦制し春の頂点!
延長激闘!札幌西V
第20回春季全道大会
平成24年6月2日(土)
会場:砂川市営球場
3日、砂川市営球場で準決勝2試合と決勝戦が行われ、決勝戦では札幌西が準決勝に続く延長9回を制して札幌真駒内を6-5で下し春の頂点となった!
◆決勝戦
札幌西
002 300 001 6
000 001 400 5
札幌真駒内
(西)高氏-小川
(真)三上、広井、竹川-清部
(三)小川(4回)、坂東(5回)、工藤(9回)=札幌西
(二)工藤②(3回・4回) =札幌西/石田(4回)=札幌真駒内
(延長9回)
◆準決勝①
北広島
001 000 100 2
000 020 001 3
札幌真駒内
(広)佐々木-中田
(真)山本-清部
(延長9回)
◆準決勝②
札幌西
000 010 000 1 2
001 000 000 0 1
余市
(西)安味、畑中-小川
(余)藤田、小林-井村
(延長10回)
札幌西7回裏まで5対1とリードするも、札幌真駒内の脅威の粘りで同点。9回表5対5で迎えた一死一、三塁。打席には途中交代で出場した札幌西・宮本は、この日初打席とは思えない、まさに来た球に反応したとばかりに綺麗にセンターへ決勝適時打を放った。高氏投手は7回に追いつかれたとはいえ粘りのピッチングで9回を11安打完投勝利した。
【札幌西シニア球団・田辺監督の話】
監督就任4年目で掴んだ初の全道タイトル!「選手たちが最後まで諦めないで戦ってくれた! 個々に突出した優れた選手はいないが全員野球で、誰が出ても変わらない野球を目指す」
[札幌真駒内戦を振り返る]
4回まで効果的に得点した札幌西シニア。「6点目がなかなか取れなかった・・・、7回に追いつかれた4点もワンチャンスをものされたのはもう1点を取っていれば」と指揮官は貪欲だ。「投手陣もリーグ戦序盤は、失点が続いたが、ここのきて纏まってきた」と手ごたえも感じてきたようだ。この春の頂点で掴んだ札幌西は勢いそのままで日本選手権に挑む!
[記者の目:大川祐市]
今回の決勝戦、そして準決勝2試合の3試合すべてが延長戦 だった、聞くと最終日にこのような戦いを見せたのは初めてだそうだ。お互いが失敗を恐れず全力プレーが砂川市営球場にあった。この日連戦となる決勝戦では札幌西が三本柱、安味・畑中・そして決勝戦先発の高氏と甲乙つけがたい球威・コントロール申し分ない投手を揃えた。札幌真駒内エース山本は今大会屈指の投手の一人。続く2番手、3番手の成長が急がれる中、決勝戦3番手に登板した2年生竹川の好投は収穫だ。また打線ではお互い引けをとらない強力打線と感じた、パワーだけではないしっかりとミート力も兼ねる打線は日本選手権での活躍も想像できる。しかしよく研究されていたのはこの日長打は札幌西5本に対して、札幌真駒内1本。真駒内打線に対し長打警戒とばかりに、大幅なシフトをとってきた外野は下がり、左中間・右中間を狭くしライン際はがら空き、大胆なシフトに見えた。しかし結果長打を抑えることができた、スコアラーの勝利である。この日ネット裏では日本選手権北海道予選へ向けて各チームのスコアラーが、陣取っていた。まさに情報戦は始まっている!春のチャンピオン札幌西か、リベンジに燃える札幌真駒内か、今回ベスト4余市・北広島か、秋のチャピオン札幌北か、名門札幌新琴似か、力をつけている函館勢か、小樽・札幌豊平東・札幌大谷もある。最後のガチの戦い見物である。
◆決勝戦:9回裏優勝の瞬間!
6月3日(日)会場:砂川市営球場
1点を勝ち越した札幌西が、9回裏粘る札幌真駒内を、6-5で勝利する瞬間を動画 に残した。
◆決勝戦:番外編
同日、同会場
7回裏4点差を追いつく札幌真駒内の脅威の粘り!
★激闘を戦った選手たちにご褒美のメダルが授与された!
協力:全日本リトル野球協会リトルシニア北海道連盟