札幌羊ケ丘、接戦制し開幕初陣飾る!

開幕ゲームを6-5の接戦で勝利を飾った札幌羊ケ丘ナイン

豪雨のあと、水抜きをする選手ら
中学硬式野球リトルシニアは31日、札幌市北区の札幌麻生球場で第46回秋季全道大会新人戦が開幕した。
開会式の後、ゲリラ豪雨に見舞われ大会関係者や第一試合・札幌羊ケ丘、函館港西の選手らの必死の水抜き作業が行われ試合開始。
試合は雷などの影響で2度の中断を経て札幌羊ケ丘が6-5で粘る函館港西を下し、秋季大会初勝利を果たした。
第2試合は余市が4-2でとかち帯広を退け初戦を飾った。
同大会は全道各地から32チームがA~Fの6ブロック分かれ予選リーグを9月28日まで行い、上位16チームを決める。
10月5日から決勝トーナメント(上位16チーム)を行い上位3チームが来春3月に大阪府で行われる全国選抜大会へ北海道代表として出場する。
※開会式の様子はストライクYouTubeチャンネルで詳しく後日、紹介させていただきます。
札幌羊ケ丘、8番・庄司が決勝打
札幌羊ケ丘は3-2と1点リードで迎えた六回、4番・麻原草太(2年・新札幌スターズ出身)のレフトオーバー二塁打と5番・佐藤光輔(2年・札幌豊平リトル(硬式))の敵失などで二死一、二塁の好機から7番・小林正英(2年・月寒アパッチャ-ズ出身)が、レフト前で満塁とすると、ここで8番・庄司優音(2年・アカシヤファイヤーズ出身)が、センターオーバーのあたりが走者一掃となる3点タイムリー二塁打で一挙3点を奪い突き放した。
結果これが決勝点となった。

決勝打を放った庄司(札幌羊ケ丘)
投げては先発・竹下侑吾投手(2年・東月寒レオンズ出身)、石井翔大投手(2年・厚別ファイターズ出身)の継投で粘る函館港西打線を5点に抑え逃げ切った。
藤橋和男監督(50)は「開幕試合は難しい。投手陣もなんとかしのいでくれた、下位打線もよく打ってくれた」と開幕戦を接戦の末、勝ち抜いた選手たちを労った。
2失点ながら自責点0の先発した竹下投手は「もう少し決め球のキレが欲しい、次も勝てるよう頑張ります」と次戦に目を向けた。
函館港西、惜しくも涙
函館港西は2-6と最大4点差とする六回裏、7番・三橋虹翔(2年・森クラブ出身)、8番・山本悠斗(2年・駒場フライヤーズ出身)らのタイムリーで3点を奪い1点差に迫った。
最後の粘りを見せたのは七回最終回、敵失と四球と9番・五十嵐尚斗(2年・潮見ジュニア出身)の内安で二死満塁の好機作るもあと一本が無く涙した。

函館港西ナイン
(31日、札幌麻生)
◆リーグ戦
札幌羊ケ丘
0030030=6
0002030=5
函館港西
(羊)竹下-石井-麻原
(函)五十嵐-下川部-山本海斗
▽三塁打:山本悠、三橋(函)
▽二塁打:麻原、庄司(羊)
余市
1010020=4
0020000=2
とかち帯広
(余)毛利、三宝-木村
(と)河瀬、松浦、木谷-岡田
▽三塁打:毛利(余)
▽二塁打:長谷川、毛利、東海林(と)