札幌新琴似が4連覇!準V札幌大谷

優勝旗を受け取る札幌新琴似・横田主将
中学硬式野球のリトルシニアは13日、秋季全道大会の3位決定戦と決勝を行い決勝で札幌新琴似シニアが札幌大谷シニアを10-8で退け4年連続優勝を飾った。
3位決定戦では札幌西シニアが余市シニアを6-3で破り勝利した。
同大会上位3チーム(札幌新琴似、札幌大谷、札幌西)は、来年3月に大阪府で行われる第26回全国選抜野球大会へ北海道代表として出場する。
※3位決定戦・決勝の様子を後日、ストライクYouTubeチャンネルで紹介。
◆決 勝
札幌新琴似
0100243=10
0021005=8
札幌大谷
(新)横田、菅原、斉藤-佐々木
(大)鳴海、辻本-島田
▽本塁打:小林、田中(新)
▽三塁打:難波江、土田(新)
▽二塁打:横井、斉藤(新)、北川、福島(大)
<ベンチ入りメンバー>
札幌新琴似、新チームも底力健在!
札幌新琴似が1-3と2点を追う五回、2番・土田一輝(2年・西発寒ホークス出身)、3番・横田春輝投手(2年・上手稲コンドル出身)の連続タイムリーで同点とすると迎えた六回、代わったばかりの2番手投手の制球難に乗じて一死満塁から1番・小林春輝(2年・西琴似パンダーズ出身)が、レフト柵越えとなる満塁ホームランを放ち7-3と勝ち越した。
さらに七回、二死二塁から7番・斉藤隼人(2年・東16丁目フリッパーズ出身)が、ライト線を抜くタイムリー二塁打で8-3とすると続く8番・田中佳太(2年・札苗スターズ出身)が、レフト柵越えとなる2ランホームランを放ち10-3と突き放した。
結果これが決勝点となった。
投げては先発・横田投手が、好打者が揃う札幌大谷打線を相手に六回まで走者を許すも3失点と好投。
10-3と7点差を迎えた七回、横田に代わって菅原道智投手(2年・ウインズ出身)が、登板するも立ち上がりから制球難もあり1点献上、一死満塁のところで途中交代。
10-4と6点差に詰め寄られたところで3番手斉藤投手に代わり4失点するも10-8で逃げ切り勝利した。
7年連続全国選抜大会出場を決めた生嶋宏治監督は「もうそろそろ狙いたい。良いところ見せたいね」と悲願の全国頂点を思い描いていた。

六回、一死から満塁本塁打を放った1番・小林(札幌新琴似)

七回、二死二塁から決勝打となった2ラン本塁打を放った8番・田中(札幌新琴似)

横田投手(札幌新琴似)

4年連続優勝の札幌新琴似シニア
札幌大谷、意地見せるも終盤の失点が響き涙
札幌大谷は3-10と7点を追う七回、一死二塁から3番・北川 駿(2年・麻生野球少年団出身)が、センター前タイムリーで1点。
4番・鳴海健臣(2年・石山アトムズ少年団出身)、5番・島田優之助(2年・西の里カープジュニア出身)らが連続四球を選び満塁とすると6番・福島 煌(1年・MBロジャース出身)が、期待に応え走者一掃となる左中間を破る3点タイムリーでこの回4点目。
さらに7番・岡部 頼(2年・西岡ボルテージ出身)が、ライトにしぶとくタイムリーを放ちこの回5点目。
続く8番・奥瀬斗夢(2年・北東ナイン出身)が 、レフト前でつなぎ一死一、三塁とチャンスを広げるも後続が倒れ8-10で涙した。
決勝ではあと一歩及ばなかったものの全国出場権を掴んだ。
有賀良太監督は「先輩たちが悔しい思いしてきたので。なんとかロースコアでと思っていたのですが終盤に。全国ではまずは初戦突破を目指し、4年前のベスト8をを目標に目指します」と前を向いた。

鳴海投手(札幌大谷)
<注目選手>鳴海投手は五回、3失点で大会規定によりマウンドを六回から辻本投手に譲った。

準優勝の札幌大谷シニア
札幌西、全国決める!
来年3月に大阪で行われる全国大会・第3代表を懸けた3位決定戦で札幌西シニアが余市シニアを6-3で下し、3年ぶり5度目の全国出場を決めた。
札幌西は3-3で迎えた六回、連続四球と犠打で一死二、三塁から3番・今北孝晟(2年・厚別西キングパワーズ出身)が、ライト前2点タイムリーで勝ち越すと続く4番・小保内貴堂(2年・東16丁目フリッパーズ出身)がレフト前タイムリーで6-3と突き放した。
投げては先発・橋本理央投手(2年・金山ファイターズ出身)が、七回5安打3失点で勝利した。
田邊 翼監督(36)は「今大会主戦として頑張っていた先発の橋本は苦しみながらも良く頑張ってくれた。全国には強いチームもありますが、気持ちの部分を含め自分たちのやりたい野球ができるようにこの冬、取り組んでいきたい」と意欲を見せた。
予選リーグでは馬場大輔投手(2年・山の手ベアーズ出身)、宮越博人投手(2年・西琴似パンダーズ出身)の頑張りが大きく橋本を含めた3人の名前が挙がった。
攻撃では少ないチャンスを想定し、バントの制度も上げ攻撃の幅を広げるなど全国へ向け課題も見つかった。

橋本投手(札幌西)

全国出場を決めた札幌西ナイン

3位の札幌西シニア
◆3位決定戦
余市
1020000=3
012003x=6
札幌西
(余)三寶、関、毛利-木村
(西)橋本-藤村
▽三塁打:小保内(西)
▽二塁打:小保内(西)
<ベンチ入りメンバー>
協力:一般財団法人 日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟