札幌豊平ボーイズ、初優勝 準V旭川大雪ボーイズ

優勝旗を受け取る札幌豊平ナイン
中学硬式野球ボーイズリーグ秋季北海道選手権大会・3位決定戦と決勝が14日、札幌麻生球場で行われ決勝では札幌豊平ボーイズが旭川大雪ボーイズを10-8で退け初優勝に輝いた。
最優秀選手賞には札幌豊平・主将の佐藤宙天選手(2年・中南イーグルス出身)が選ばれた。
同チームは来年3月に東京で行われる第50回日本少年野球春季全国大会へ北海道代表として出場する。
準優勝の旭川大雪は11月23日から埼玉県本庄市で行われる第5回本庄市長杯大会へ北海道代表として出場する。
3位決定戦では函館ボーイズが札幌北広島ボーイズを5-0で下し3位となった。
※3位決定戦・決勝の様子を後日、ストライクYouTubeチャンネルで紹介。
◆決 勝
旭川大雪ボーイズ
0012500=8
420400x=10
札幌豊平ボーイズ
(旭)渡邊、伊知地、田澤-近、伊藤
(札)藤井、渡部、篠原-児島
▽三塁打:浅野(旭)
▽二塁打:近(旭)

初優勝の報告をする札幌豊平ナイン
札幌豊平、つなぐ野球で初優勝!
札幌豊平は6-3と3点リードで迎えた四回、四球と敵失に乗じて一死満塁の好機から5番・佐藤が押し出し死球で1点。
続く6番・児島圭一(2年・伏見カーディナルス出身)のセーフティースクイズも決まりこの回2点目。
さらに7番・山本悠己(2年・石山フォックス出身)が、タイト前2点タイムリーヒットでこの回一挙4点を挙げ突き放した。
結果これが決勝点となった。
投げては先発・藤井柊哉投手(2年・福井キングタイガース出身)、渡部成翔投手(2年・ニュースターズ出身)、篠原柊斗投手(2年)の継投で粘る旭川大雪を退け勝利した。
黒岩公二監督(45)は「むこうのピッチャーが良いので、積極的にでつなぐ野球を目指した。全国ではまず一勝を目指します」と笑顔を見せた。
優秀選手賞に渡部選手が選ばれた。

決勝に挑んだ札幌豊平ボーイズナイン

篠原投手(札幌豊平)

優勝の札幌豊平ボーイズ=10月、札幌麻生
旭川大雪、中盤粘り見せるも準V
旭川大雪、五回に意地見せる!
7点差を追う五回、敵失と四球に乗じて1点。
尚も無死満塁から5番・小口拓馬(2年・北見ビクトリー出身)が、ライト前2点タイムリーでつなぐと6番・山内大昊(1年・近文レッドライナーズ出身)が、レフト前タイムリー。
さらに7番・日光太一(2年・末広野球少年団出身)の内ゴロが敵失を誘いこの回一挙5点を挙げ2点差と迫った。
しかし五回途中から登板の篠原投手の前に六回以降、凡打し得点圏に走者を進めること無く涙した。
優秀選手賞に田澤慶朔投手(2年・東光サンボーイズ出身)が選ばれた。
同チームは3年連続春季全国大会出場は叶わなかったが11月に行われる本庄市長杯で北海道代表として出場し初優勝を目指す。

田澤投手(旭川大雪)

準優勝の旭川大雪ボーイズナイン

準優勝の旭川大雪ボーイズ=10月、札幌麻生
函館ボーイズ3位
決勝の前に行われた3位決定戦では函館ボーイズが5-0で札幌北広島ボーイズを下し3位。
函館は初回、二死から3番・ジョンソン寿蓮(2年・函館アンビシャス出身)が、右中間を破る二塁打で好機を作ると続く4番・山口紅輝(2年・昭和ジャガーズ出身)が、左中間を破るタイムリ-二塁打で1点先制。
結果これが決勝点となった。
三回に1点、五回に5番・信平優太(2年・ききょう出身)のタイムリーなどで2点、
六回には1番・乳井快斗(2年・駒場フライヤーズ出身)のタイムリーで加点した。
優秀選手賞にジョンソン選手が選ばれた。

乳井投手(函館ボーイズ)

3位決定戦に挑んだ函館ボーイズ

3位の函館ボーイズ=10月、札幌麻生
札幌北広島ボーイズ4位
札幌北広島は函館先発の乳井投手の前に3安打無得点と苦しみ涙した。
優秀選手賞に菅原鉄生選手(2年・若草タイガース出身)が選ばれた。

3位決定戦に挑んだ札幌北広島ボーイズ

4位の札幌北広島ボーイズ=10月、札幌麻生
◆3位決定戦
函館ボーイズ
1010210=5
0000000=0
札幌北広島ボーイズ
(函)乳井、山口-濱田、正津
(札)但野、菅原-小竹森
▽二塁打:山口(函)
協力:(公財)日本少年野球連盟 北海道支部