第34回 まごわやさしい

まごわやさしい料理
第34回 まごわやさしい
「まごわやさしい」という言葉をご存知ですか? バランスの良い食事を心がけるために、必要な食材の頭文字を取ったものです。今回は「まごわやさしい」のお話をいたします。
「まごわやさしい」とは、
まめ:大豆製品
ごま:ごま、ナッツ類
わかめ:海藻類
やさい:野菜全般
さかな:魚全般
しいたけ:キノコ類
いも:いも類全般
…という意味です。
これらの食材には、それぞれ素晴らしい栄養があり、一度の食事で摂取することを心がければ、文句なしに栄養バランスが良いというわけです。
普段の食生活で、忙しいお母さんたちなら「まごわやさしい」を意識して調理するのは、難しいと思うかもしれません。
「まごわやさしい」は、なんとなく和食の料理を意識してしまいますし、和食であれば、育ち盛りのお子さんの箸の進みが悪くなる可能性もありますよね。
柔軟に考えれば、お子さんの好きなコッテリ系のメニューで「まごわやさしい」を摂取することは可能です。
今回の写真のメニューは、鮭とじゃがいものドリアと海藻サラダです。(作り方は割愛させていただきます)
鮭とじゃがいものドリアは、たまねぎ(やさい)、しめじ(きのこ)、鮭(さかな)、じゃがいも(いも)で「やさしい」が摂取できます。第29回コラムで、じゃがいものパワーのお話は既にしました。しめじは、ドリアのホワイトソースに使っている牛乳や、トッピングしているチーズに含まれるカルシウムの吸収を促進するビタミンDが豊富です。鮭は、ビタミン類が豊富で、DHAやEPAなどの脂肪酸が含まれています。
海藻サラダには、えだまめ、トッピングのごま、わかめを使っているので、「まごわ」が摂取できます。もちろん、「やさしい」の野菜も豊富です。
洋食でも、当然、中華料理でも「まごわやさしい」を使った料理はできます。
料理にたくさんの食材を使うことで、栄養バランスはさらに良くなりますし、日本のスーパーでは「まごわやさしい」の食材は簡単に手に入りますから、毎回の料理に意識して取り入れてみてくださいね。

老田よしえ
▽老田よし枝プロフィール
株式会社フェニックスサポート代表取締役。AFM北海道 主宰、アスリートフードマイスター1級。札幌メンタルビジョントレーニングセンター代表。
テレビ局でADとして勤務後、結婚。退職した後、夫婦で渡米。2001~2014年アメリカ・ニューヨーク州在住。現在、野球少年の2児の母として日々奮闘中。
趣味はスキー(SAJ公認スキー準指導員)。
★ブログ「ライスボ~ル アスリートフードマイスターの母による野球少年を大きく育てる方法。」http://www.athletefoodmeister-yoshie.com/
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