<道勢初>苫小牧選抜、初出場で初V!<淡路島大会>

初出場で初優勝を果たした苫小牧選抜=(写真・チーム提供)
学童野球のフィナーレを飾る第5回全日本選抜小学生野球選手権淡路島大会は最終日の9日、兵庫県淡路島・佐野運動公園第一野球場ほか2会場で準決勝・決勝があり、北海道代表の苫小牧選抜がISクラブ選抜(石川県)を6-1で破り、道勢として悲願の初優勝を飾った。
優秀選手賞には矢吹太寛投手 (6年・沼ノ端スポーツ少年団)が選ばれた。
第1回大会・石狩選抜出場、第2回大会・旭川選抜準優勝、第3回大会・札幌選抜第3位、第4回大会・函館選抜準優勝と道勢の活躍は目を見張るものが有るが過去、優勝は無く2度の準優勝と1度の3位が過去の成績。
同チームは10日、帰道予定。

優秀選手賞に選ばれた矢吹投手=(写真・チーム提供)
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◇【速報】1回戦・苫小牧選抜×オール江津ジュニア<淡路島大会>
▽石川将一監督の話
予選からの戦い方を変えず、超起動力野球を徹底したこと、そして、1日でも長くこのメンバーで野球をやりたいとう選手の絆が優勝に結び付いたと思っています。
子供達には、全国大会初戦の前に、自分の為に試合をするのではなく、全国大会出場に際し応援、ご支援をいただいた方々の為、そして、北海道予選で対戦してきたチームの方々のために、一戦必勝で試合に臨もうと円陣を行い、北海道勢として初の優勝を勝ち取ることができました。
また、北海道代表としてたくさんの方々からご支援、ご声援をいただきました事、感謝申し上げます。
苫小牧選抜は準決勝で岩手県選抜を7-2
苫小牧は初回、敵失に乗じて4番・吉田徠杜 (6年・日新スポーツ少年団)のタイムリーなどで一挙4点を奪い先制した。
続く二回にも先頭の1番・横谷 塁 (6年・拓勇ファイターズ)が、ライト前と二盗。
次打者が犠打で一死三塁と追加点のチャンスを作った。
ここで3番・松尾和則 (6年・ときわ澄川ライオンズ)が、ライト前のあたりをこれをライトが後逸し、松尾がそのままホームへ生還しこの回2点。
序盤で6-0と突き放した。
四回に2点献上されるもその裏、加点し7-2で勝利。
投げては先発・矢吹投手、三回から高杉景斗投手 (6年・日新スポーツ少年団)、六回を松尾和則 投手(6年・ときわ澄川ライオンズ)が、三者凡退に抑え道勢2年連続決勝進出を果たした。
決勝で強豪・ISクラブ選抜を6-1で下し初優勝
苫小牧は二回、先頭の4番・吉田が敵失で出塁すると二盗とボークで三進。
続く5番・福澤 旬 (6年・沼ノ端ジェッツ)の内ゴロがフィルダースチョイスとなり1点先制。
一塁に残った福澤が二盗を決めるとこのチャンスに6番・熊野瑠威 (6年・拓勇ファイターズ)が、きっちり犠打で送り一死三塁とチャンスを広げた。
ここで7番・坂野真音(6年・拓勇ファイターズ)の内ゴロがこれもフィルダースチョイスでこの回2点。
結果これが決勝点となった。
三回には一死一塁から3番・松尾が右中間を破る2点ランニングホームランなどで一挙4点を奪い6-0と突き放した。
四回に1点献上するも先発・矢吹投手、四回から松尾投手、七回の最終回は再び矢吹投手がマウンドに上り最後の打者を三振に斬って獲り初出場で初優勝を飾った。
※フィルダースチョイス=守備側の判断ミスによって発生するのでエラー(失策)のように感じますが、エラーとは別物です。
一塁に送球すればアウトになる状況で発生するので、基本的には打者は凡退。

閉会式で表彰を受ける苫小牧選抜=(写真・チーム提供)