札幌東、投手戦制しFBC代表掴む!<日本選手権道予選>

決勝打を放った服部(札幌東)
◆第48回日本選手権北海道大会
▽3位決定戦 札幌東シニア2-0釧路シニア=(9日・野幌第一球場)
同大会・準決勝で惜しくも敗れた札幌東と釧路が10日に行われるFBC-U15の出場権を懸け戦い、札幌東が投手戦を制し2-0で釧路を退け札幌ドーム行きを掴んだ。

札幌東ナイン
◆3位決定戦(9日)
札幌東
0000002=2
0000000=0
釧路
(東)相澤-大川原
(釧)高坂-平木(7回)-秋田谷
札幌東は0-0で迎えた七回、二死走者なしから1番・島村啓仁(3年・篠路ライオンズ出身)、2番・小原光之助(3年・東雲ファイターズ出身)、3番・長峯周汰(3年・白菊ファイターズ出身)らの連続四死球で満塁。
ここで4番・服部太海(3年・北発寒エンジェルス出身)が、決勝打となるセンター前ヒット。
三塁走者に続き二走・小原も生還し、2点タイムリーとなった。
絶対塁に出てやろうと打席に向かった服部は「捉えたボールはインコースのストレート。必死で喰らいつきました」と試合後、笑顔で打席を振り返った。
自粛期間中は「体幹トレーニングや素振りを自分で納得するまで振った」と服部。
チームの中では群を抜いて鋭いスイングを見せる服部君に今後も<注目>だ。

相澤投手(札幌東)
投げては相澤謙成投手(3年・東雲ファイターズ出身)が、強打の釧路打線を相手に七回7安打されるも堅いバックに支えられ要所を抑え見事完封で勝利した。
髙谷博志監督(52)は「オープン戦、一つも勝てなかった選手たちがここにきて成長している。相澤については故障明けの登板。こんなピッチングしてくれるんだったら昨日の新琴似戦に投げさせたんだが」と選手たちの成長に白い歯を見せた。
<発行人>
同チームは日本選手権道予選・3位は過去最高。
この試合では野手の正面をつく打球が多かったが、選手たちの振りは一応に鋭い。
冬季トレーニング、あるいは各自の自主トレの成果だと感じた。
髙谷監督の下、確実に力をつけている選手たちの成長に<注目>だ。

3位入賞の札幌東ナイン
釧路、惜しくも涙
釧路打線は7安打するも相手の堅守に阻まれ、ホームが遠かった。
先発した髙坂颯汰投手(3年・清明イーストベアーズ出身)は、六回まで0を重ねる好投。
七回に連続四死球でピンチをまねくも準決勝からの連投に彼を責めることはできない。
これまでの釧路の戦いぶりはまさにあっぱれ!

力投を見せた髙坂投手(釧路)

3位決定戦に挑んだ釧路ナイン

4位入賞の釧路ナイン
次こそは咲かせてください勝利の華を!
協力:日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟