おめでとう!札幌日大! 惜しかった北海道栄!ウォッチ!

札幌円山球場
おめでとう!札幌日大!
惜しかった北海道栄!ウォッチ!
戦前の予想通り、強豪同士の対決となった決勝戦。
前日の準決勝では、東海大札幌をサヨナラホームランで破った札幌静修と北海道栄が対戦。
コーナーワークが見事な常谷投手だったが、ホームランも含め10失点のコールド試合。
一方の準決勝、札幌日大とクラーク記念国際の対戦は、延長戦の末3本のホームランを放った札幌日大が競り勝った。
初優勝を目指す札幌日大と、勝てば30年振りの優勝となる北海道栄の対戦となった決勝戦。
もう知らない方も多いかもしれないが、両校は兄弟校といわれて久しい。
日本大学の付属高校だった北海道日大、1987年に札幌日大の開校のため北海道桜丘へと校名変更、更に2000年、北海道栄と校名を変え今に至る。
優勝した札幌日大と兄弟校といわれたのはこの為で、そこから数えてもう30数年が経った。
都市対抗の優勝経験がある大昭和製紙北海道(現日本製紙)野球部があり、少年野球、中学、高校、社会人に強豪チームが集まる北海道有数の野球の地であった白老町。
意識せずとも同じDNAを持つ両校の対戦はいつも接戦となり、札幌日大は春のセンバツに一度、北海道栄も今の校名になってからは春のセンバツに一度出場している(駒大苫小牧の代替出場)。
今回の対戦も多分に洩れず1点差の接戦、好ゲームだったこともあり、また決勝戦という最高の舞台での対戦は、関係者の方達にとっても感慨深いものだったに違いない。
しかし、両校含め全てのチームは、喜びも悔む暇もなく夏の予選へ向け始動している。
佐藤 大(北海道日大高~札幌大)
日本中学生野球連盟北海道支部/副会長