地元・木古内ジュニア逆転勝ちで2回戦進出!

マック南北海道大会
学童野球の高円宮賜杯第41回全日本学童軟式野球大会(マクドナルド・トーナメント)南北海道大会(北海道軟式野球連盟/主催)は3日、コロナの為開会式が中止となったが、試合は1回戦4試合が2会場で行われた。
北斗市運動公園野球場で行われた第二試合で地元・木古内ジュニアホークス(函館)が13年ぶりの全道出場で名門・拓勇ファイターズを8-6の逆転で下し、2回戦進出を果たした。
第一試合では岩見沢南ビクトリー(南空知)が終盤粘るJBC日高ブレイブ(日高)を9-8で退けた。
函館市西桔梗野球場で行われた2試合は新十津川ホワイトベアーズが7-2で室蘭祝津少年野球部を、恵庭和光ジュニアライオンズ(千歳)が8-1で北檜山ラウドネス(函館)を下し、それぞれ2回戦進出。

木古内×拓勇戦より
木古内ジュニアさわやか12人が全道初勝利!
木古内は四回終わって1-6とコールド負けも漂う中、五回の攻撃から一変。
先頭の7番・多田 基(6年)のセンターオーバー二塁打を足掛かりに8番・吉川恒誠(5年)のバントヒットで無死一、三塁から相手投手のボークを誘い1点。
これで流れが変わり四球や敵失が重なりこの回一挙4点を奪い1点差と迫った。
六回にも押し出し四球で1点を加え6-6とついに同点とすると迎えた七回、二死一、二塁から相手バッテリーに乗じ二、三塁から7番・多田がレフトオーバーとなるこの試合2本目となる二塁打で三走・駒木天翔琉(5年)に続いて山名優作(6年)も生還し、2点を奪い8-6と勝ち越した。
投げては三回から代わった西山絆来投手が(6年)、五回以降無失点に抑え拓勇打線を0に抑え勝利に導いた。
中村光希監督(33)は「一時は諦めかけたが、子供たちが最後まで諦めずに頑張ってくれた!あすも今日のように自分たちが一番弱いチームだと思って戦います」と全道初勝利を喜んだ。
◆1回戦
木古内ジュニアホークス(函館)8-6拓勇ファイターズ(苫小牧)
木古内ジュニアホークス
1000412=8
1221000=6
拓勇ファイターズ
(木)中山、西山(3回)-中森
(拓)松本-目時
▽二塁打:多田2(木)、林、大浪、経塚(拓)

木古内×拓勇戦より

1回戦に勝利した木古内ジュニアホークスナイン
拓勇ファイターズ、初戦で涙
0-1で迎えた初回、4番・林 慶次朗(6年)のタイムリー二塁打ですぐさま同点とすると二回には4安打を重ね2点と逆転した。
三回にも3安打で2点、四回1点と効果的に得点を重ね勝利を信じて疑わなかったが五回以降、木古内の驚異の粘りを止めることが出来ず序盤四回まで毎回得点で6-1と大量リードするも涙した。

1回戦に挑戦した拓勇ファイターズナイン
岩見沢南ビクトリー、粘るJBC日高を退け2回戦へ
岩見沢南は6-4と2点リードで迎えた七回、一死三塁のチャンスから5番・松本旺士(6年)、6番・奥山勇太(6年)の連続タイムリーで2点。
さらに一死三塁から7番・中井尊琉(6年)の内ゴロの間、三走・奥山が生還し一挙3点を奪い9-4と引き離した。
これで完全に決まったかに思えたが七回裏、JBC日高の集中打を浴び4点献上。
9-8の接戦を制し、2回戦に駒を進めた。
坂下賢一監督(54)は「勝てて良かったです。明日は2試合目なので今日よりは落ち着いてできると思う。オール6年生10人の活躍に期待したい」とさらなる選手の頑張りに期待した。
◆1回戦
岩見沢南ビクトリー(南空知)9-8JBC日高ブレイヴ(日高)
岩見沢南
0240003=9
0030014=8
JBC日高
(岩)横田、奥山(5回)ー高橋
(日)竹内、木村(3回)、竹内(7回)、福岡(7回)ー伊藤
▽三塁打:奥山(岩)
▽二塁打:幸嶋(岩)、佐藤、福岡、伊藤、竹内(日)

岩見沢南×JBC日高ブレイヴ戦より

1回戦に勝利した岩見沢南ビクトリーナイン
JBC日高、惜しくも1回戦で涙
1回戦で姿を消したJBC日高は6年生3人と少ないが脇を占める5年生を加えた精鋭が強豪と互角以上の戦いを繰り広げた。
七回裏の攻撃では1番・伊藤颯佑(6年)、2番・佐藤來覇(5年)、3番・竹内樹生(5年)の連続安打などで1点奪うと相手バッテリーを追い込み四球、さらに押し出し死球、さらに敵失を誘い1点差に迫る勢いを見せた。

1回戦に挑戦したJBC日高ブレイヴナイン
協力:北海道軟式野球連盟