札幌新琴似シニア、選手権3連覇!準V札幌大谷

表彰式での札幌新琴似シニアナイン
リトルシニアの第49回日本選手権北海道大会と第32回道新スポーツ杯夏季全道大会の準決勝・決勝3試合が7月4日、岩見沢市営球場で行われた。
決勝は札幌勢対決となり、札幌新琴似シニアが札幌大谷シニアを12-2で破り3年連続、15度目の優勝を果たした。
両チームは8月2日から始まる日本選手権全国大会(仙台市)、FBC大会(札幌市)の出場権を得た。
3位の旭川西シニアと小樽シニアは、春季優勝の札幌真駒内シニアとともに今月25日開催の林和男旗杯(北九州市)の出場権が与えられた。
日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟の主催、北海道新聞社HotMediaの特別協賛、北海道旅客鉄道の協賛で行われた。
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3年連続優勝の札幌新琴似シニアナイン
▽決 勝
札幌新琴似
3270000=12
0000020=2
札幌大谷
(新)半田、八巻、及川-高橋七
(大)竹島、篠原、竹田-岸田
▽三塁打 宮本(新)
▽二塁打 森下幹2、加藤、船木(新)、松下、篠原、竹田(大)
札幌新琴似、圧勝の3連覇
札幌新琴似の強打が爆発、2ケタ得点で札幌大谷を突き放して3年連続の道大会制覇を成し遂げた。
今年で監督就任35年目を迎えた生嶋宏治監督に選手たちはでっかいメモリアルプレゼントをした。
昨秋の新人戦は予想もしなかった予選リーグ敗退。
絶望的な屈辱と悔しさを味わった。
「気迫が足りない!」と生嶋監督。
選手に自信をつけさせ、気迫野球をするためには「練習しかない」。
それから徹底して打つ・守る・走る-の総合的な練習を繰り返した。
「量的にはこれまでにない経験をした」と振り返る。
春の王者は札幌真駒内に譲ったが、目標としていた選手権優勝はしっかりと守り切った。
選手たちが自ら切り開いた「気迫野球」が鮮やかな成果となってV3に繋がった。
「本当の戦いはここから。積み重ねた成果を全国でぶつける」。
監督の意気込みが熱く伝わってきた。
試合は序盤から札幌新琴似打線が爆発、三回まで12得点と札幌大谷の戦意を奪った。
1番、2年生ながら切り込み隊長の役割を十分果たした加藤大成(札幌ファイヤーズ出身)は、2点タイムリー打を含む4の3と活躍、それに刺激されたのか3年生も負けずに3番・宮本陽斗(3年・北発寒ファイヤーズ出身)、6番・森下幹大(3年・発東ヤンキーズ出身)がそれぞれ長打を含む3安打と大量点を生み出すキーマンとなった。

写真左は加藤 (札幌新琴似)
投げては期待の2年生ピッチャー、半田悠(東16丁目フリッパーズ出身)が、五回まで失点を許さず札幌大谷打線を完全に抑え込んだ。
今後の成長が楽しみな有望選手のひとりだ。

半田投手(札幌新琴似)
♢準優勝の札幌大谷・五十嵐裕次郎監督
昨秋、春季大会と悔しい負け方をしたので気持ちを切り替えて全員野球で臨んだ。
負けはしたが「やればここまで出来る」ことを選手たちもつかんだはず。
全国大会はさらにレベルが高くなるが、しっかり準備をして自信を持ってチャレンジしたい。

篠原投手(札幌大谷)

準優勝の大谷シニアナイン
▽準決勝
札幌大谷
0020201=5
0010001=2
小樽
(札)有澤、福島、篠原-岸田
(小)石井、大澤-金澤
▽二塁打 竹田、篠原(札)
旭川西
2001000=3
100300x=4
札幌新琴似
(旭)今富孔、竹田-黒木
(札)佐々木、山田-高橋七
▽本塁打 宮本(札)
▽三塁打 加藤(札)
▽二塁打 稲毛(旭)

3位の旭川西シニアナイン

3位の小樽シニアナイン