秋の全道へ一直線-月寒高の近藤君

守備には自信を持つ、月寒高の近藤君
「たきうち整形外科スポーツクリニック」(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に通院する「院内で見つけたアスリート」の今月の登場者は月寒高硬式野球部の近藤悠太君(17、2年)。
先月、中2の時に傷めた右ひじ(野球ひじ)の古傷が痛み出したため、大事をとってリハビリ治療を受けることにした。
スローイングの矯正を含めて秋の新人戦まで完全に治してビッグ大会に挑む決意だ。

月寒高野球部の副キャプテン、近藤悠太君
▽近藤 悠太(17、月寒高2年、二塁手=173センチ、63キロ)札幌・エルムファイターズ-札幌柏丘中軟式野球部-月寒高硬式野球部
中2の時に傷めた右ひじ(利き腕)のけがが再発したのは1か月前。
徐々に痛みが増し、投球に支障が出るまで悪化した。
スローイングの時、ひじが下がった状態など明らかにフォームの崩れを自覚するまでになった。
理学療法士の父親・淳さん(42)から「早期治療」を強く勧められ通院して治療を受けることにした。
幸い経過は順調に推移 し、秋までの完全復活が見えてきた。
「リハビリの先生から正しい投げ方を教えてもらい、いい感じで回復している」と近藤君。
野球は小学4年から始めた。
中学は全国大会にも出場したことのある軟式野球の強豪、札幌柏丘中(白石区)で活躍した。
中3の中体連全道大会では3回戦まですべてサヨナラ勝ちして準決勝まで進む伝説の記録も残した。
近藤君は今でもこの事が脳裏に焼き付き、一番の思い出になっている。
特に2回戦の恵庭恵明中戦は投手で出場した。
1-1同点で迎えた七回裏、9番・近藤君はスクイズを見事に決めてサヨナラ勝ち。
「準決勝は負けたけど、サヨナラ3試合を経験して、心底から野球をやっててよかったと思いました」と、今でもあの快挙を大切に胸の奥にしまっている。
二塁手として守備には自信を持ち、打撃も器用さを買われて月寒高野球部の2番、副キャプテンを務めている。
チームの目標は「全道大会出場」。
勉強に、野球に全力投球し公立校野球の実力を晴れ舞台で存分に見せたい-と願う。
そのためにもけがを早く治し、チームに完全復活することを第一に掲げ、今リハビリに奮闘している。
(記者の目・中山武雄)
自分のいいところ、悪いところを十分把握し練習に、試合に生かしている様子が伝わってきます。
将来の目標もしっかり立て、「医療関係の仕事に就き、野球をしていきたい」と話し、父親をリスペクトする姿も伝わり清々しい思いで取材を終えました。
札幌都心部で評判の整形外科スポーツクリニクック
「たきうち整形外科スポーツクリニック」は札幌都心部(札幌市中央区南1西6、北辰ビル2階)に位置する利便性と、専門性の高い診断、治療を行うスポーツクリニックとして全道的に名が知られている評判の整形外科病院。瀧内院長は、プロ野球帯同ドクターや高校野球全道大会の担当医師などを務める、スポーツ障害治療の第一人者で活躍している。
また、リハビリ担当の理学療法士らも豊富な知識と経験を持ち、迅速かつ確実な治療で患者の日常生活への早期復帰をサポートしている。当サイト・ストライクで連載した瀧内院長の「ドクターのフォームチェック」は野球少年・少女ら選手・監督やコーチにも人気となった。(バックナンバー)
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子&高田投手」小樽シニア、岩見沢シニア所属当時
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属当時
第3回「立野投手」真栄ボーイズ所属当時
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属当時
第5回「関根匡希」東ハリケーン所属当時
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属当時
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属当時
第8回「渡辺佑汰」札幌中央ビクトリー所属当時
♦問い合わせ♦
「たきうち整形外科スポーツクリニック」への問い合わせはメール、info@takispo.jp、☎011-241-8405へ。携帯電話から受付対応する「シマフクロウ・コール」が便利。
☆受付・診療時間☆
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取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック