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北海道選抜、祝初優勝!<総評+監督・主将メッセージ>

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初優勝の北海道チャンピオンシップ選抜=(写真・チーム提供)



沖縄県で27日、第30回かりゆし交流(第17回沖縄市長旗争奪)学童軟式野球大会が行われ北海道勢として初優勝に輝いた「北海道チャンピオンシップ選抜」。

同チームの渡辺 敦監督は仕事の関係で決勝を戦い終えた27日帰道していたが、選手他は28日の22時千歳着を予定していた。

しかし雪の影響で到着したのは同日23時を過ぎていた。

渡辺監督はこうした事態を想定し、選手に向けた思いをお手紙に綴り、監督からの挨拶とした。

 

この内容が素晴らしかったのでベースボール北海道ストライクでも紹介させていただくこととなりました。

加えて戦いの総評もいただきました。

 

また主将の河嶋敦大君(平岡カウボーイズ・6年)のメッセージも紹介させていただきます。

 

北海道チャンピオンシップ選抜、初優勝おめでとう!

 

大会を通じて(渡辺監督・総評)

3日間×2試合の述べ6試合を戦わせて頂きました。

点差だけ見ると初日、2日目は比較的楽に突破したように見えますが、実際はそうではなく、特にその日の2試合目は紙一重な戦力差で、序盤は相手のペースで進む苦しい展開でした。

 

この大会は一人1日70球の投球制限に加え、7イニング戦(時間制限2時間30分超えたら次イニングにいかない)のため、投手陣の出来がとても結果を左右しました。

 

初戦、3回戦、決勝と先発を任せた

藤川煌平(新陽スターズ)、均衡状態からきっちり引き継ぎ好投した木下雄斗(石山アトムズ少年団)など登板した投手は皆自分の役割をしっかり果たしてくれました。

最終的には6試合通じて1失点で勝ち抜けました。

この投手陣を始め、どんな場面にも慌てず守り抜いた守備陣もよくガンバりました。

大会を通じてエラーらしいエラーはありませんでしたし、声を掛け合いながら慣れないポジションでも問題なくこなしてくれました。

藤川投手=(写真・チーム提供)



苦しい第2戦、準々決勝、準決勝

の先発を経験豊富な林 将輝(みゆきフェニックス)に託しました。

大会を通じて登板がないときも2番センターとして常に出場。

随分負担がかかっていたと思いますが良く打ち、走り、守りと大車輪の活躍でした。

準決勝の様子=(写真・チーム提供)

大会を通じて一番苦しかった準決勝。

林が先発し、降板したあとセンターのポジションについた直後の五回裏、0-0の同点、二死三塁の場面で敵のセンター前ヒットを見事な捕球から送球で一塁で打者走者を刺して魅せた。

大ピンチを圧巻の攻守で回避した瞬間だった(センターゴロ)。

 

初回から終始劣勢の中、あのプレーで勢いがつき、六回表の先頭打者として出塁し、見事先制のホームも踏みました。

次の七回にも 二死、二塁で前打者でトップバッターの木村聡志(泉野イーグルス)が、この試合2回目の申告敬遠を受け一、二塁。

ここで林が試合を決めるレフトオーバーの2点タイムリーを放った。

登板では本来の調子ではなかったかも知れないが、苦しい場面でチームを救った数々のプレーはMVP級の活躍と評価したい。

 

全試合通じてフル出場をしたのが捕手の木村とショートの藤野丞杏(東海Fイーグルス)の二人です。

二人は攻撃でも1番と3番打者。

チームの軸として戦ってくれました。

安定した2人の存在がこの優勝に繋がったものと思います。



あと、練習から大会にかけてどんどん成長し続け活躍したのが、八重樫悠人(屯田ベアーズ)、太田銀士(赤平レッドレイズ)、大道悠海(美唄キングフェニックス)の3人。

この3人の存在がないと連戦を勝ち上がることは出来ず、八重樫は最後の決勝で優勝投手にもなりました。

とても苦しいところでいきなり登板し、抑えてくれた強靭なメンタルに感謝です。

 

太田は二塁手として安定した守備はもちろん、欲しい時に打ってくれるシュアな打撃でチームに活力を与えてくれました。

大道も大会中にどんどん成長し、三回戦で4打数4安打と大当たり。

準々決勝以降は外野手としてスタメンを勝ち取りました。

このように自らの力で場所を勝ち取る選手が出てくるチームはとても強いものです。

 

また外野陣を支え中軸を任せた佐々木俠羅(富良野東ドングリーズ)、秋山梓祐(留萌ニュースターズ)は、持ち前の能力の高さを発揮してくれました。

中学以降でもバリバリやれる能力の持ち主。

一層の飛躍に期待です!

 

そして全試合4番ファーストとして出場し、その姿、声、豪快な打撃でチームに明るさと力強さを与えてくれたキャプテン河嶋敦大(平岡カウボーイズ)はホントに1ヶ月半の間、献身的にチームを支えガンバってくれました。

良さを失わないようにしながらも更なる取り組みで一層の飛躍を願います。

 

と誰か一人の活躍ではなく、このように活躍した選手が沢山すらすらと出るくらい、チーム一丸で勝ち獲った優勝だったと思います。

 

また名前をあげていない選手もおりますが、その選手達も出場の際はしっかりと役割をこなし個性を発揮してくれました。

支えてくれた選手に感謝します。

 

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雪の中、最終調整する北海道選抜!

(写真・チーム提供)

(写真・チーム提供)



 

渡辺監督の話に耳を傾ける選手たち=(写真・チーム提供)

 

北海道選抜・父母=(写真・チーム提供)

表彰式より=(写真・チーム提供)

初優勝に喜ぶ選手たち=(写真・チーム提供)



【河嶋主将より】

チームが一丸となり、北海道勢として初の優勝することができてとても嬉しいです。

チーム結成時は、お互いに遠慮をしていたり、声をかけ合うことができなかったりと、チグハグな動きが多かったのですが、練習や試合をしていくたびにだんだんとチームがまとまっていきました。

 

沖縄に行ってからは特に、一試合一試合チームが強くなっていくことを感じることができました。

 

野球を続けていれば、今回の優勝メンバーと必ずまた会えると思うので、指導者の方々から教わった「感謝の気持ち」、「野球への取り組み方」、「礼儀」を大切にこれからも努力を続けていきます。

 

1ヶ月間ご指導いただいた渡辺監督、向井コーチ、岡部コーチ、サポートしてくださった保護者の方々、応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

 

2021 北海道選抜チーム(沖縄組)
主将 河嶋 敦大

河嶋主将のお手紙

チームをけん引した河嶋主将=(写真・チーム提供)



【渡辺 敦監督より】

本日をもって2021年度北海道選抜チーム(沖縄大会派遣)は解散となります。

しかし決して終わりではなく、「新しい始まりの時」でもあります。

チームを結成してから、様々な場面で「つながること」「一人一人の点ではなく線になること」を君達にはお願いをしてきました。

 

月形での2回の合宿や各練習、9回の練習試合を通じて少しずつ形になり迎えた今大会。

沖縄にて不安の中で迎えた初戦。

この初戦で少し緊張がほぐれた君達はのびのびとプレーをし、その後は一戦一戦と力を発揮し、大会中さらなる困難があったとしてもきっと乗り越えられたであろう余力を見せての優勝。

本当におめでとう。

そしてお疲れ様でした。

 

今回メッセージとして「三原色」という歌の歌詞を贈ります。

このチームの物語は今日をもって一旦途切れてしまいますが、16人は心のどこかで繋がっていると思いますし、やがてくる再会の時は、離れていた時間がまるで嘘のように当たり前に話し、盛り上がり、でもお互いの成長や努力に刺激をもらう。

そんなただの「仲良し」ではなく「仲間」になれた君達の関係はこれからさらに新しく始まります。

 

光の「三原色」は「赤」「青」「緑」です。「赤い夕陽」「青い空や海」「球場のきれいな芝や普段見られない木々の緑」を沖縄で感じることができたと思います。

最初はそれぞれが「破壊力ある打撃の赤色」や「スピードやセンスを感じさせる青色」「声やカバー、堅実さでチームを落ち着かせる緑色」など個性豊かな選手たちではあったものの、チームとしては一見あざやかな虹のようには見えますが、赤・青・緑がただあるだけのバラバラ集団でもありました。

しかし一人一人が自分の役割を真剣に考えて取り組み始めることによって赤・青が合わさって「紫」が生まれ、赤と緑が合わさり「黄色」が、青と緑が「水色」をつくり、チームに7色の橋が架かるようになってきました。

その橋をビクトリーロードにすることで大会では見事栄冠を勝ち取ることが出来ました。

 

三原色をすべて混ぜると白色になります。みんなで白色をつくり出し白星を重ねることによってまさに白い栄光の「光」となることができました。



しかし今後はその明るい光を感じながらも、日々の野球選手としての基本となる取り組みは地味で暗い「黒色」との戦いです。

光の三原色は「赤青緑」ですが色の三原色は「赤青黄」です。

色の三原色を全て合わせると黒くなります。

光を得るためには地道な黒い時間を大切にしてください。

それが自分の基礎、基本となり、光に向かって一歩ずつ自身を成長させてくれることでしょう。

 

野球選手の再会に多くの言葉は不要です。

そのプレー、表情、姿勢のすべてが見ていない時間を表してくれます。

今回の経験をもとに成長する姿を心から楽しみにしております。

 

1ケ月半の短い期間ではありますが、本当にありがとう。

 

2021 北海道選抜チーム(沖縄組)監督 渡辺 敦

写真左から渡辺監督、岡部コーチ=(写真・チーム提供)

渡辺監督の胴上げシーン=(写真・チーム提供)



ストライク発行人 大川

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A、リトルリーグのグランドサイズについて
①内野:一辺18.29mの正方形
②外野フェンスまでの距離:60.95m以上
③バッターボックス:縦1.82m、横0,91mの長方形
④投手板前縁から本塁後部先端までの距離:14,02m

B、試合球について
①プロ野球と同じボールを使用
②重さ:141.7g~148.8gで、周囲が22.9cm~23.5cm

C、バットについて
①木製でも金属製でも構わない
②長さ:83.8cm以下
③直径:5.7cm以下
④金属バットで:2018年よりバット本体にUSAが明記されていること

D、ヘルメットについて
①両耳付きの物を1チームで最低7個必要(顎紐については、「付いている物が望ましい」顎ガードについては、「任意で良い」)
②打者、次打者、前走者及びコーチはヘルメットを着用すること(コーチについて「着用が望ましい」)
E、スパイクについて
①ゴム製のみ使用可(金属製は使用不可)、また選手は同一のスパイクをチームで統一すること
F、プロテクターについて
①キヤッチャー(捕手):金属、ファイバー、プラスチック製のいずれかのカップサポーターと襟付きの長い胸当て・のど当て・脛当て・キャッチャー用ヘルメットを必ず着用すること

G、ミット(グラブ)について
①捕手は捕手用ミット(一塁手用ミットまたは野手用グラブとは違う)を使用しなければならない。
手を保護できる物であれば、形状・サイズ・重さの制限はない。
②一塁手は縦(先端から末端まで)が30.5cm以下、横(親指のまたからグラブの外線まで)が20.3cm以下のグラブまたはミットが使える。
重さの制限は無い。
③一塁手と捕手以外の各野手は、縦が30.5cm以下、横(親指からグラブの外線まで)が19.4cm以下のグラブを使用できる。
重さの制限は無い。
④投手はミットの縦目、紐、網を含めた全体が、一色でなければならない。(白色または灰色は不可)

H、投球制限について(リトルリーグ年齢にて)
①11-12歳:1日最大85球
②9-10歳:1日最大75球
③選手が1日に66球以上の投球をした場合、4日間の休息が必要。
④選手が1日に51~65球の投球をした場合、3日間の休息が必要。
⑤選手が1日に36~50球の投球をした場合、2日間の休息が必要。
⑥選手が1日に21~35球の投球をした場合、1日間の休息が必要。
⑦選手が1日に1=20球以下の投球をした場合、休息日は必要ない。

I、選手登録について
①全日本選手権の選手登録は、9名以上14名までの登録
※14名出場ルール(先発出場選手は、1回に限り再出場可能等)
②その他大会での選手登録は、9名以上20名までの登録 
※通常の野球ルール(再出場は無い)

J、その他について
①リトルリーグでは、投手が投球した球が打者にとどく前や、打者が打球を打つ前に走者は塁を離れてはいけないことになってます。これに違反し塁から早く離れて得点しても、その得点は認められませんし、走者はアウトになりませんが、元の塁に戻らなければなりません。
②試合で41球以上の投球をした投手は、その日は捕手を務めてはならない。
※北海道連盟特別ルールでは、
その日をその試合に置き換えて試合を行っております。
土・日で試合を行うため。
③試合で3イニング捕手を務めた選手は、その日投手に付くことは出来ない。
※北海道特別ルールでは、
そう日をその試合に置き換える。
④一日の試合数は、各チーム2試合まで
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