打線爆発!札幌・札苗スターズが圧勝初V

全道少年軟式野球大会・トーナメント表
道内少年野球のナンバーワンを決める「第51回全道少年軟式野球大会」の準決勝、決勝が8月3日、札幌・つどーむで行われ、札幌・札苗スターズが9-1で朝里H・東小樽合同を破り初優勝、参加419チームの頂点に立った。
3位は室蘭・鷲別ランナーズ、苫小牧・拓勇ファイターズが勝ち取った。
新型コロナウイルス感染対策を完全に行っての中、選手たちは元気に、最高のプレーを展開した。北海道軟式野球連盟・北海道新聞社の主催、北海道軟式野球連盟札幌支部の主管で行われた。

優勝旗を掴む札苗スターズ
◆決 勝
札苗スターズ
15021=9
00001=1
朝里H・東小樽合同
(五回コールドゲーム)
(札)中村、川股、中村-其田
(朝)武内、石橋-横山、武内
▽本塁打:其田(札)
▽二塁打:川口、其田、中村、晒谷、寺田(札)
準決勝9-0、決勝9-1と圧倒的な強さを見せた札苗スターズ。
序盤から猛打を発揮して危なげない試合を展開、念願の初タイトルを手にした。
来年はチーム創立50周年、一足早い古豪の素晴らしい”前祝い”となった。
指揮を執って7年目の高橋大二監督(54)は「投手陣の頑張りがよかった。今季は太陽杯で3位になりチームワーク力も上がっていたので結果が出てうれしい」と話し、ビッグタイトル獲得の喜びをかみしめていた。

試合終了後の札苗スターズ

札苗スターズメダル授与
見事な序盤攻撃だった。
一回表、先頭打者、キャプテンの川口尚人(6年)が、いきなり右翼二塁打で出塁し、3番・中村優希愛(6年)の犠牲フライで先制。
勢いをつけて二回、打者一巡の猛攻となった。
6番・晒谷朋樹(5年)、7番・寺田遼太朗(6年)が、相手失策で出塁、8番・野崎晴匠(6年)の犠打で進塁し9番・脇島脩汰(5年)の犠牲フライで2点目、1番・川口のタイムリーで3点目となり、続く2番・川股咲太(6年)の右前打、3番・中村の2点タイムリー、4番・其田陽輝(6年)の内野安打で一挙5点とほぼ試合を決めた。
さらに四回には其田のソロホームラン、6番・晒谷、7番・寺田の連続二塁打でこの回2点、五回に川股のタイムリー打で1点を追加し相手を突き放しコールドゲームに持ち込んだ。

決勝でもソロ本塁打放った其田(札苗スターズ)
1番から9番まで「好球必打」を絵にかいたような積極的なバッティングが光った。
49年の伝統が脈々と受け継がれてきた積極野球が念願の決勝で花開き、ついに頂点に立ったのだ。
切り込み隊長となりチームを引っ張ってきた川口キャプテンは「先頭打者が出ればチームが盛り上がる-といつもコーチに言われていたので、それを心がけていました。この優勝はうれしいですがまだ満足はしていません。昨年の優勝回数を超えるつもりで頑張ります」と力強く語った。

札苗スターズ・主将の川口

エース・中村優投手(札苗スターズ)

初優勝の札苗スターズ
♦準優勝の朝里H・東小樽合同チーム、藤原好宏監督(41)の話
このチームが誕生したときは「最低」のチームから始まった。
「勝つ」という気持ちが乏しく、まず精神面から鍛えました。
女性エース横山芽生投手を中心に守りを徹底してきました。
その最低のチームが最高の舞台(決勝)に上がれて選手に感謝したい。

横山さん(朝里H・東小樽合同チーム)

決勝までチームをけん引した武内主将

メダルが授与された朝里H・東小樽合同チーム

準優勝旗を掴む朝里H・東小樽合同チーム

準優勝の朝里H・東小樽合同チーム
◆準決勝
拓勇ファイターズ
01020=3
10021=4
朝里H・東小樽合同
(五回時間切れ)
(拓)経塚、横谷-佐竹
(朝)横山、武内、石橋-武内、横山、武内
▽三塁打:武内、石橋(朝)
▽二塁打:西村(拓)、長谷川(朝)
◆準決勝
鷲別ランナーズ
00000=0
3402x=9
札苗スターズ
(五回コールドゲーム)
(鷲)増山、阿部、森岡-阿部、森岡、阿部
(札)川口、中村-其田
▽三塁打:阿部(札)
▽二塁打:中村2、其田、川口(札)

第3位鷲別ランナーズ

第3位拓勇ファイターズ