2022チーム訪問<札幌新琴似シニア>
<第16弾>チーム訪問は、札幌市東区に室内練習場を構える中学硬式野球の札幌新琴似リトルシニアへ伺ってきました。
同チームは昨シーズン、第28回全国選抜野球大会・ベスト8、第50回日本リトルシニア日本選手権大会・ベスト4、さらには中学硬式野球の最高峰の第16回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップでは全国ベスト4と輝かしい成績を挙げた!
また同チーム出身の現役プロ野球選手は福岡ソフトバンクホークスの小林 珠維(21)、中日ドラゴンズの竹内 龍臣(21)の2人だ。
スイングスピード企画では小学6年生の新入団員が130キロオーバーの驚異的な数字を叩き出すなど話題が事欠かせない!
<3年生の進路>
3年生28人。
道外私立へ山梨学院、健大高崎、京都国際、日本航空山梨、青森山田。
道内私立はクラーク記念国際、札幌大谷、東海大札幌、北星大附、北海学園札幌、とわの森、札幌創成。
その他公立校。
生嶋宏治監督からは「このあとの高校野球は野球界の花形!中学野球で培ったものを遺憾なく発揮してください。陰ながら応援しております」とエールを送った。
<発行人>
今年大活躍だった札幌新琴似の3年生。
全国選抜大会をベスト8、夏の全国選手権をベスト4。
続く中学硬式野球最高峰と言われるジャイアンツカップでもベスト4。
素晴らしい活躍✨
攻撃面では好投手相手にも2回り目には1~9番まで打順関係なく攻略する凄みがあった。
守備面でも堅守が冴えわたる。
ヒット性の当たりを打たれるも新琴似の選手達の球際の強さで相手のチャンスの芽を摘んだシーンを私はこの目で何度も見た。
抜けたはずの当たりを好捕されると相手は落胆。
またこうした守備から攻撃へ良いリズムを促した。
所狭しとグラウンドを駆け回った3年生28人も新たなステージへ-。
春から道外私立へ9人が挑戦する。
道内で頑張るものと互いに刺激し合い大舞台での再会を思い描く。
<OBの活躍>
-福岡ソフトバンクホークス-
〇小林 珠維(こばやし じゅい)
21歳 帯広市出身
2019年10月に行われたプロ野球ドラフト会議 で、福岡ソフトバンクホークスより4位指名を受けた。
東海大札幌高ー札幌新琴似シニア-青葉パワーズ(登別市)出身
右投げ、右打ち
183センチ、86キロ
-中日ドラゴンズ-
〇竹内 龍臣(たけうち りゅうしん)
21歳 投手 札幌市出身
2019年10月に行われたプロ野球ドラフト会議 で、中日ドラゴンズより6位指名を受けた。
また、札幌創成高等学校からドラフト指名された初の選手だ。
ストレートの最速は147キロ。
球種はストレート、スライダー、チェンジアップ、ツーシーム、フォーク、カーブ。
札幌創成高-JBC札幌-札幌新琴似シニア-新川ウィーディス出身
右投げ、右打ち
180センチ、85キロ
<第94回選抜高校野球大会出場選手>
☆甲子園出場☆
〇小林 春輝
京都国際高・2年
札幌新琴似シニア-西琴似パンダーズ出身
右投げ、右打ち
164センチ、60キロ
※2017日本ハムジュニア
<2022南北海道大会出場選手>
☆甲子園出場☆
〇佐々木 涼斗
札幌大谷高・2年
札幌新琴似シニア-東16丁目フリッパーズ出身
右投げ、右打ち
178センチ、77キロ
※2017日本ハムジュニア
〇若山 空蒼
北星大附高・3年
札幌新琴似シニア-レッドアスレチックス出身
左投げ、左打ち
180センチ、84キロ
〇須藤 成登
北星大附高・3年
札幌新琴似シニア-札幌白石リトル(硬式)
右投げ、左打ち
175センチ、85キロ
〇福島 太陽
北星大附高・3年
札幌新琴似シニア-羊ヶ丘ブルースターズ出身
右投げ、左打ち
168センチ、68キロ
〇大塚 渉夢
東海大札幌高・2年
札幌新琴似シニア-東16丁目フリッパーズ出身
右投げ、左打ち
185センチ、71キロ
〇井樫 太希
北海高・3年
札幌新琴似シニア-前田リトル出身
右投げ、右打ち
176センチ、76キロ
※2016日本ハムジュニア
〇森田 修介
札幌創成・3年
札幌新琴似シニア-篠路キングスネークス出身
右投げ、右打ち
165センチ、65キロ
〇福田 彩人
札幌創成・3年
札幌新琴似シニア-月寒スターズ出身
右投げ、右打ち
168センチ、89キロ
<2022秋季北海道大会出場選手>
〇斉藤 隼人
札幌日大高・2年
札幌新琴似シニア-東16丁目フリッパーズ出身
左投げ、左打ち
180センチ、83キロ
※2017日本ハムジュニア
〇宮本 陽斗
北照高・1年
札幌新琴似シニア-北発寒ファイヤーズ出身
左投げ、左打ち
171センチ、65キロ
〇田家 天太朗
立命館慶祥高・2年
札幌新琴似シニア-北発寒ファイヤーズ出身
左投げ、左打ち
180センチ、71キロ
※2017日本ハムジュニア
〇大塚 渉夢
東海大札幌高・2年
札幌新琴似シニア-東16丁目フリッパーズ出身
右投げ、左打ち
185センチ、71キロ
<2022秋季東海大会出場選手>
〇越後 力
三重海星高・2年
札幌新琴似シニア
右投げ、右打ち
<新チーム>
2年生:23人 1年生:30人 6年生:27人(1月29日現在)
※6年生は現在も募集中です!
札幌新琴似、強いだけじゃない!
札幌新琴似リトルシニアの室内練習場の中は非常に綺麗に整理整頓が行き届いていた。
朝9時からの練習前と練習終わりに全選手で掃除を行う。
生嶋監督は「自分たちが使う室内練習場ですから当たり前です」。
もちろん生嶋監督の言う通りなんですが、何か緊張感が違う。
どこのチームも行っている清掃だが、真剣みが他と違って映る!
中学生が膝間づいて必死に人工芝を拭き掃除する姿、ネット補修をする者を見ていると自然と胸が熱くなった。
練習よりもこれが一番大事と言わんばかりにほぼ会話が無い状態で、黙々と行われていた。
身の回りをキレイにすること、服装をしっかりとすることは、一社会人では当たり前なこと。
部員80人が作業する姿を目の当たりにし、私は自然と背筋が伸びた。
こうした取り組みを10年ほど前から始めているという。
「自分の頭で考え行動する、危険を伴うもの以外はすべて選手自身が行う」と生嶋監督。
また練習前には監督より「今日のお題はセンバツについて」と選手たちに問いかけると次々と手を挙げ、一人ずつ自分の思いを口にした。
始めた当初は中々、発言する者は少なかったが段々意見できる者が増えてきたそうだ。
札幌新琴似では野球以外のこともしっかりと教えこんでいる。
三年間で野球のみならず、様々な取り組みを加味し強い精神力を培うことができるのであろう。
昨秋の秋季全道大会はDブロック(札幌新琴似、北広島、日高、大空、小樽、札幌中央)に属し、2勝2敗1分でよもやの予選リーグ敗退。
総得点25、失点11。
1試合当たり5得点と申し分は無い。
失点についても2.2と悪くない。
試合結果は次の通りだ北広島に8-0、小樽に12-0と大勝。
逆に敗れた試合は日高に4-8、札幌中央に0-2だ。
大空に1-1と分けた。
札幌中央戦では、左腕エース・近藤 祐投手(2年・花川スワローズ出身)から完封負けを喫した。
この日、近藤はストレートと変化球をともに低めに丁寧に集め、初回から打ちあぐねる形で凡打を築いた。
終始近藤ペースのこうした劣勢でも打破するために流れを変えるワンプレーが欲しい試合だった。
3年生と比較してはいけないが泥臭く、必死で食らいつく執念にも似た攻撃・守備が必要なのかもしれない。
そうしたワンプレーがナインを鼓舞し、相乗効果でしぶとさや粘り強さが備わった時、また札幌新琴似の強さが蘇るはずだ!
全国遠征で強豪と合い交える
全国の強豪が集う「2023リトルシニア野球和歌山大会」(和歌山シニア主催)へ今年も参加。
大会は1月7~9日、和歌山県紀三井寺球場を主会場に行われ、44チームが15ブロックに分かれリーグ戦を行った。
札幌新琴似は大阪福島、草津、奈良西、大阪城東と対戦した。
毎年恒例となっている、冬期間鍛え上げた成果をここで試す場所と位置づけ今年も参加全選手がまんべんなく出場した。
また「2023スプリングキャンプマッチ」IN静岡(主催/掛川リトルシニア)から今年も招待状が届いた。
大会は2月4・5日の二日間、静岡県内の球場で行われ、30チームがリーグ戦で対戦。
参加チームは全国の名門・強豪ばかり。
東北からは青森山田、東北楽天。
関東からは静岡裾野、武蔵府中、中本牧、千葉市、世田谷西。
関西からは河南、五條、和歌山、大阪福島など。
<和歌山大会>
◆リーグ戦①(1月7日、市立和歌山高校グラウンド)
札幌新琴似5-5大阪福島
大阪福島
103010=5
000050=5
札幌新琴似
(福)小泉、東田-古賀
(新)櫻田、渡部、菅原-中谷
▽三塁打:長崎(福)
<先発メンバー>
①小野悠 ショート
②大塚 ライト
③森 レフト
④浅野 センター
⑤中谷 キャッチャー
⑥佐藤蓮 ファースト
⑦櫻田 ピッチャー
⑧菅原 サード
⑨小野太 セカンド
◆リーグ戦②(1月7日、市立和歌山高校グラウンド)
札幌新琴似2-5草津
札幌新琴似
000011=2
221000=5
草津
(新)大塚、小野悠、嶽石-関陽、佐藤蓮
(草)足立、大谷-赤塚
▽三塁打:其田(新)、高見2(草)
▽二塁打:赤塚、久保(草)
<先発メンバー>
①西 セカンド
②丹場 サード
③関雄 センター
④其田 レフト
⑤石田 ライト
⑥関陽 キャッチャー
⑦大塚 ピッチャー
⑧菅沼 ショート
⑨下村 ファースト
◆リーグ戦③(1月8日、和歌山東高グラウンド)
札幌新琴似12-2奈良西
札幌新琴似
21333=12
10100=2
奈良西
(五回コールドゲーム)
(新)渡部、嶽石、小野-佐藤蓮、中谷
(奈)北川、阪田、木田、中田-竹本
▽三塁打:森、下村、嶽石(新)、森田(奈)
▽二塁打:其田2、渡部2(新)
<先発メンバー>
①小野 セカンド
②浅野 センター
③森 レフト
④其田 ライト
⑤渡部 ピッチャー
⑥嶽石 サード
⑦下村 ファースト
⑧菅原 ショート
⑨佐藤蓮 キャッチャー
◆リーグ戦④(1月8日、和歌山東高グラウンド)
札幌新琴似8-4大阪城東
大阪城東
0100300=4
400301x=8
札幌新琴似
(城)豊山、宮川-花本
(新)櫻田、安井、菅原-神下、小川、中谷
▽三塁打:京田(城)、丹場(新)
▽二塁打:梅本(城)、田中(新)
<先発メンバー>
①菅沼 ショート
②大塚 レフト
③櫻田 ピッチャー
④佐藤蓮 ファースト
⑤石田 ライト
⑥丹場 サード
⑦神下 キャッチャー
⑧菰田 センター
⑨横田 セカンド
-新入団員・6年生-
〇後藤 宗一郎
6年・幌西フェニックス出身
右投げ、右打ち
〇濱 光騎
6年・緑丘ホーマーズ出身
右投げ、右打ち
〇中根 翔
6年・西発寒ホークス出身
左投げ、左打ち
〇渡邊 翔天
6年・手稲東ファイターズ出身
右投げ、右打ち
〇山﨑 太雅
6年・篠路ビッグファイヤーズ出身
右投げ、右打ち
〇津村 真希
6年・厚別ファイターズ出身
右投げ、右打ち
〇小田桐 悠斗
6年・東雲ファイターズ出身
右投げ、右打ち
〇中村 優斗
6年・東雲ファイターズ出身
右投げ、右打ち
〇和田 昊大
6年・南スーパースターズ出身
右投げ、右打ち
〇浅利 優介
6年・新光スワローズ出身
右投げ、右打ち
〇安田 啓人
6年・篠路ライオンズ出身
右投げ、右打ち
〇中村 一葵
6年・東16丁目フリッパーズ出身
右投げ、左打ち
〇矢作 コナー
6年・札苗スターズ出身
右投げ、右打ち
〇高木 幹太
6年・あいの里バイソンズ出身
右投げ、右打ち
〇佐井 悠真
6年・東札幌ジャイアンツ出身
右投げ、右打ち
〇池田 岳斗
6年・東札幌ジャイアンツ出身
右投げ、右打ち
〇平 昊己
6年・大谷地ヤングタークス出身
右投げ、右打ち
〇其田 陽輝
6年・札苗スターズ出身
右投げ、左打ち
〇有山 大陸
6年・月寒アパッチャーズ出身
右投げ、右打ち
〇太田 幸成
6年・月寒スターズ出身
右投げ、右打ち
〇松尾 醍知
6年・栄ゴールデンキングス出身
右投げ、左打ち
〇松田 来翔
6年・東16丁目フリッパーズ出身
右投げ、右打ち
〇山田 琉心
6年・中の島ファイターズ出身
左投げ、左打ち
〇阿部 有剛
6年・あいの里バイソンズ出身
右投げ、右打ち
〇大川原 莉王
6年・東グレートキングス出身
右投げ、右打ち
〇荒生 彪毅
6年・厚田ポセイドン出身
右投げ、右打ち
〇徳倉 一希
6年・月寒スターズ出身
右投げ、右打ち
<主将>
〇丹場 祥平(たんば しょうへい)
2年・東16丁目フリッパーズ出身
右投げ、両打ち
164センチ、61キロ
※2020日本ハムジュニア
※昨秋は9、6、1番・三塁手兼投手として出場した。
丹場主将は「全国制覇を本気で狙いに行きます!」と意気込んだ。
<施設>
〇グラウンド:マツダ球場(札幌市北区新川773)
〇室内練習場:丘珠練習場(札幌市東区丘珠町530)
<活動>
平日練習:(冬)水曜日、(夏)火・水・木曜日 スタートは特に決めておらず~19:00
土日祝日:9:00~15:30
<遠征>
和歌山遠征(1月)、静岡遠征(2月)
※冬季間の練習の成果を試す場であり、全国強豪チームとの対戦で全国トップレベルを身をもって経験。
<団費ほか>
〇入団費:10,000円
〇団 費:5,000円(月額)
〇その他費用:2,000~3,000円(月額)
〇室内練習場費:30,000円(初年度)
〇グランドコート:3,000円(3年間貸与)
〇試合用ユニフォーム:16,500円
〇試合用帽子:2,700円
ジャージ:19,200円
ジップジャン:8,900円
備考:2018年10月1日現在の金額であり改定になることがございます。(札幌新琴似シニアホームページより)
<スイングスピード>
☆第1位 136キロ
〇其田 海翔(そのだ かいと)
2年・札苗スターズ出身
右投げ、右打ち
177センチ、72キロ
☆第2位 132キロ
〇渡邊 翔天(わたなべ しょうま)
小学6年・手稲東ファイターズ出身
右投げ、右打ち
171センチ、57キロ
☆第3位 131キロ
〇小野 太雅(おの たいが)
2年・新光スワローズ出身
右投げ、右打ち
170センチ、58キロ
協力:札幌新琴似リトルシニア