2022チーム訪問<札幌中央シニア>

冬季練習に励む選手たち(札幌中央)
<第17弾>チーム訪問は、石狩市樽川にグラウンド及び室内練習場を構える中学硬式野球の札幌中央リトルシニアへ伺ってきました。
同チームは昨シーズン、ゼット旗杯全道大会でベスト4の活躍があった。
また今シーズンから2014夏の甲子園初出場した武修館高で当時主将を務めた千葉祐也さん(26)がコーチとして就任。
偶然にも創部40年目で初の甲子園切符を手にした武修館を率いた当時監督・小林正人氏(小樽双葉高野球部顧問)も当時26歳。
今後の千葉さんの指導力にも期待がかかる!
スイングスピード企画では130キロオーバーも飛び出す好記録もあった。
<3年生の進路>
3年生8人。
私立ではクラーク記念国際、札幌山の手、小樽双葉。
その他公立校。
廣田直明監督(48)は「日本選手権では勝ち切れなかったが、その後ゼット旗杯では今までの成果がようやく表れ、努力が報われた瞬間に立ち会うことが出来ました。これからも努力を忘れないで頑張って下さい」と心温まるメッセージがあった。
<OBの活躍>
<2022南北海道大会出場選手>
〇斉藤 主眞
北星大附高・3年
札幌中央シニア-新琴似スラッガーズ出身
右投げ、右打ち
178センチ、74キロ

トレーニングルームに貼りだされていた各選手のマンダラシート
<新チーム>
2年生:8人 1年生:17人 6年生:10人(2月5日現在)
※6年生は現在も募集中です!

札幌中央シニア・2年生
―廣田監督の話―
昨秋は大きな得点力は無かったが、大きな失点も無く戦えた。
投手陣は左腕の近藤 佑(2年・花川スワローズ出身)が、昨秋の新琴似戦のあと故障してしまったが現在は回復。
長身右腕の木村日向(2年・新琴似パワーズ出身)は、昨秋から球速も上がり加えて安定感も出てきた。
捕手の千葉昌也(2年・南線ファイターズ出身)もボールに力があり現在、投手としても育成中だ。
守備については比較的安定している。
デフェンス面は今シーズンも最少失点で粘り強く投手を中心に守り抜いてもらいたい。
<攻撃に課題>
昨秋は打線につながりが無く、淡白なバッティングが目立った。
もう少し粘り強くしたい!
選手個々人の持ち味を活かし、粘り強さが急務―。
やがては点が線となりつながりを見せてくれると思う。
最近は、スイングスピードも急に上がってくるなど体力作りの効果も加味し、打力も上がってきているようにも思う。
攻守において2年生だけではなく1年生がもっと上を脅かす存在になってもらいたい。

冬季練習に励む選手(札幌中央)

冬季練習に励む選手たち(札幌中央)
<発行人>
まずチーム訪問で感じたのは雰囲気の良さ。
チーム内での人間関係も良好だろうと想像する。
1年生の学年キャプテンに「イチオシ選手」にも挙げられていた大橋さんがいた。
女性ならではの気づかい目配りが感じられる。
一方、男子の中に居ても何ら違和感なく溶け込んでいる姿も自然に映る。
こうしたチームの共通項は「チーム全体のレベルを引き上げる中で自分もより上達する」を体現できているからに他ならない。
この調和がとれているチーム内バランスを札幌中央の伝統とした時、オンリーワンの強いツールを手に入れたと同じ。
素晴らしいと思う✨
―札幌中央の上昇のカギを握る投手陣-
今シーズン、近藤がケガをしずらいフォームを習得し、シーズン通して投げ抜くこと―。
また昨秋から近藤のいない穴をを埋めた木村がもうワンクラス上のボールの質で相手打者を抑え込むような実戦タイプの右腕として成長できれば上位進出は必然だ。
2人は良きライバルとして互いに切磋琢磨しながら成長することが引いてはチームの為となる。
攻撃では影響力の高い千葉を中心に1~9番まで、安打だけではなく多くの四死球を選び出塁率を高めることが急務だ。
廣田監督がおっしゃる通り、粘り強くチャンスを生かす。
そのためにも「もらったチャンス」はしっかり得点につなげたい。
同チームはフィジカル強化にも力を入れその効果も徐々に表れているようだ。
ボート漕ぎマシンを使うなど自分の限界に挑戦!
全身の筋肉を使い有酸素運動を繰り返すことで、背中や体幹も鍛えられる優れものだ。
シンプルだがハードなトレーニングだからこそ、しっかり食事にも目を向け、加えて睡眠時間も確保したい。
高校・大学・社会人に向けた「つなぎ役」に札幌中央リトルシニアはしっかりと努めたい。
―新入団員・6年生―
〇保苅 昊輝(ほかり こうき)
北九条パンサーズ出身
右投げ、右打ち
〇佐々木 崇(ささき しゅう)
花川スワローズ出身
右投げ、右打ち
〇出田 丈翔(いでた たける)
花川南ホークス出身
右投げ、右打ち
〇吉川 翔琉(よしかわ かける)
南線ファイターズ出身
右投げ、右打ち
〇河上 優心(かわかみ ゆうしん)
花川南ホークス出身
右投げ、右打ち
〇岸本 冬馬(きしもと とうま)
前田リトル出身
右投げ、右打ち
〇遠藤 煌生(えんどう こうせい)
花川南ホークス出身
右投げ、両打ち
〇髙田 奏佑(たかだ そうすけ)
ポルテ札幌西出身
右投げ、右打ち
〇山本 空臥(やまもと くうが)
前田リトル出身
右投げ、両打ち
〇佐藤 奏瑠(さとう かなる)
琴似アイガーズ出身
右投げ、右打ち

札幌中央シニア新入団員の6年生
<主将>
〇千葉 昌也(ちば まさや)
2年・南線ファイターズ出身
右投げ、右打ち
167センチ、66キロ
廣田監督は「走・攻・守すべてにおいてチームをまとめられる選手。性格的にも明るく、チーム全体にもその明るさが波及効果として表れている」と絶大な評価を示した。
千葉主将は「チーム全員で力を合わせて全国大会出場します」と目を輝かせていた。
基本的に守備からリズムを作り攻撃につなげていくスタイル。
昨秋は3番・千葉、4番・木村、5番・近藤ら3人を軸としてクリーンナップが打つとチームは一気に盛り上がる!

千葉主将(札幌中央)
<イチオシ選手>
〇大橋 彩愛(おおはし さら)
1年・麻生野球少年団出身
右投げ、右打ち
158センチ
廣田監督は「しっかり者で、1年生の学年キャプテンを任せている。どんなキツイ練習でも笑顔を絶やさず頑張っている選手」と普段の頑張りを評価した。
大橋は「ピンチな場面でもどんどんプラスな言葉を出すよう心掛けている。みんなから憧れる選手になるよう努力してチームを引っ張っていきたい」と意識の高さを示した。
〇米野 さくら(よねの さくら)
1年・新川ファイヤーバード出身
右投げ、右打ち
162センチ
廣田監督は「守備ではそん色なく試合出場できるレベル。課題はバッティング!この冬、もう少し力をつけてほしい」と期待した。
米野は「何事にも諦めないで取り組みたい」と意欲を示した。

<イチオシ選手>写真左から米野さん、大橋さん(札幌中央)
<施設>
北海道石狩市樽川456
球団敷地内に、グラウンド、屋内練習場、トレーニングルーム、屋内ブルペンと充実した施設。
天候や季節に左右されず一年を通して練習できる。
グラウンド:両翼92m、センター113mの本格的硬式野球場。
室内練習場:屋内練習場、トレーニングルーム、屋内ブルペン

トレーニングルームでボート漕ぎトレーニングする選手たち(札幌中央)
<活動>
平日練習:火・木曜日(18:00~20:00)
土日祝日:8:00~16:00
<遠征>
秩父別合宿(1月)2泊3日、日高遠征(4月)1泊2日
岩内遠征(7月)※1、2年生新チーム1泊2日
<団費ほか>
〇入団費:5,000円
〇団 費:10,000円
※兄弟割引有、2人目以降6,000円
※団費は球団用具、連盟費、選手登録費、保険などに充てられます。
<野球道具・用具について>
▽球団名入りの指定用品(※毎年多少の価格変動がございます)
〇グラウンドコート:17,800円
〇試合着(上):5,850円
〇試合着(下):4,800円
〇試合用ストッキング:2,600円
〇チームバック:9,300円
〇練習用帽子:2,400円
〇試合用帽子:3,200円
〇Vジャン(白):9,000円
〇チームジャージ(下):5,100円
〇応援Tシャツ(保護者用):5,000円
〇専用練習着(赤):3,400円
〇専用練習着(紺):3,980円
新入団員(6年生)の団費は入団時期にかかわらず4月(中学進学時)より納入となります。

札幌中央シニア1年生
<スイングスピード>
☆第1位 133キロ
〇朝倉 唯斗(あさくら ゆいと)
2年・新琴似パワーズ出身
右投げ、右打ち
167センチ、69キロ
☆同位 133キロ
〇木村 日向(きむら ひなた)
2年・新琴似パワーズ出身
右投げ、右打ち
178センチ、70キロ
☆2位 129キロ
〇上野 颯人(うえの はやと)
2年・緑苑台ファイターズジュニア出身
右投げ、左打ち
右センチ、左キロ
☆第3位 126キロ
〇千葉 昌也(ちば まさや)
2年・南線ファイターズ出身
右投げ、右打ち
167センチ、66キロ

スイングスピードに挑戦!写真左から上野、朝倉、木村、千葉(札幌中央)
協力:札幌中央リトルシニア