リトルシニア道連盟が創立50周年

創立50周年祝賀会であいさつする伊藤儀隆理事長
道内硬式野球の礎を築く日本リトルシニア中学硬式野球協会北海道連盟が今季創立50周年を迎え、2月18日札幌市中央区のホテルで「2022年度納会と創立50周年祝賀会」が行われた。
創立時4チームでスタートした同連盟は今では34チームが加盟し、中学硬式野球リーグでは道内最大の組織となった。
関係する来賓者、チームの監督・コーチら120人余が参列し、球史の労苦に感謝するとともに今後のさらなる発展を誓い合った。

ビンゴ大会で盛り上がった祝賀会会場
北海道連盟の誕生は1973年(昭和48年)。
札幌北球団の前身、東亜ライラックなど4チームでスタートした。
創成期の詳細な記録は残っていないようだが、今回特別表彰された元北海道連盟理事長の梶浦正治氏(前札幌北球団会長)、球場の提供を続けた札幌市の(株)小鍛冶組らの熱い思いが今日の大きな発展につながったことは歴史が証明しているといえる。

特別表彰された梶浦正治・元北海道連盟理事長(代理)
現在のチーム数は34。
全道を網羅する”区割り”も素晴らしく、1,200人を超える選手が在籍している。
卒団性は1万人を超え、プロ野球選手も続々誕生し29人にも及んでいる。
来月開幕するWBC日本代表に選ばれた北海道日本ハムファイターズの伊藤大海投手は函館東シニアの出身で活躍が期待されている。
祝賀会には120人余の関係者が集まり50年の労苦をたたえ、今後の発展を祝した。
開会の挨拶をした伊藤儀隆・北海道連盟理事長は「3年間のコロナ禍での開催は、規模縮小など工夫の連続だった。関係者の皆さまのご協力があったから乗り越えられた」と感謝し、全国大会で活躍した札幌新琴似シニアチームなどを称賛した。
また「卒団性OB(1期生)がチームに戻って指導する現実がみられるようになった。このことが一番うれしい」と歴史の刻みを振り返り、感謝を述べた。
来賓のNPO法人北海道野球協議会の柳俊之理事長らからも50周年を祝う言葉が贈られた。
会場は終始和やかに、最後は豪華な賞品が当たるビンゴ大会で盛り上げ終了した。

特別表彰された(株)小鍛冶の小鍛冶洋介社長

小社ストライクからもお祝いの花輪を飾らせてもらいました