北斗BBC、攻守盤石で全勝!

北斗ベースボールクラブ
中学硬式野球のポニーリーグ春季リーグ戦が6日、札幌麻生球場で北斗ベースボールクラブと今年から新加盟した札幌白石ポニーリーグとの最終戦を行った。
試合は北斗BBCが札幌白石を5-1で退け、3戦3勝の全勝。
北斗BBCが同リーグでは盤石の強さを見せ大会を終えた。
目指すは東京都で行われる全日本選手権大会(7月)、北海道でリーグの垣根を越えて戦うジャイアンツカップ道予選(7月)、FBC U15(8月)と、それぞれに照準を合わせていた!
攻守で盤石!
先取点は二回、7番・成田啓悟(2年・浜分ヤンキース出身)の犠飛などで2点を奪った。
結果これが決勝点となった。
続く三回にも5番・長谷川綾駕(3年・北浜スポーツ少年団出身)のセンター前タイムリーヒットで1点。
五回にも長谷川、西館 輝(2年・東山エンジェルス出身)のタイムリーで2点を奪いダメを押した。

五回、二死二塁からタイムリー三塁打を放った長谷川(北斗BBC)
投げては先発の関谷 一秀(3年・本通クラブスポーツ少年団出身)、三回から西館、最後は小箱凛太郎(2年・北浜スポーツ少年団出身)の継投で粘る札幌白石に走者を許すも要所を抑え七回1失点で勝利した。
松尾 全監督(51)は「投手を中心にリズムよく守れた。打線も良い形で得点を挙げてくれた。でもまだまだです」と勝っても勝利に浸ることも無く次戦を見据えていた。
同チームは3月に沖縄県で行われた第8回全日本選抜中学硬式野球大会・2回戦で関東の強豪・将門ベースボールクラブ(茨城県)と対戦。
試合には敗れたものの「レベルの高い戦いで、攻守で良い経験ができた」と松尾監督。
同リーグは6月に行われる全日本選手権北海道予選で全国大会やジャイアンツカップ道予選、FBC出場権が決まる。
今後も北斗ポニーベースボールクラブに注目だ!

先発した関谷投手(北斗BBC)

中継ぎで好リリーフを見せた西館投手(北斗BBC)
新加盟・札幌白石、初勝利はお預け!
今年から新規加盟した札幌白石ポニーリーグは春季リーグ3戦0勝に終わった。
攻撃では5安打で1得点。
パンチ力のある打者も揃い、打線がつながれば面白い打線へと期待値が上がる。
得点圏での勝負強さがカギとなる。
先発の赤坂一耀(3年・岩見沢南ビクトリー出身)は、立ち上がり走者を置いても落ち着いたピッチングがあった。
五回からマウンドに上がった北川悠晟(3年・里塚イーグルス出身)も北斗の流れを止めるピッチングがあった。
チームの課題は?の問いに、小原丈敏監督は「課題は守備力です。この結果に選手たちがどう捉えるか?課題の守備力強化を図りたいのか、それよりも打力向上に目を向けるのか。選手たちの自らの考えを尊重し、これからもサポートしていきます」と後方から下支えを強調した。

先発した赤坂投手(札幌白石ポニー)

新加盟の札幌白石ポニー
ポニーリーグはアメリカ発祥で日本では1975(昭和50)年に誕生し、今年で50年目を迎える。
北海道連盟・黎明期には北海ベアーズ(現在休部中)、当別バロンズ、札幌ロイヤルズ(現札幌ボーイズ)があった。
この記念すべき節目に日本ポニーベースボール協会(広澤克実理事長)は7月に協会創設50周年式典を予定し、全国246チームから代表者と選手数人ずつを招待する予定だ。
また北海道内でも活発な取り組みがあり6月29、30日に江別市の野幌運動公園などで広澤克実杯マルハンカップ北日本選手権大会が開催。
大会には関東連盟・東北連盟などの所属チームも参加する。
8月17、18日の両日には、道南北斗市でマルハンカップ 北海道・北東北大会も行われる。
協力:ポニーリーグ 北海道連盟