29年目、石狩中央シニアを訪問!
25日、石狩市花畔にある中学硬式クラブチーム『石狩中央シニア』さんにおじゃました。雪混じりの寒風を覚悟して臨んだ取材だったが、この日はかなり気温もゆるくありがたい一日だった。現在のチーム構成は2年8人、1年12人、新入団員の6年生の8人を加えて合計28人となるが、まだまだ新入団員募集中だそうだ!また野球以外の取り組みで選手育成も図っていた。OBには西武ライオンズ田代選手(石狩中央シニア-東海大四高-八戸大)も当チーム出身。(書き手大川祐市)
チームの特徴!
今年で29年目を向かえる老舗チーム『石狩中央シニア球団』を率いるのは、川西新悟監督(64歳)監督歴は実に23年目。「時代ともに選手も親も変わってきている。我々指導者も時代と共に変わらなければいけない」と説得力があった。『敵は我なり』と話す川西監督の言葉が象徴的だった。
昨秋新人戦では2勝3敗の成績で、決勝トーナメントを逃した。ゲーム中盤で守備の乱れ等が要因で敗戦となるケースも少なくなかった。新チームは投手陣が比較的安定しているので、野手陣の守備力向上が大きなテーマといえる。春までのさらなる取り組みに期待したい。
今年はチームの目標でもある全国大会出場を、是が非でも決めたい!
投手陣は主将でありエースの2年岡本一毅君(石狩フォーカス出身)が主戦だ。真っ直ぐと変化球のコンビネーションで打たせて取るピッチングが持ち味。「秋から全国大会出場を目指して頑張っている」と話してくれた主将岡本君。つづく2年石田 涼君(大栄クーガーズ出身)はアンダースローで内外角を広く使ってタイミングをズラして打ち取るピッチングで、昨秋は抑えでチームに貢献した。2年本田瑞貴君(屯田ベアーズ出身)は左腕。ワンポイントの起用に応えたが、コントロールにまだ課題があり今春までコントロール向上に取り組む予定だ。1年生ながら実力をつけてきた笹森広樹君(石狩フォーカス出身)は、チーム1の身体能力の持ち主で、ボールに力が有り真っ直ぐでぐいぐい押せるタイプだ!今年はケガ無く飛躍の年としたい。
~野球以外の取り組みで選手育成を図る~
除雪ボランティア
除雪作業が困難なお年寄りや独り暮らしのお宅などを対象にした「除雪ボランティア」を毎年チームで行っている。窓が雪で埋まった状態での生活を余儀なくされているご家庭も少なくない。昨年は札幌市東区で行い。今年は2月に石狩市内を予定している。始まりは「自発的に何かやろう」がスタートだった。それであれば日頃お世話になっている近隣住民の方々への恩返ししたいと考え、10年前から取り組んでいる。
【この日の練習メニュー】
(AM)
8km程度のロードワーク
ダッシュなどサーキット
体幹トレーニング
(PM)
バッティング
16:00まで
◆田代将太郎(西武ライオンズ-八戸大-東海大四高-石狩中央シニア出身)
石狩市立花川南小学校4年時から野球を始める。石狩市立花川南中学校時代は、石狩中央シニアに所属。
東海大学付属第四高時代、3年時の夏は南北海道予選の札幌支部予選で敗退。甲子園出場経験は無し。高校卒業後は、北東北大学野球連盟に加盟する八戸大学に進学。1学年先輩に、塩見貴洋と秋山翔吾がいる。1年時の春からベンチ入り。2年時の春からレギュラーに定着すると、春・秋連続でベストナインに選出された。3年時の春は肘を痛め低迷したが、6月の第59回全日本大学野球選手権大会では準々決勝の北海道大学戦で延長14回裏に大会史上9人目となるサヨナラ本塁打を放ち、同校6年振りとなるベスト4進出に貢献した。3年時秋の第41回明治神宮野球大会にも出場したが、初戦敗退に終わった。4年時から、副主将となった。
この日取材終了時に、偶然にもリトルシニア北海道連盟理事長伊藤氏と同連盟事務局長山田氏が石狩中央シニア室内練習場に現れた。抜き打ちチェック!?「実際に訪問することで実情や現場の声が聞ける」などが大きな狙いだそうだ。
◇◆◇石狩中央球団は、新規入団者の募集を行なっております。
毎週土・日・祝日練習を行なっております。
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