【チーム訪問】旭川大雪ボーイズ
11日、上川郡鷹栖町にある室内練習場で冬季練習に励む旭川大雪ボーイズを訪問した。同チームは昨秋行われた北海道選手権大会(全国予選大会)で、見事2年ぶり2度目の全道優勝を飾り、3月に東京で行われる第46回日本少年野球春季全国大会の北海道代表として出場を決めた。新チームは15戦負けなしの14勝1引と他を圧倒した。指揮を執る西大條(にしおおえだ)敏志監督(49)は「投手陣の失点が少なかったので秋は負けなかった」と力強かった。
チーム訪問は、今シーズンからチームを代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
【選手】
2年生:19人 1年生:18人 6年生:16人
「抜群の投手力」を擁する旭川大雪が、春の全国を待つ!
新チームとなった旭川大雪は、15試合で失点6と抜群の投手力で勝ち上がった。ダブルエースの杉山大晟(2年・永山中央野球少年団出身)、畠山和明(2年・永山南少年団出身)の両輪が、チームをけん引。杉山は制球力と球威が備わる右の本格派。畠山は真っ直ぐとカーブのコンビで打者を翻弄。本格派左腕から投げ下ろすカーブのキレは一押しだ。この両輪が、全国でも北海道予選同様なピッチングができればと期待が高まる。投球制限の関係で他にも投手陣の成長も必須だ。ボールの勢いが魅力の加藤 建(2年・旭川中央リトル出身)、濱西真裕(2年・大有クラブ出身)らの成長が待たれる。そしてチームをまとめるのは主将で四番の吉原大稀(2年・新富野球スポーツ少年団出身)は、チームの精神的支柱であり自らのプレーでけん引する。強肩強打は中学トップレベル。
2年前、果たせなかった『全国一勝』の忘れ物を掴んでみせる。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中にいる自分は何をするべきかを問いた。また今シーズンで印象深い試合についても挙げてもらった。
◆「感謝」主将・吉原大稀(2年・新富野球スポーツ少年団出身)
「1つは野球ができる環境に対して、指導者、親への感謝。2つ目は仲間や相手がいてプレーできていること。感謝することで、また初心に戻ることができ自分を見失わない心をもてる」と感謝を強調した。印象深い試合は「秋の全国予選決勝・石狩戦。全員で掴めたという一体感が生まれた勝利だった」と勝利の味をかみしめた。新人戦では4番・捕手として全国出場に貢献した。堂々たる体格はパワーのかたまりツボにはまった時の打球はみるみる外野オーバー。身長175㎝、体重75㎏。
◆「思いやり」畠山和明(2年・永山南少年団出身)
「普段から周りの仲間に対して思いやる行動を心掛けている。その理由は『こいつのためにしっかり守ってやる』と仲間に思ってもらえるよう思いやりを意識している」と仲間を思いやった。印象深い試合は「秋の全国予選決勝・石狩戦。ずっと目標にしていた決勝だったので、全国代表をつかんでうれしかった」と笑顔を見せた。身長175㎝、体重61㎏。新人戦では3番・投手兼外野手として全国出場に貢献した。
◆「意識本気」杉山大晟(2年・永山中央野球少年団出身)
「日頃から本気で練習に対する意識を高めている」と力を込めた。印象深い試合は「秋の全国予選決勝・石狩戦。最後の二回を投げて全国出場に貢献できたことがうれしかった」と顔をほころばせた。新人戦では9番・投手として全国出場に貢献した。
【連絡先】
◆西大條監督:090-5951-7831
◆野村マネージャー:090-2522-8987
協力:旭川大雪ボーイズ