【チーム訪問】札幌石狩ボーイズ
新チーム誕生
30日、札幌市白石区東米里で冬季練習に励む新チーム札幌石狩ボーイズを訪問した。今年に入り1月、ボーイズリーグに加盟するチーム石狩ボーイズと札幌北ボーイズが合併し、新チームが誕生した。石狩ボーイズは秋季北海道選手権大会(全国予選大会)で、準優勝するなど実績を積んだ。新たな戦力も加わり昨年の屈辱を晴らすべく「てっぺん」獲りを目指す。監督には昨秋、石狩ボーイズで指揮を執った長井伸正監督(55)が、新チームをけん引する。
チーム訪問は、今シーズンからチームを代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
【選手】
2年:11人 1年:6人 6年:3人
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新チーム誕生の背景には、選手不足という現代が抱える大きな少子化問題が根底にある。昨年登録時で石狩ボーイズが、選手12人と少なく。さらに札幌北ボーイズに関しては5人と厳しい状況で昨年、札幌新川ボーイズとの連合チームでシーズンを終えた。近年、慢性的な選手不足解消を狙いに双方の思惑が合致し、合併へとこの度実現した。主将には、元石狩ボーイズの大滝奏斗(2年・新光スワローズ出身)に決まり「新たなチームとなって、より一層の結束が生まれている。期待度の方が高い」と石狩と札幌北の融合が、本格的に結束し、動き始めた。この日の練習は、ランニングとキャッチボール、ティーバッティングの3班に分かれ朝8時から12時まで室内練習場と屋外で行われた。
今後は、こうした合併や休部するチームが、より一層増えることが考えられる。少子化の影響により子供の数とチーム数のバランスが崩れ淘汰されていくのではと懸念される。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中にいる自分は何をするべきかを問いた。また今シーズンで印象深い試合についても挙げてもらった。
◆「実」主将・大滝奏斗(2年・新光スワローズ出身)
「今年一年、チームとしても個人としても掲げた目標を実現したい」と力を込める。印象深い試合は「秋季大会・準決勝、札幌北広島戦。一人ではなく全員が、一つになりチームが団結した試合だった」チーム一丸を強調した。昨年は、4番として打の中心を担い。遊撃手兼投手としてチームをけん引した。身長176cm体重70kgと体格にも恵まれている。
◆「積み重ね」越智健斗(2年・緑苑台ファイターズジュニア出身)
「この時期、一つひとつ練習の積み重ねが、シーズンにつながると思う」と気を引き締めていた。印象深い試合は「秋季大会・準決勝、札幌北広島戦。団結し、最後まであきらめない気持ちで戦えた」と納得した表情を見せた。昨年、打線では3番。投手兼一、二塁手として活躍。身長165cm、体重61kgと小柄ながらコーナーに投げ込むボールのキレが、持ち味。
◆「強心」片岡慎一郎(2年・大栄クーガーズ出身)
「この冬季練習の打つ・守るを、強い心をもって臨みたい」と力を込める。印象深い試合は「秋季リーグ戦の旭川道北ボーイズとの戦いで当時、札幌北と十勝ボーイズとの連合で挑みチームが一つになり、逆転で勝てた試合」と頬を緩めた。自身も七回表、一死二塁からセンターオーバーとなる三塁打で活躍した。昨年は、3番捕手として活躍した。新チームに目を輝かせ、決意を新たに闘志を燃やしていた。身長170cm体重63kg。
【お問合わせ先】
代表・小野寺:090-7645-7312
協力:札幌石狩ボーイズ