目指すは甲子園、大阪出身の北海高・後藤君
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目)に通院する2月の「院内で見つけたアスリート」は、北海高野球部1年の後藤大成君(16)を紹介する。後藤君は大阪府茨木市出身で、北の大地から甲子園出場を目指し、東京6大学で野球をすることを第一目標に置くさわやか球児。年明けの先月、練習中にダイビングキャッチをして左肩を強打しじん帯断裂のけがを負った。「(けがは)1年生の冬だったのでよかった。完全に治して出直します」と、あせることなくリハビリに取り組んでいる。
▽後藤 大成(16、北海高野球部1年=内・外野手) 大阪府・中条ウイングス-大阪・北摂リトルシニア-北海高野球部
リトルシニアの監督をしていた父親、野球をやっていた兄の影響で3歳からバットを握った後藤君。小学1年生になって早速チームに所属して本格的な野球人生のスタートを切った。中学の硬式野球、リトルシニアを経験して名門・北海高に入学した。高校進学のとき何校からも誘いがあったが、「甲子園出場に近くて、先輩のいる北海高」を選んだ。道外から来ているチームメートが6人おり、さみしさもなく快適な寮生活をおくっている。「伝統のすごさにびっくりしました」と後藤君。勉強の方も頑張って進学クラスの上位成績をキープ、大学は東京6大学で野球をすること-と目標もしっかり立てている。
目標に向かって練習していた今年1月、つい練習に熱が入りダイビングして捕球して左肩を強打してしまった。幸い利き腕ではなかったが、初めて経験する大きなけがになった。自分で病院探しをし、肩障害治療で全国トップクラスの岡村健司院長のいる羊ケ丘病院を選んだ。「このけがが3年生だったらショックを受けたが、まだ1年生なので”まあ、いいか”と思った」とあっけらかんに話す。
内野・外野手で頑張っているが自分では外野手が向いていると言う。守備と打撃には自信を持っている。小学生の時は3番、シニア時代は2番を打っていた。クリーンアップも小技もできる器用さを持っている。「病院の先生からも言われており、本格的に野球が出来るのは秋の大会からと思っています」と後藤君。それまでは辛抱してリハビリと体づくりに集中し、完全に治して3年生に備える決意だ。
(記者の目・中山武雄) 「甲子園に出場出来たらプロも考えます。ダメだったら勉強の方で頑張ります」と目標をしっかり定めているのには感心した。記者の16歳時はどうだったかっと考えると、とてもそこまでは考えてはいなかった。野球に勉強に全力で打ち込む青春像がうらやましく感じた。がんばれ!
「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」
JR新札幌駅、地下鉄新さっぽろ駅から徒歩7~8分の恵まれた立地条件の「医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院」(札幌市厚別区青葉町3丁目、厚別消防署向かい)は、札幌市内はもちろん近郊市町村からの通院、入院患者も多く、整形外科の専門病院として、まさに地域医療の拠点になっている。肩・ひじ・手・首など部位別の専門ドクターが配置されているほか、リハビリテーション科には60人弱の理学・作業療法士がリハビリを担当するなど、その充実した医療内容は評判を呼んでいる。
病院長の岡村健司医師は肩鏡視下手術5000例の実績を誇る全国トップクラスの肩障害治療の専門医。当ストライク・サイトの「野球肩って何?」でもおなじみのドクターで、自身も高校球児で活躍したが、肩を壊して野球を断念するという辛い体験を持ち、患者の立場になって治療できる医師としても人気が高い。また、理学・作業療法士の大半が学生時代には野球、サッカー、テニス、バレーボール、スキーなどのアスリート経験者で、こちらも患者の気持ちがわかる治療者だ。
「野球肩って何?」(バックナンバー)
第1話「その原因」
第2話「投球フォームから」
第3話「どうして起こる」
第4話「症例の中から」
第5話「症例の中から」
第6話「不安定肩」
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取材協力:医療法人社団 悠仁会 羊ケ丘病院