【中学クラブチーム訪問】札幌南シニア編
1月8日、中学クラブチーム訪問に伺った札幌南シニア球団を紹介します。札幌市南区藤野にある室内練習場で冬季練習に励んでいた。今年の3年生19人は、それぞれ札幌市内及び近郊の高校へ進学希望だそうだ。阿部公男監督(64)は「強豪校に散らばってくれた、これからの活躍が楽しみだ」と誇らしげだった。新チームは秋のリーグ戦で勝利を飾ることはできなかったが、再び夏の全国を目指し、冬季練習に励んでいた。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。また新チーム主将・佐藤大斗君(2年・東札幌ジャイアンツ出身)にはチームの特徴や目標を動画で語ってもらいました。
◆選手構成
2年生:6人 1年生8人 6年生13人
【動画】コチラ 冬季練習① 冬季練習② 冬季練習③ キャプテンからメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
秋の新人戦を終え、阿部監督は「勝負にならなかったわけでは無かったが、すべてにスタミナ不足を痛感した」と振り返る。「収穫は明確な課題が見つかったこと」と続けた。投手陣はスタミナ不足だったと言う。しっかりと5イニングを投げ切る体力強化が絶対条件。打撃ではここ一番で一本が出なかった。絶対量のスイングを重ね打席の中で、自信を掴んでみせる。守備では勝負所でミスが目立ち手痛い失点を繰り返した。冬季練習ではしっかりと地に足を付けた基礎トレーニングに重点を置き課題克服を目指す。
同チームは、4月上旬に予定している函館遠征、さらにオープン戦を経て開幕を待つ。
◎阿部監督が、印象深い試合と挙げた苫小牧西シニア戦
「勝っていたゲームだったが、体力や集中力が無く逆転負けを喫した。ランニングを多く取るなど克服したい」と春を見据えた。
(平成28年9月25日)
▽Aブロック
札幌南
3000000=3
102041x=8
苫小牧西
(札)武永、山内、木内―斉藤
(苫)印南―小山
~数人の選手を5段階評価~
阿部監督に聞いた
★投手陣では3人の名前が挙がった。阿部監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◇武永遥瞳投手(2年・簾舞ヤンキース出身)は、コントロール④、スピード③、経験③、マウンド度胸④、スタミナ②、信頼度④。「とにかく走れ!スタミナアップ」と期待した。右投・右打。新人戦では打順は1番・投手兼外野手として出場。身長164cm、体重55㎏。
◇山内祐星投手(2年・羊ヶ丘ブルースターズ出身)は、コントロール②、スピード④、経験③、マウンド度胸②、スタミナ④、信頼度④。「経験を重ねてレベルアップして欲しい。キーマンになると思う」と期待した。右投・右打。新人戦では3番・投手兼遊撃手として出場。身長166cm、体重60㎏。
◇本多駿樹投手(2年・中の島ビックタイガース出身)は、コントロール②、スピード③、経験①、マウンド度胸①、スタミナ②、信頼度②。「マウンドでの集中力をアップ」と期待した。右投・左打。新人戦では5番・投手兼中堅守として出場。身長164cm、体重59㎏。
★打撃陣では2人の名前が挙がった。投手陣同様、阿部監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◇宮下 禅(2年・大麻チャイルズ出身)は、バットコントロール②、長打力②、チームバッティング②、ミート力②、勝負強さ②、信頼度④。「スイングスピードはあるので、打席では余裕をもって立ってほしい」と期待した。右投・右打。新人戦では5番・中堅手兼投手として出場。身長166㎝、体重58㎏。
◇佐藤大斗(2年・東札幌ジャイアンツ出身)は、バットコントロール③、長打力③、チームバッティング②、ミート力②、勝負強さ①、信頼度④。「チーム1のパワーの持ち主。今季、課題克服を目指し頑張っている」と期待した。右投・右打。新人戦では4番・三塁手として出場。身長〓㎝、体重〓㎏。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「勝負強いバッティング」主将・佐藤大斗選手(2年・東札幌ジャイアンツ出身)
「秋の新人戦でここと言う場面で打てなかった、春からは勝負強いバッターを目指します」と力強かった。秋季新人戦では主将として4番・三塁手としてチームをけん引。打者として力強いスイングと打球の飛距離が持ち味。右投・右打、身長174cm、体重67㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋のリーグ戦・空知滝川シニア戦で五回までリードしていたが、六回に僕のミスがキッカケとなって逆転を許してしまった」と悔しがった。
Q2)チームのキーマンは
「武永遥瞳投手(2年・簾舞ヤンキース出身)です。秋のリーグ戦ではエースナンバー“1”を付けていた。七回まで安定した投げ切る体力をつけてください」とエースの成長を願った。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「空知滝川シニアの明田圭喬投手(2年・新十津川ホワイトベアーズ出身)です。投手としてはスピードが速く。打者としては打球が速く、正直三塁を守っていて打球が怖かった」と実力を認めた。
◆「フルスイング」宮下 禅選手(2年・大麻チャイルズ出身)
「追い込まれた場面で、合わせるバッティングをしてしまうので今季は追い込まれてもフルスイングを目指します」と力強かった。秋季新人戦では5番・中堅手として守備範囲も広く。さらに今シーズンの飛躍に期待したい。右投・右打、身長166cm、体重59㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋のリーグ戦・空知滝川シニア戦の初回、2点先制したが、その後チャンスはあったが得点できず六回に逆転を許してしまった」と唇をかんだ。
Q2)チームのキーマンは
「武永遥瞳投手(2年・簾舞ヤンキース出身)です。安定したピッチングでチームを
を盛り上げてほしい」と期待した。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「空知滝川シニアの明田圭喬投手(2年・新十津川ホワイトベアーズ出身)です。球も速く、立ち上がりは悪かったが落ち着いて乗ってくると手がつけられない」と実力を認めた。
◆「くらいつく」山内 祐星選手(2年・羊ヶ丘ブルースターズ出身)
「今季は守備でもバッティングでも“くらいついて”いく気持ちで臨みます」と力強かった。秋季新人戦では3番・捕手兼遊撃手としてチームをけん引。強肩を生かしチームのピンチを救います。右投・右打、身長167cm、体重59㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋のリーグ戦の札幌大谷シニア戦。最初から声が出てなく1‐4で敗れた試合。最終回に1点取るのがいっぱい、いっぱいでした」と肩を落とした。
Q2)チームのキーマンは
「高松凱斗(1年・オール清田出身)です。体もがっちりして大きく、パワーがある。昨秋は6番を打って、いい場面で打席で結果を残している」と今シーズンも期待した。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「空知滝川シニアの明田圭喬投手(2年・新十津川ホワイトベアーズ出身)です。対戦した時は自分は捕手をしていたが、配球も読まれて凄いと思った」と舌を巻いた。
※中学クラブチーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:札幌南シニア球団