【中学クラブチーム訪問】札幌中央シニア編
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1月15日、中学硬式クラブチームの札幌中央シニアを訪問した。今年の札幌中央の3年生13人の進路は、芽室町に1人。他は札幌市内や近郊へそれぞれ進路希望が出ている。金澤英利監督(61)は「能力も高く、力のある選手が多かったので頑張って欲しい」と期待した。新チームは新人戦で決勝トーナメント進出するなど能力は高い。しかし選手の質を考えるとまだまだ上での活躍が想像できる。夏、掴んでみせます全国キップ!
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。また新チーム主将・高橋東悟君(2年・西発寒ホークス出身)にはチームの特徴や目標を動画で語ってもらいました。
【動画】コチラ 冬季練習① 冬季練習② 冬季練習③ キャプテンからメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
◆選手構成
2年生:14人 1年生10人
昨夏、札幌中央シニアは2016東アジアリトルシニア野球宮崎大会で、3位決定戦で世田谷西シニアと対戦し、1-3と惜敗するも全国4位の成績を挙げる。中でも浦野大晴(2年・稲穂ホークス出身)と浦崎 翔(2年・篠路ビッグファイアーズ出身)らがともに主戦として活躍した。特に浦崎は同大会でMAX131km/hを記録するなど実績と自信を掴んだ。新チームとして挑んだ秋季新人戦では、予選リーグを2位で勝ち抜き決勝トーナメント進出を決めた。迎えた決勝トーナメント1回戦は、小樽シニアと対戦。しかし結果は2-9と涙した。決勝トーナメントに入り、浮足立ち守備のミスからピンチを広げ失点を重ね、本来の実力を発揮することは出来なかった。しかしこの悔しさを忘れない選手たちは、冬季練習でそれぞれの課題と向き合っていた。投手、捕手、内野手、外野手と個々の練習でレベルアップを目指していた。同チームは冬季練習の成果を試すべく3月に日高遠征、4月上旬からオープン戦を経て、いよいよ開幕を待つ。
◎金澤監督が、印象深い試合と挙げた札幌豊平東シニア戦
「2点を追う七回裏、二死一、二塁から7番・加藤匠真(2年・前田リトル出身)が、レフトオーバーを打ち二走・浦崎に続き一走・木村も一気にホームをつき同点とした。その時、三塁コーチャーの村上が迷わず腕をぐるぐる回してくれたことが大きい」とチーム一丸で土壇場から引き分けに持ち込んだゲームを指した。
◆(Cブロック:9月4日)
札幌豊平東
2000100=3
1000002=3
札幌中央
(規定により七回引き分け)
(豊)石坂―亀渕
(中)浦崎―越後
~数人の選手を5段階評価~
金澤監督に聞いた
★投手陣では3人の名前が挙がった。金澤監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◇浦崎 翔投手(2年・篠路ビッグファイアーズ出身)は、コントロール③、スピード③、経験⑤、マウンド度胸⑤、スタミナ⑤、信頼度⑤。「チーム背負って欲しい」と期待した。右投・右打。新人戦では打順は4番・投手兼外野手としてチームをけん引。身長170cm、体重72㎏。
◇浦野大貴投手(2年・稲穂ホークス出身)は、コントロール③、スピード⑤、経験⑤、マウンド度胸③、スタミナ⑤、信頼度③。「このままでは終われない!2人でチームを背負ってほしい」と期待した。右投・右打。新人戦では1、3番・投手兼外野手としてけん引。身長172cm、体重72㎏。
◇北川継也投手(1年・新琴似ウインキーズ出身)は、コントロール③、スピード③、経験③、マウンド度胸③、スタミナ③、信頼度③。「真面目な性格でしっかり練習に取り組んでいる。日程によるが先発もある」と期待した。左投・左打。身長160cm、体重50㎏。
★打撃陣では3人の名前が挙がった。投手陣同様、金澤監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◇木村洋太(2年・花川南ホークス出身)は、バットコントロール③、長打力③、チームバッティング③、ミート力③、勝負強さ④、信頼度④。「野球をもっと覚えて1番を打ってほしい」と期待した。右投・左打。新人戦では1、2番・二塁手として出場。身長163㎝、体重54㎏。
◇高橋成羽(2年・緑丘ホーマーズ出身)は、バットコントロール③、長打力③、チームバッティング④、ミート力③、勝負強さ③、信頼度④。「もっと気持ちを前面に出して積極的にチームを引っ張っていってほしい」と期待した。右投・右打。新人戦では1、6番・遊撃手として出場。身長166㎝、体重55㎏。
◇越後開偉(2年・前田中央ライオンズ出身)は、バットコントロール③、長打力③、チームバッティング③、ミート力③、勝負強さ③、信頼度④。「根気強く技術的な練習にも取り組んでいる。あとは成果を」と期待した。右投・右打。新人戦では1、5番・捕手として出場。身長167㎝、体重70㎏。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「日進月歩」主将・高橋東悟選手(2年・西発寒ホークス出身)
「一日、一日。日々上手になっていくしかない」と地に足をつけ練習に取り組むことを強調した。秋季新人戦では主将として7、8番・三塁手として出場。誰よりも大きな声とリーダシップを振り絞りチームをけん引。右投・右打、身長165cm、体重50㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦・決勝トーナメント1回戦の小樽戦。試合中盤一死一塁の場面、バント処理の際、一塁への送球ミスでピンチを広げてしまった」と唇をかんだ。
Q2)チームのキーマンは
「廣田優平(2年・札苗スターズ出身)です。この冬、課題克服でもっと伸びる選手だと思う」と期待した。
Q3)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「野球の強い高校に進みたい」とキッパリ。
◆「全力投球」浦崎 翔選手(2年・篠路ビッグファイアーズ出身)
「自分の持ち球ストレートで全力投球を目指します」と力強かった。秋季新人戦では4番・投手兼中堅手として出場。昨年出場した全国・東アジア大会1試合目の泉大津戦でMAX131km/hを記録するなど存在感を見せた。右投・右打、身長170cm、体重72㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋のリーグ戦・札幌豊平東シニア戦で七回、1-3と2点を追う場面で、レフト前タイムリーヒットを打って同点にした場面」と笑顔。
Q2)チームのキーマンは
「高橋東悟投手(2年・西発寒ホークス出身)です。マウンド上で、ピンチの時でも打たれた時でもいつも話しかけてくれて、とても楽な気持になった」と仲間の支えに感謝していた。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「小樽シニアの齋藤優斗選手(2年・入船フェニックス出身)です。バッティングが良くどんな球にも喰らいついてくる。打ち取るのがたいへん」と実力を認めた。
Q4)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「白樺学園」です。
◆「臥薪嘗胆」(がしんしょうたん)浦野大晴選手(2年・稲穂ホークス出身)
「昨年、三年生の東アジア大会で自分の力が足りなくベスト4で敗れた。その負けを糧に今年の夏は、先輩たち以上に頑張りたい」と力強かった。秋季新人戦では1、3番・投手兼中堅守としてチームをけん引。投手としては伸びのストレートが持ち味。右投・右打、身長172cm、体重72㎏。
※臥薪嘗胆(がしんしょうたん)とは、復讐を成功するために苦労に耐えるという意味を持つ、中国の故事成語である。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦・決勝トーナメント1回戦の小樽戦。1つのエラーからズルズルと流れを変えることができなかった」と唇をかんだ。
Q2)チームのキーマンは
「高橋東悟選手(2年・西発寒ホークス出身)です。チーム一明るく。ピンチの時でもいつもチームを盛り上げてくれる」とキーマンを挙げた。
Q3)新人戦を戦い終えて、対戦相手の中で良い選手はいましたか?
「小樽シニアの齋藤優斗選手(2年・入船フェニックス出身)です。公式戦でも練習試合でも打たれた」と実力を認めた。
Q4)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「札幌第一、札幌日大、北海」と名前が挙がった。
※中学クラブチーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:札幌中央シニア球団