【中学クラブチーム訪問】札幌栄シニア編
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3月4日、中学硬式クラブチームの札幌栄シニアを訪問した。
同チームは2月に新チームとして誕生。
札幌東ベースボールクラブで監督だった増田哲也氏(45)が、球団代表として同チームを立ち上げた。
さらに元JR北海道硬式野球部の若松秀樹氏(48)が、監督として就任。社会人野球の経験を生かし、高度な技術指導で強豪チームへと押し上げる。
チーム訪問は、代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
また新チーム主将・小関慎之助君(2年・北栄Sアンビシャス出身)にはチームの特徴や目標を動画で語ってもらいました。
【動画】コチラ 冬季練習① 冬季練習② 冬季練習③ キャプテンからのメッセージ
【フォトグラフ】コチラ
◆選手構成
2年生:14人 1年生12人 6年生16人
新チーム“札幌栄リトルシニア”誕生
札幌市東区丘珠に新チーム『札幌栄リトルシニア』が、誕生した。
そこにはすでに室内練習場がある。同施設はビニール製で、冬期間でも日差しが入ると日中は熱いくらいだ。
また全面土で、選手たちは冬期間も土の感覚を忘れない。この日の練習は2班に分け行われ、室内に残って練習するものと室内練習場からほど近い“つどーむ”でのランニング組と分けられていた。
室内では打撃練習、守備練習が可能。またマウンドもあり最大3人までの投げ込みも可能となっている。
打撃練習では中学生としては少し重めの900g以上のバットで下半身をより使ったスイングでトップから振り抜くことを重要視していた。
若松監督は「新チームの選手たちは優しい子が多く。まだまだ発展途上の選手が多い分、楽しみ」と先を見据えた。
そんな中「もっと元気を出してチームの雰囲気を変えてほしい」と期待を寄せるキーマンは白戸佑磨選手(2年・札苗スターズ出身)、増田凌我選手(2年・丘珠グレードベアーズ出身)、草野大河選手(2年・大栄クーガーズ出身)らにチームのさらなる向上を彼らに期待した。
チームを率いる若松監督も「まずはリーグ戦を突破し、全国大会進出が大きな目標」と意気込む。
また野球のみならず多感な中学生を指導するにあたり「礼儀」「感謝」「自立」の3つのテーマを掲げる。
特に自立には力を込めると言う。
若松監督は「指示待ちではなく自ら考え判断して何事にも挑戦してほしい」と強い気持ちを表した。
こうしたこだわりと明確な目標をもって前へ進む札幌栄ナイン。
強豪チームのひしめくリトルシニアの新チームから強豪チームと認知される日も近いはずだ。
また球団代表の増田氏の教え子には今春、センバツ甲子園へ出場する札幌第一高・冨樫颯太投手、前田剛志投手、高階成雲選手らもいる。
甲子園で躍動する選手たちの活躍に期待したい。
社会人野球経験のある指導者たちが強豪チームへと押し上げる!
今シーズンから指揮を執るのは若松秀樹氏(48)。
同氏は福井工業大学福井高校で夏の甲子園大会に3番・外野手として出場。
大学は戦国、東都大学リーグの拓殖大学へ進学し、社会人野球では大昭和製紙白老-ヴィガしらおい※-平成9年にJR北海道硬式野球部へ移籍し活躍した選手。
またヘッドコーチの南 則文氏(46)もJR北海道硬式野球部出身で、社会人野球ならではの効率的な練習で新チームから強豪チームへと押し上げる!
同チームは3月末に予定している秩父別合宿で、心技体鍛え直し、続く4月上旬から始まるオープン戦では、恵庭シニア、札幌新琴似シニア、札幌中央シニア、苫小牧ボーイズ、小樽シニア、日高シニアと実戦を経て開幕を待つ。
※大昭和製紙北海道硬式野球部からヴィガしらおい。
白老町民のシンボルとして長く親しまれるが、親会社・大昭和製紙の合理化の一環として平成5年、シーズン限りでの企業チームとしての活動を休止することが発表された。
しかし平成6年、大昭和製紙北海道の休部を受けて、存続活動を行った白老町民が中心となって3月にクラブチーム『ヴィガしらおい』が結成され、チーム登録を引き継いだ。
同年秋、日本選手権にクラブチーム転向後初出場する。同大会出場は、14年ぶり2度目の出来事だった。
★投手陣では3人の名前が挙がった。若松監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◇遠藤壮太投手(2年・丘珠オニオンズ出身)は、コントロール④、スピード③、経験③、マウンド度胸④、スタミナ③、信頼度④。右投・右打。新人戦では打順は5~7番・投手兼外野手として出場。「エースとして打たれても味方のエラーが出ても食い止める力を」と期待した。身長167cm、体重58㎏。
◇岸 健翔投手(2年・拓北スパイダース出身)は、コントロール②、スピード③、経験②、マウンド度胸③、スタミナ③、信頼度③。右投・右打。新人戦では、投手兼外野手として出場。「秋から球速とスタミナが一番伸びた選手」と成長著しい。身長170cm、体重53㎏。
◇徳永大翔投手(2年・北光ジュニアファイターズ出身)は、コントロール③、スピード③、経験④、マウンド度胸③、スタミナ②、信頼度③。右投・左打。新人戦では、投手兼外野手として出場。「投手一本でチームを背負うくらいの心意気で頑張ってもらいたい」と期待した。身長172cm、体重60㎏。
★攻撃陣では5人の名前が挙がった。投手陣同様、若松監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◇小関慎之助選手(2年・北栄Sアンビシャス出身)は、バットコントロール④、長打力②、チームバッティング④、ミート力④、勝負強さ⑤、信頼度⑤。右投・右打。新人戦では1~2番・三塁手として出場。「選球眼も良く、ミートが上手くチームバッティングもできる」と評価した。身長160㎝、体重53㎏。
◇草野大河選手(2年・大栄クーガーズ出身)は、バットコントロール③、長打力④、チームバッティング③、ミート力③、勝負強さ③、信頼度③。右投・左打。新人戦では2~5番・右翼手として出場。「今年は長打力を生かしてクリーナップで活躍しチームの要を目指してほしい」と活躍を願った。身長172cm、体重60㎏。
◇久米龍成選手(2年・栄北ナインスターズ出身)は、バットコントロール③、長打力⑤、チームバッティング③、ミート力③、勝負強さ④、信頼度④。「走攻守の要。攻守でチームを引っ張ってほしい」と期待した。右投・右打。新人戦では3~4番・捕手兼投手として出場。身長170cm、体重65㎏。
◇金子朋生選手(2年・鉄東スワローズ出身)は、バットコントロール④、長打力③、チームバッティング③、ミート力④、勝負強さ③、信頼度③。右投・右打。新人戦では6~7番・一塁手として出場。「バッティングでいかに貢献できるかがカギ」と打撃での活躍に期待した。身長156㎝、67㎏。
◇難波泰心選手(2年・ノースブラザーズ出身)は、バットコントロール②、長打力④、チームバッティング②、ミート力②、勝負強さ③、信頼度④。右投・右打。新人戦では5~7番・一塁手として出場。「体も大きく、当たれば一番飛距離の出る選手。大事な場面で打ってほしい」と期待した。身長175cm、体重80㎏。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「新たな“挑戦”」主将・小関慎之助選手(2年・北栄Sアンビシャス出身)
「今年からシニアリーグとなり、気持ちを一から引き締め直して強いチームに挑戦していきます」と意気込んだ。新人戦では1~2番・三塁手として出場。打撃では高いミート力を生かし、ゲームメイクやチームバッティングと役割を果たす。また守備では堅守でチームにリズムをもたらす。右投・右打、身長160cm、体重53㎏。
Q1)チームのキーマンは
「草野大河選手(2年・大栄クーガーズ出身)です。彼が打った時と打たない時ではチームの雰囲気は違う。活躍してほしい」と期待した。
Q2)今シーズンに向けて自分自身へメッセージ
「昨年は守備では活躍できたと思うが、今年は打撃でも活躍する」と意気込んだ。
Q3)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「北海」。
◆「千射万箭」久米龍成選手(2年・栄北ナインスターズ出身)
※(せんしゃばんせん)一つ一つのことに手を抜いてはいけないという教え。「箭」は矢のこと。弓道の心得をいう言葉で、千本万本の矢を射るときでも、今射る矢をおろそかにせず、新たな気持ちで望むべきということ。
「チーム全員でひとつ1つに手を抜かないで意識を高くやり遂げる」と志を語った。秋季新人戦では4番・捕手として出場。強肩、長打が持ち味。右投・右打、身長170cm、体重65㎏。
Q1)チームのキーマンは
「遠藤壮太投手(2年・丘珠オニオンズ出身)です。ピッチャーの遠藤が良いピッチングするとチームの士気が高まる」と期待した。
Q2)今シーズンに向けて自分自身へメッセージ
「今年は捕手としてピッチャーを助けて、バッティングでは自分の一本でチームを勝たせたい」と力を込めた。
Q3)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「札幌第一」。
◆「不撓不屈」遠藤壮太投手(2年・丘珠オニオンズ出身)
※(ふとうふくつ)強い意志をもって、どんな苦労や困難にもくじけないさま。
「今シーズン、試合で厳しい場面があると思うが、そこをどれだけ強い意志で乗り越えられるかがカギだと思う」と気を引き締めた。秋季新人戦では5番・投手兼外野手として出場。右のオーバーハンドで打たせて取る技巧派。粘り強い投球が信条。右投・右打、身長170cm、体重59㎏。
Q1)チームのキーマンは
「久米龍成選手(2年・栄北ナインスターズ出身)です。彼が打つとチームは盛り上がり勝利につながる」と期待した。
Q2)今シーズンに向けて自分自身へメッセージ
「ピッチャーとして自分が投げれば勝てると周りから信頼されるピッチングをしていきたい」と今シーズンの飛躍を誓った。
Q3)一年後、高校進学を考える時期となりますが高校野球で着てみたいユニフォームは?
「札幌第一」と明かした。
※中学クラブチーム訪問企画は、ベースボール北海道ストライクを応援してくださっているチームさんを優先して行っております。
協力:札幌栄シニア