けがも何の!春季全道V目指す札龍谷の泉谷選手
「院内で見つけたアスリート」たきうち整形外科スポーツクリニック編
今回の「院内で見つけたアスリート」は、札幌都心にあるスポーツ障害の専門病院「たきうち整形外科スポーツクリニック」(中央区南1西6、北辰ビル2階)に肩の治療で通院する札幌龍谷高野球部の泉谷(いずたに)悠太内野手(3年)を紹介する。札龍谷野球部といえば、昨年の秋季大会札幌支部予選で優勝し初の全道大会に出場。今季開幕の春季大会でも予選突破、念願の全道大会に連続出場して準決勝(6月2日)進出を決める快進撃を続けている。「全道大会に何としても出場したい」と願う泉谷君は、大会直前まで入念なリハビリ治療を受けて、いざ出陣した。幸いに期間中、大会ドクターとして常駐するのが、通院する「たきうち整形外科スポーツクリニック」の瀧内敏朗院長だ。瀧内院長はプロ野球帯同ドクターを務めた経験も持ち、スポーツドクターとして全幅の信頼が寄せられている。
「院内で見つけたアスリート」
▽泉谷 悠太君 (札幌龍谷高3年、一塁手=173センチ、72キロ)羊ヶ丘ブルースターズ、札幌豊平クラブ(サンリーグ)出身
「全道大会期間中、先生(通院先の瀧内院長)が帯同ドクターとして常駐しているので安心して試合に臨める。痛くても、テーピングしてでも絶対に試合に出たい」と意気込みを語っていた泉谷君。春季全道高校野球大会を5日後に控えた通院先での取材インタビューの時の言葉だった。その言葉どおり、泉谷君は気迫の出場を果たして大活躍し、チームの札幌龍谷は初出場で準決勝に駒を進める快進撃中だ。特に30日の女満別戦での泉谷君の活躍は素晴らしかった。自身初のホームランを含む4打数3安打2打点と大暴れ、まったくけがを感じさせない活躍だった。あす2日は決勝進出をかけて、強豪札幌第一と対戦する。初出場、初Vの夢は手の届くところまで来た。根性男・泉谷君の活躍が見ものだ。
利き腕の右肩が痛み出したのは春季大会札幌支部予選のさなか。全道出場がかかっている大切な試合なので、痛みをこらえながら出場した。「最初は肩の筋肉疲労かなと思った」という泉谷君。軽く考えて手当てを遅らせたのが悪かった。支部予選が終わった5月の連休明けの練習中に突然痛みが走り、肩が動かなくなりボールが投げられない状態になった。「その時は、さすがにまずい」と思い、即座にかかりつけの「たきうち整形外科スポーツクリニック」で診察を受け、「亜脱臼」と診断された。同クリニックには中学時代からリハビリ治療を受けている先生がいるので、「安心した環境の中で機能回復に集中できる」と、リハビリ治療も順調に推移している。全道大会はもちろん、最後のチャンスとなる夏の“甲子園予選”(南北海道大会)を見据えて、今回の肩のけがを完全に治して万全の態勢で臨みたいと願う泉谷君の治療姿勢は真剣そのものだ。冬のランニング中に右足首じん帯を切ったところも、まだ痛みが残る。それでもめげず、チームの牽引車として頑張る根性は感心させられれる。
昨シーズンのナインの目標は「全道出場」(秋の新人戦で実現)だったが、今季は「全道で勝つ」(春季で快進撃中)に進化し、あとは甲子園ロードを走るのみとなった。「以前は甲子園は遠い存在だったが、今はそんなに遠い道のりとは思わない」と、泉谷君から力強い言葉も出た。家でも毎日、素振りは欠かさない。感じがつかめないときは、納得いくまで振り続ける。そんな努力が全道での大舞台で炸裂した「野球人生」初のホームランに結びついたのだ。がんばれ泉谷君!
(記者の目・中山 武雄)全道大会5日前の取材時、試合に出られるかちょっと不安そうな表情もあったが、「絶対に出る」という強い意思が勝り、ホームランを含む大活躍で札幌龍谷の快進撃につなげた。ホームランは?の質問に「練習試合でも打ったことがないんです」。パワーあふれる体格からは、ちょっと意外だったが、それを大舞台で成し遂げるなんて、並ではない。6人兄弟の2番目らしく、考えもしっかりしており、面倒見もよさそうな印象を受けた。
瀧内院長、高校野球春季全道の大会ドクターに
☆たきうち整形外科スポーツクリニック☆
同クリニックは、札幌市中央区南1西6という立地条件に恵まれた位置にある上、豊富な知識と経験を持つ医師、リハビリスタッフがそろっており、スポーツ障害患者らの信頼度が高い。閉塞感のない最新鋭のオープンMRIを導入し、より精密な画像診断で損傷状態を把握、適切な診断を提供している。院長の瀧内敏朗医師は、プロ野球チームの帯同ドクターを務めた経験を持ち、今季開幕戦の春季全道高校野球大会でも大会ドクターとして活躍している。さらに当ストライクのサイトでもおなじみの「フォームチェック」をわかりやすく解説し、その内容には定評がある。また、スポーツの専門知識を持った理学療法士が充実した機器を用いて運動療法、物理療法を施している。リハビリ室には硬式ボールで全力投球できるスペースもあり、まさにその場で回復度合いがチェックできる、患者にとってはうれしい施設がそろっている。温浴療法装置、低周波治療器、超音波治療器、筋力測定器など、設備は万全だ。
【ドクターのフォームチェック】
第1回「金子投手&高田投手」小樽シニア・岩見沢シニア所属
第2回「町田投手」西発寒ホークス所属
第3回「立野投手」真栄ビクトリー所属
第4回「大関投手」真栄ボーイズ所属
第5回「関根匤希」東ハリケーン所属
第6回「竹内快維」大栄クーガーズ所属
第7回「下重匡史」札幌北シニア所属
第8回「渡辺佑汰」東札幌中央ビクトリーズ所属
☆次回の下肢外来は6月2日(土) 診療時間16:30~18:30
瀧内院長は第51回春季全道高校野球大会の大会ドクターを務めるため、夜の部の診療のみ(16:30~20:00=5月28日~6月2日)。2日は瀧内院長の診察は休診。鈴木医師の下肢外来、及びリハビリのみ(リハビリ受付は19:00まで)
当院では、シマフクロウコールを導入しておりますので、再診の方はぜひご利用ください。
◆お問い合わせ◆
たきうち整形外科スポーツクリニック
札幌市中央区南1条西6丁目11番地北辰ビル2F(東急ハンズの向いのビル)
電話:011-241-8405
info@takispo.jp
休診日:日・祝日、第2、4、5土曜日。携帯からも予約が可能
取材協力:たきうち整形外科スポーツクリニック