小樽シニア【中学クラブチーム訪問】
中学硬式野球の小樽リトルシニアを3日、小樽市オタモイにあるチーム専用室内練習場で冬季練習に励む小樽ナインを取材した。
新チームの小樽は秋季新人リーグ戦を6戦3勝2敗1引で4位に終わった。
全体的なパワー不足も感じこの冬、選手たちは食べることでまずはスケールアップを図り、1ランク上のパワーを目指していた。
村上武洋監督(51)は「シーズンオフと言うこともあるが体重は増えつつある」と選手たちの成長に期待した。
同チームは冬季練習の成果を図る意味で12月23日から和歌山県で行われる和歌山市長杯へ出場。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらい主将・林 大海君(2年・菊水ジャガーズ出身)が、チームの特徴や目標を動画で語ってくれました。
◆2017秋・小樽シニアメンバーはコチラ
◆中坊力じまん~小樽シニア編~はコチラ
村上監督に聞いた!
【選手構成】
2年:15人 1年生:19人(マネージャー含む)
Q1)秋季大会を振り返って?
「秋は悔しい戦いが続いたが、川村、守田など1年生投手が伸びてきている。また4番を守田が務めるなど投打で頭角を現した。チームの要でもある小熊は走攻守バランスが良くチームをけん引するもシーズン途中にケガで離脱が痛かった。また今回北海道選抜に選ばれた中村は自覚が生まれ練習に対する姿勢も変わってきている。2年生には今秋の悔しさを忘れずこの冬、更なる成長を期待している」と力を込めた。
Q2)新人戦で印象深い試合を挙げてください。
「秋季新人戦で戦った旭川西シニア戦。1‐1の引き分けのゲーム。新チームの勝ちきれない象徴的な試合だった。エースの可児がゲーム作ってくれたが、チャンスはいくつかあったがあと一本が無く、打力の弱さが出た試合」と悔しがった。
◆第44回秋季全道新人戦 兼 第34回麻生自動車学校杯全道大会
▽Aブロック(平成29年9月23日・麻生球場)
小樽
0100000=1
0010000=1
旭川西
(小) 可児、川村―林
(旭)佐藤―上木
▼二塁打:中村(小) 佐藤(旭)
3人の投手陣と3人の攻撃陣の名前が挙がった
★投手陣では3人の名前が挙がった。村上監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◆可児 竜哉投手 2年・長橋野球少年団出身 右投げ・右打ち
新人戦では7~8番・投手兼外野手として活躍した。身長171㎝、体重68㎏。
スピード⇒③ コントロール⇒③ 経験⇒④ マウンド度胸⇒③ スタミナ⇒③ 信頼度⇒③
監督から一言:走ること、食べること、何でも良いのでもっと負けん気を出して1年生投手には勝ってほしい。
◆川村寛太朗投手 1年・入船フェニックス出身 右投げ・右打ち
新人戦では1年生ながら投手として活躍した。身長174㎝、体重64㎏。
スピード⇒④ コントロール⇒④ 経験⇒⑤ マウンド度胸⇒⑤ スタミナ⇒③ 信頼度⇒④
監督から一言:この冬、もう一回り身体を大きくし、ボールのスピードやキレをもっと増してほしい。
◆守田 善投手 1年・余市黒川野球スポーツ少年団出身 左投げ・左打ち
新人戦では4番・投手兼外野手として活躍した。身長177㎝、体重77㎏。
スピード⇒⑤ コントロール⇒③ 経験⇒③ マウンド度胸⇒④ スタミナ⇒④ 信頼度⇒④
監督から一言:陰で努力するひたむきに取り組む姿勢はこのまま続けてください。
★打撃陣では3人の名前が挙がった。投手陣同様、村上監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◆小熊優太朗 2年・小樽シーレックス奥沢出身 右投げ・左打ち
新人戦では1番・遊撃手として活躍した。
バットコントロール⇒④ 長打力⇒③ チームバッティング⇒④ ミート力⇒④ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒④
監督から一言:守りの要。早くけがを治してチームに合流してほしい。
◆中村 凱仁(かいと) 2年・オール手宮サンライズ出身 右投げ・右打ち
新人戦では6番・二塁手として活躍した。
バットコントロール⇒③ 長打力⇒④ チームバッティング⇒③ ミート力⇒③ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒③
監督から一言:チームの中心として来春から頑張ってほしい。
◆林 大海 2年・菊水ジャガーズ出身 右投げ・右打ち
新人戦では3番・捕手として活躍した。
バットコントロール⇒④ 長打力⇒③ チームバッティング⇒③ ミート力⇒③ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒④
監督から一言:この冬、もっとパワーをつけて長打力を身につけてほしい。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。
◆「 冷静 」主将・林 大海(2年・菊水ジャガーズ出身)
「今年は大事な場面で落ち着いたプレーができなかった。冷静でいないと良いプレーが生まれない。来年は自分がどんな時も冷静でいられるよう意識したい」と決意した。秋季新人戦・札幌中央シニア戦では初回、アウトコースのボールをコースに逆らわず右中間へ運ぶバッティングを見せるなど活躍した。右投げ・右打ち、身長165㎝、体重60㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季全道大会・恵庭シニア戦。自分のリードミスもあり大量失点で敗れた試合」と唇をかんだ。
Q2)チームのキーマンは
「小熊優太朗(2年・小樽シーレックス奥沢出身)。秋の新人戦では毎試合ほとんどヒットを打っていた。今、ケガでいないが春には戻ってくる」と復活を期待した。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「旭川北稜球団の富田投手。ピッチングもバッティングも良かった。2打席対戦したがボールのコントロール、変化球、ボールのキレともに良かった」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「北海」と笑顔。
◆「 力 」辻田 陸斗(2年・南線ファイターズ出身)
「打つ方で力強い打球を打ちたい!チームでも勝てるよう力をつけたい」と力強かった。チームがピンチの場面でもしっかりと声かけができる選手。秋は6番・一塁手兼外野手として活躍。右投げ・右打ち、身長163cm、体重62㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦・函館港西シニア戦。自分のエラーで敗れてしまった」と肩を落とした。
Q2)チームのキーマンは
「可児竜哉投手(2年・長橋野球少年団出身)気持ちがまだ弱いが、球のキレがあるのでもっと強い気持ちで挑んでほしい」とエースの活躍に期待した。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「札幌中央シニアの小椋陽暉捕手(2年)。パワーがあり、打撃も凄く良かった!肩も強く良い選手」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「まだわからない」と笑顔。
◆「 不撓不屈 」市川 怜旺(2年・札幌豊平リトル出身)
「旭川西戦で3打数3三振した時、監督からお前は気持ちが弱い!と言われた。これからは不撓不屈の精神で来シーズンは挑みます」と力強かった。秋は2、5番・一塁手兼捕手として活躍した。
秋季新人戦・函館港西シニア戦の最終回、先頭打者でコースに逆らわずレフト方向に打つなどアウトコースのボールもコースに逆らわず左中間へ運ぶバッティングを見せる。右投げ・左打ち、身長161㎝、体重64㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季全道大会・旭川西シニア戦。3打席3三振の結果だった。この冬、筋トレ、素振り、マシン打ちと徹底的に打撃強化を図りリベンジします。
Q2)チームのキーマンは
「守田 善(1年・余市黒川野球スポーツ少年団出身)。投打ともに良い」と期待した。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「札幌大谷シニアの將田明基選手。キャッチャーとしても肩が強く、バッティングも良い」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「まだわかなら」と笑顔。
【小樽リトルシニア今後の予定】
(12月)
16日 日ハム屋内練習場で札幌真駒内シニアと合同練習
22日 和歌山市長杯へ出発
23日 和歌山市長杯出場
25日 帰道
28日 練習納め
(1月)
8日 練習始め
(2月)
入団式
(3月)
下旬 函館遠征(一週間)
協力:小樽リトルシニア