緑丘ホーマーズ、3年ぶり2度目V 準V士別南<ポップアスリート北海道大会>

優勝が決まりマウンド上に集まる緑丘ナイン
◇第12回学童軟式野球全国大会ポップアスリートカップ北海道大会クライマックスシリーズ
▽代表決定戦 緑丘ホーマーズ(札幌市)2-1士別南野球少年団(士別市)=20日、緑丘公園球場
20日、札幌市中央区の緑丘公園球場で緑丘ホーマーズ(札幌市)、士別南野球少年団(士別市)、東16丁目フリッパーズ(札幌市)の三つ巴戦が行われ、1勝で並んだ緑丘と士別南が第三試合で対戦。
緑丘が士別南を2-1で退け、3年ぶり2度目の優勝を飾った。
同チームは12月8日から横浜市の横浜スタジアムで行われる全国大会へ北海道代表として出場することが決まった。
◇第一試合
緑丘ホーマーズ5-3東16丁目フリッパーズ
◇第二試合
士別南野球少年団2-0東16丁目フリッパーズ
◇代表決定戦
緑丘ホーマーズ
0001010=2
1000000=1
士別南野球少年団
(緑)片岡、田中(6回)-菊池
(士)西崎、前畑(5回)、高橋(7回)-竹本
緑丘は1-1の同点で迎えた六回、一死から2者連続四球と3番・片岡陽希(6年)が、センター前でつなぎ一死満塁と好機を広げると4番・スコットリアム音央(6年)が、センターへ犠牲フライを放つと三走・田中颯真(6年)が、生還し2-1と勝ち越した。
結果これが決勝点となる。
投げては先発・片岡が五回、3安打2四球1失点で好投し、六回から主戦の田中が登板し、二回を0に抑え接戦を勝ち抜き3年ぶり2度目の全国大会を掴んだ。
佐藤義弘監督は「この時期の調整は難しいが、なんとか全国で一勝はしたいね」と6年生の頑張りに期待した。
<全国に向けて意気込む>
◇片岡主将は「まずは一勝目指して、全員野球で挑みます」とキッパリ。
◇決勝打を放ったリアム選手は「全国ではランニングホームランを打ちたい」と笑顔を見せた。
◇主戦の田中投手は「全国では四球を出さず無失点で投げてチームに貢献したい」と語気を強めた。

チームのエースとして活躍を続ける田中投手=10月、札幌市緑丘公園球場

応援団に優勝の報告をする緑丘ナイン=10月、札幌市緑丘公園球場

父母が手作りで作った優勝旗=10月、札幌市緑丘公園球場
今大会に優勝旗が無いことを知った緑丘の父母が、優勝を予感してか否か手作りの優勝旗を作って選手たちと関係者を喜ばせた。
士別南、あと一歩で涙
士別南は初回、一死三塁から内ゴロの間、三走・竹本陽大が好走塁で生還し1点先制した。
しかし1-2と逆転を許した士別南は五回、六回と得点圏に走者を進めるもあと一本に涙した。
またこの日、二遊間を守った下村琳太郎主将の守備は抜群だった。
今後の活躍にも注目したい!

四回、1失点の好投を見せた西崎投手=10月、札幌市緑丘公園球場

あと一歩で涙した士別南ナイン=10月、札幌市緑丘公園球場