屯田ベアーズ、初の4強入り 猿払村3回戦で涙
◆第35回ホクレン旗争奪北海道少年軟式野球選手権大会
▽3回戦 屯田ベアーズ4‐0猿払村アタッカーズ=(6日・札幌麻生球場)
第35回ホクレン旗争奪選手権大会・第2日は6日、札幌麻生球場で準々決勝が行われ、第4試合は屯田ベアーズ(石狩支部)が4‐0で猿払村アタッカーズ(宗谷支部)を下し、初のベスト4に進出した。
同チームは大会3日目の7日、同球場で決勝進出を懸け岩見沢南ビクトリー(空知)と対戦する。
小林 太監督(48)は「準決勝の相手、岩見沢南ビクトリーさんには胸を借りるつもりで挑戦します」と力を込めた。
◆準々決勝(6日・札幌麻生球場)
猿払村アタッカーズ(宗谷支部)
000000=0
03001×=4
屯田ベアーズ(石狩支部)
(猿)長出隆-長出敢
(屯)金山-桐野
▽本塁打:平尾(屯)
▽二塁打:長出敢(猿)
8番・平尾が本塁打で勢いつける!
屯田は二回、二死一塁から7番・吉永大悟(5年)が、左中間へ安打でつなぐと一走の塩崎裕介(6年)が、二塁に続き三塁を狙うと敵失を誘い一気にホームまで生還し先制した。
尚もチャンスが続き二死二塁から8番・平尾優太(6年)が、初球を思い切り振り抜くとボールは、ライト・蛯子愛也(4年)の頭上を越えていく二走の吉永に続き打った平尾も生還し、ランニング本塁打となりこの回一挙3点を奪った。
平尾選手は「ホームランは最高の気分です。明日も試合で活躍したい」と目を輝かせた。
五回にも一死二、三塁の好機から4番・内田陽平(6年)が、右前適時打で1点。
投げては先発・金山紘大(6年)が、六回2安打3四球の完封で勝利へ導いた。金山投手は「今日は四球とか出さないよう心掛けた。
準決勝もしっかり勝負できるよう準備します」とすでに準決勝へ気持ちを切り替えていた。
猿払村アタッカーズ、3回戦で涙
猿払村は初回、一死満塁の好機を掴むも後続が断たれ無得点に終わった。
屯田・金山投手の緩急に加え内外へ投げ分けるピッチングの前に2安打と凡打の山を築いた。
四番でエースの長出隆佑選手は、屯田投手陣に打力を警戒され3打席3四球を選んだが、得点には絡むことが出来なかった。
投げては右の本格派で将来が楽しみな逸材。
味方のミスでピンチをまねき失点する場面はあったが、エースらしく堂々と最後までマウンドで投げ続けた姿は立派だった。
協力:北海道少年軟式野球連盟