鳴海投打に活躍!石山アトムズ初優勝!岩見沢南準V
Sponsored Link
ミズノ (MIZUNO) 少年軟式用 グローバルエリートRGブランドアンバサダー…
◆第35回ホクレン旗争奪北海道少年軟式野球選手権大会
▽決勝 石山アトムズ少年団1‐0岩見沢南ビクトリー=(7日・札幌麻生球場)
第35回ホクレン旗争奪選手権大会・第3日は7日、札幌麻生球場で準決勝2試合と決勝が行われ、決勝は石山アトムズ少年団(石狩支部)が、1‐0で岩見沢南ビクトリー(空知支部)を下し、8月5~7日までの3日間の日程で23チームが出場し石山アトムズ少年団が初の栄冠に輝いた。同チームは10月に、北海道森町で行われる北日本少年野球大会へ北海道代表として出場することも決まった。同大会には東北の代表が一堂に集まる。3位は新十津川ホワイトベアーズ(空知)、屯田ベアーズ(石狩)となった
▽決勝
石山アトムズ少年団(石狩)
000100=1
000000=0
岩見沢南ビクトリー(空知)
(六回時間切れ)
(石)鳴海-島津
(岩)丸谷、南部-小野
▽本塁打:鳴海(石)
石山・鳴海投手、投打にけん引!
石山・鳴海健臣投手(6年)は、準決勝に続き決勝の岩見沢南戦にも先発し、MAX120km/hのストレートを武器に決勝も登板。六回4安打完封。得点圏に3度走者を置く場面もあったが、落ち着いたピッチングで要所を抑えた。
打っては0-0で迎えた四回、先頭で打席に立つと4球目を、見事に捉え岩見沢南のライト・伊藤嵩弥選手(5年)の頭上を大きく超える当たりでボールは転々とフェンス近くまで転がり鳴海は一塁、二塁、三塁キャンバスを周ると一気にホームまで駆け抜けた。「自分で決めてやろうと狙っていました。フルスイングできた」と振り返った。同選手は準決勝・新十津川ホワイトベアーズ戦でもランニング本塁打を記録するなどこの日だけでも2本の本塁打を放ち、鳴海は今シーズン実に42本目の本塁打となる!素振りは毎日100回、タオルを使ったシャドウピッチングが日課だ。小学生とは思えない体格もあるが記録の陰に、日々の努力がしっかりと裏打ちされていた。またプレーだけではなく精神面でもチームの支えとなっているという。「5年生以下も良いので来年も是非、連覇目指して頑張ってもらいたい」と後輩たちの活躍も願った。
それを象徴したプレーの一つにライトを守る田畑悠樹選手(5年)が、ライト線への飛球をダイビングキャッチで好捕。追撃を狙う岩見沢南の勢いを止めた好プレーだった。成田耕一監督(46)は「選手たちはあの緊張感の中、よく頑張ってくれた。健臣の頑張りはもちろんだが、バックも良く守ったお陰で全道制覇できた。選手のおかげです」と選手一人ひとりを労った。
岩見沢南、あと一歩で涙
2年ぶりの全道頂点を目指したが、あと一歩届かなかった。それでも今大会屈指の鳴海健臣投手から二回、三回、四回と得点圏に走者を進め苦しめた。春先に4番の小野宏太捕手(6年)が、ケガでチーム離脱。ようやく合流できたのが7月の上旬。本人もチームも今大会に懸けていた。試合終了後は、大粒の涙が選手の頬濡らした。
鍛え上げたの堅守が、大舞台で輝いた!
六回、追加点を狙う石山の攻撃で一死一塁の場面、ショートゴロを遊撃手・藤本慎之亮(6年)から二塁手・遠藤叶梧(6年)、一塁手・熊谷昂哉(6年)とボールが渡り6-4-3のダブルプレーと堅守の岩見沢南を見せてくれた。岩見沢応援席からは大きな拍手が沸き起こった。また四回から2番手で登板した南部哲太郎投手は、小柄ながら左腕からキレのあるストレートを投げ込み石山打線の追加点を許さなかった。坂下賢一監督(50)は「ホームランを打たれたボールは、インコース低めに狙ったボールが少し甘くはいってしまったようだ。しかしここまで勝ち抜いた選手たちの成長は、今大会の収穫だ。次は、北海道チャンピオンシップ主催のキングオブキングが目標となります」と敗れたものの今シーズン最後の大会へ向けて決意を新たにしていた。
三年前、多賀グリーンカップのメンバーに!
三年前、滋賀県多賀町で開催された多賀グリーンカップ(3年生以下大会)に北海道選抜として出場したメンバーの中に石山から当時3年生の鳴海、上林颯良。岩見沢南から藤本、南部、小野宏太、丸谷陽彩らが名を連ねて当時の監督は坂下氏が率いて準優勝に輝いた。当時のメンバーが時間と場所を変え、ホクレン旗・決勝と言う大舞台で対決するのも何かの縁を感じる。今後の活躍が益々楽しみだ。
協力:北海道少年軟式野球連盟
Sponsored Link