もう一つの表彰式
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20日、札幌ドームで行われたFBC-U15の決勝は、札幌新琴似シニアと札幌西シニアの対戦となり札幌新琴似が八回タイブレークの末4‐3の逆転サヨナラ勝ちで札幌新琴似が勝利。表彰式では、侍ジャパントップチーム監督・稲葉篤紀氏(45)から決勝に残った両チームの選手たちにメダルの授与がひとり一人にあった。それはまぶしくなるほど華やかなものだった。
生嶋宏治監督からのメダル授与で熱く込み上げる
胴上げの後、札幌新琴似シニアベンチ前で、細やかながらもう一つの表彰式―――。それは札幌新琴似3年生27人に対し、ベンチ入りは25人と決まっている。試合終了後、応援席から3人の3年生が、仲間の下へ。そこへ生嶋宏治監督(56)から3人へそれぞれメダルの授与があった「三年間、お疲れ様」と言わんばかりの胸にグッとくるシーンであった。
その一人に布施友梧選手(3年・中の島ファイターズ出身)は、全国大会の日本選手権大会・準々決勝の世田谷西シニア戦で捕手として守備についている時、ファールフライを捕球しようと向かったところベンチ前の鉄の柵に激突し負傷。今大会もケガはまだ完治しておらず出場は叶わなかった。また全道選手権大会・準々決勝で日高シニアに敗れたもののベスト8に貢献した。二人を紹介する。二塁手として活躍した蛯名 楓選手(3年・伏古ファイターズ出身)、一塁手として活躍した後藤翔太郎選手(3年・上手稲コンドル)らについて「頑張っている選手たちです。技術的には良いものを持っている」と生嶋監督も認めている。この日は、三塁応援席から熱い声援で仲間に檄を飛ばした。
生嶋監督から首からメダルのかけてもらうと選手たちは一応に熱いものが込み上げてくるように見てとれた。また常勝チームが故に厳しいチーム内競争もある。三年間、やりきった選手たちの笑顔が印象的だった。
◆布施友梧(中の島ファイターズ出身)
◆蛯名 楓(伏古ファイターズ出身)
◆後藤翔太郎(上手稲コンドル出身)
またどこかの球場で、お逢いできる日を楽しみにしたい。
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