エルムファイターズ初出場初V! 準V別海中央
◆TAIYOGROUP杯争奪第24回全道少年軟式野球選抜大会
▽決勝 エルムファイターズ6‐1別海中央ジュニアイーグルス=(17日・太陽A球場)
小学5年生以下による全道664チームの代表16チームが頂点を競った新人戦「TAIYOGROUP杯」最終日は17日、札幌市北区にある太陽球場で準決勝2試合と決勝が行われ、決勝は初出場のエルムファイターズ(石狩支部)が別海中央ジュニアイーグルス(根室支部)を6‐1で下し、初出場で初優勝を飾った。
3位は興部ファイターズ(網走支部)とJBC日高ブレイヴ(日高支部)となった。
◆髙橋修一監督の胴上げシーンはコチラ
◆決勝(太陽A球場)
エルムファイターズ(石狩支部)
03030=6
01000=1
別海中央ジュニアイーグルス(根室)
(五回時間切れ)
(エ)近藤-鈴木涼
(別)佐々木、金澤、千田-安井、佐々木
◆準決勝
別海中央ジュニアイーグルス戦3‐1JBC日高ブレイヴ※速報はコチラ
エルムファイターズ6‐0興部ファイターズ※速報はコチラ
エルム、全道664チームの頂点掴む!
創部42年を迎えるエルムファイターズが、初出場初Vで全道664チームの頂点を掴んだ!
堅守と足攻で試合巧者ぶりを発揮し、ついに掴んだ全道頂点。
決勝は0‐0で迎えた二回、四球と敵失に乗じて一死二、三塁の好機から8番・瀧田 樹(5年)が、捕手前にスクイズを決めると三走・伊藤真太郎(5年)が、タッチをかいくぐり1点。
さらにバッテリーミスから三走・鈴木爽人(5年)が、生還し2点目。結果これが決勝点となる。
さらに1点を加えこの回一挙3点。続く二回裏に1点献上し3‐1で迎えた四回、二死二、三塁から2番・近藤昂希(5年)が、左中間を破る2点適時打などでこの回3点とダメを押した。
投げては先発・近藤投手が、バックの堅い守りに助けられながら五回2安打1四球1失点の投球で完投勝利。
髙橋修一監督(49)は「大舞台でいつも緊張する選手たちが、この2日間は違った。平常心で戦ってくれた」と選手たちの成長に目を細めた。
同チームは毎週火曜、木曜の朝5時半から朝練の短期集中でこの日を迎えた。7月まで守備練習、7月下旬から打撃練習と色分けし取り組んできた。
中でもバント練習には時間を割き「全道ではバント練習の成果が出た」と満足げだ。朝練には毎回10人ほどの保護者が手伝いに来ると言う「感謝しかない」と髙橋監督。
今年は6年生が一人だけ、負ける悔しさも味わった。
また新人戦では接戦からチームも成長!石狩支部予選1回戦では北広島市代表・イーストグローリーとの1‐1からの促進ゲーム。
太陽杯・1回戦の新十津川ホワイトベアーズとの接戦を制し選手もチームも逞しく成長したと言う。
同チームは来年7月に東京行われる第36回少年軟式野球世界大会国内予選大会に北海道ブロック代表として出場する。
伸び盛りのエルムファイターズ、この日の初優勝を自信に変え、さらに飛躍しそうだ。
別海中央ジュニアイーグルス、決勝で涙
別海中央は、3点を追う二回、一死から6番・千田涼太(5年)が、中前を足がかりに二盗と内ゴロで二死三塁とすると敵失も重なり三走・千田が生還し1点。続く四回、五回と得点圏に走者を進めるも後続が断たれ涙した。
菅野 訓監督(45)は「先発した佐々木は連投の疲れがあった。
攻撃でも自分たちのリズムが掴めず打てなかった」と悔しがった。
準決勝のJBC日高ブレイヴ戦は見事だった!
エース・佐々木と日高先発・谷川凌駕(5年)の投げ合いは見事だった。
決勝の悔しさを忘れず再び全道大会を目指してグラウンドを後にした。
協力:北海道少年軟式野球連盟