石山アトムズ、札少連初の3季連続優勝!準V緑丘
◆第4回J:COM旗・第23回札幌市長杯争奪少年軟式野球大会
▽準決勝 石山アトムズ3‐1緑丘ホーマーズ=(1日・太陽A 球場)
9月24日から行われている第23回札幌市長杯は、準決勝2試合と決勝が1日に太陽球場で行われ、決勝は石山アトムズ少年団と緑丘ホーマーズの対戦となり、石山が3‐1で緑丘を破り17年ぶり2度目の優勝に輝いた。
最優秀選手賞には決勝でも投打の活躍を見せた鳴海健臣投手が選ばれた。
成田耕一監督は「6年生4人がしっかり頑張ってくれた。
鳴海は本調子では無かったが尻上がりに調子を上げる。
良いチームになったと思う」と選手たちの成長を実感。
同チームは春の札幌選抜、夏の札幌選手権、秋の札幌市長杯と3季連続優勝を成し遂げた。
これは札幌市少年軟式野球連盟40年の歴史の中で初となる。
優勝した石山は12月に行われる東日本大会へ北海道ブロック代表として出場する。
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◆決勝
石山アトムズ少年団(南区)
1010010=3
0000001=1
緑丘ホーマーズ(中央区)
(石)鳴海-島津
(緑)涌島-岩渕
▽二塁打:岩渕(緑)
鳴海、投打の活躍光る!
石山は1‐0と1点リードで迎えた三回、一死から9番・川村梨乃(6年)の左前を足がかりに1番・田畑悠樹(5年)が四球。
続く2番・古川 将(5年)が、右前でつなぎ一死満塁の好機で3番・鳴海がレフトへの犠牲フライで三走・川村が生還し2点目。結果これが決勝点となった。
六回には先頭の鳴海が中前で出塁。
すかさず二盗を決めるとこれが敵失を呼び鳴海は三進へ。
次打者が倒れ続く5番・大澤志登(5年)が、きっちり
スクイズを決め3点目を挙げた。
投げては先発・鳴海投手が、粘る緑丘打線を七回6安打2四球1失点の好投で緑丘を退けた。
投打の活躍を見せた鳴海は次の目標に「キングオブキングスで東16丁目と対戦し、リベンジしたい」と挙げた。
札幌市長杯・準決勝、決勝の前日に行われたスーパートーナメント決勝では、札幌市長杯が懸かっていたため鳴海の登板は回避されていた。
結果は1‐8の四回コールド負けと屈辱を味わう。
次対戦できる大会はキングオブキングがラストチャンス。
互いに勝ち続ければ決勝で再戦できる。

鳴海投手
同大会は10月14日から釧路市で行われ、主要全道大会上位チームが集まり全道のグランドチャンピオンを決める大会と位置付けしている。
石山はホクレン旗優勝チームとして出場が決まっており、他にも全日本学童全国優勝の東16丁目フリッパーズ、全日本学童北北海道代表の神楽少年野球団(旭川市)、スタルヒン杯優勝の仁木野球スポーツ少年団(仁木町)など16チームが、一堂に集まり対戦する。石山の戦いはまだまだ続く!
緑丘ホーマーズ、あと一歩で涙
緑丘は3点を追う七回裏、一死から7番・加藤聖大(6年)が右前、8番・東 利空(6年)が左前とつなぐも次打者が倒れ二死となる。
ここで1番・涌島陽太(6年)が、内フライで万事休すと思いきや敵失を誘い二死だったため二走・加藤が生還し1点を挙げ勢いに乗る。
しかし後続が倒れ決勝の舞台で涙した。
雪辱ならずも喰らいつく
緑丘は昨年の太陽杯石狩支部予選・準決勝で石山と対戦。
その時も1‐4で涙していた。
当時のリベンジを誓い挑んだ決勝だったが、石山の壁は高く厚かった。
しかし1~9番までひとり一人の選手が剛腕・鳴海投手に喰らいつく!
4番・遠藤暖大(6年)、6番・山口隼琉(6年)、7番・加藤、9番・川崎智仁(6年)らなど特に印象的だった。
また優秀選手賞には涌島陽太選手が選ばれた。
協力:札幌市少年軟式野球連盟