札幌豊平ボーイズ、サヨナラ勝ちで今シーズンを終える
◆第5回 日本少年野球秋季北海道選手権大会
▽3位決定戦 札幌豊平ボーイズ4‐3苫小牧ボーイズ=(9日・野幌第一)
中学硬式野球のボーイズリーグは9日、野幌第一球場で秋季北海道選手権大会(全国予選)の3位決定戦と決勝が行われ、3位決定戦で札幌豊平ボーイズと苫小牧ボーイズが対戦し、札幌豊平が苫小牧を八回延長の末4‐3のサヨナラ勝ちで勝利した。閉会式で佐藤剛輝(札幌豊平)、神部晨仁(苫小牧)選手らがそれぞれ優秀選手賞に選ばれた。
◆3位決定戦
苫小牧ボーイズ
20100000=3
20100001=4
札幌豊平ボーイズ
(八回延長)
(苫)名取、神部、鳥山-佐々木
(札)佐藤亮、佐藤剛-井尻
▽二塁打:神部2(苫)、鈴木(札)
札幌豊平、接戦制し3位入賞
札幌豊平は七回終わって3‐3の同点。八回表一死二、三塁のピンチを無得点に抑えるとその裏、二死二、三塁の好機を迎える。ここで6番・佐藤剛輝(2年・清田中央フレンズ出身)が、値千金のレフト前タイムリーヒットで三走・井尻琉斗(1年・幌南ファイターズ出身)が生還しサヨナラ勝ちを収めた。佐藤洋介監督(57)は「2年の佐藤が粘ってくれた。また1年生が5人がスタメンで出場し、使えるメドもたった。この冬、2年生には奮起してほしい!この悔しさを冬季練習にぶつけて頑張ってもらいたい」とチーム内競争でさらに高みを目指す。
苫小牧、八回延長で涙
苫小牧は3‐3の同点で迎えた七、八回とともに三塁へ走者を進め勝ち越しを狙ったが、好機であと一本に涙した。石田一途監督(59)は「まだまだ力不足。チャンスの場面で主軸が打てないと・・・、冬季練習でメンタル、体力と強化を図りたい」とこの負けを大いに反省材料とし来春の活躍を目指す。
協力:(公財)日本少年野球連盟 北海道支部