プレイバック

『ここにも白球あり』 女子プロ野球選手・山崎まり

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 『ここにも白球あり』 女子プロ野球選手・山崎まり
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip




山崎まり選手=(写真・本人提供)





 女子プロ野球・兵庫ディオーネで活躍する北海道出身の山崎まり選手が10年前、女子選手として野球を続ける上で節目、節目の岐路に立った悩みを包み隠さず当時を振り返りながら告白してくれた貴重な史記を、10年の時を経てベースボール北海道ストライクで紹介いたします。

~まえがき~

少年野球でも全国各地で数多くの女の子が、野球を楽しんでいます。

しかし卒団後の環境が、男の子に比べて受け皿が小さい現実があります。中学へ進むとソフトボールを始める子、クラブチームに入る子、まったく違うスポーツを始める子。どれも最終的には、自分自信で決断する道があります。
今回のストライクでは、とことん『野球』にこだわった女の子「山崎まり」さん(当時札幌藻岩高校3年野球部マネージャー)に野球を楽しんでいる女の子や、今後の進路に悩んでいる子へ何かメッセージをいただけないでしょうか!のリクエストに快くペンをとってくれました。

ここにも白球あり 「熱球マガジンSTRIKE 2008年3月号より」

高校時代の山崎さん

野球との出会いは、3歳年上の兄が野球をやっていて、週末は、グランドに行き毎週見ていて段々やりたくなったのだと思います。

見ているよりプレーした方が何倍も楽しかったし、負けず嫌いの性格だったので、兄に負けたくないという気持ちもあったと思います。

そして、小二の冬に真駒内スターズに入団し、もう十年間ボールを追いかけ続けています。

そうやって続けている中で、一番悩んだのは高校進学です。




高校では、女子は試合に出られないので進学を機にソフトボールや他の競技を勧められたりしたのですが、やはり野球がやりたい気持ちが強く、本州の女子硬式野球部がある学校へ見学も行ったのですが、地元の札幌藻岩高校への進学を決断しました。

それは、甲子園を目指す日々を共有したいという気持ちもありましたし、大好きなスポーツがどこかに行かないとできないことに寂しさというか悔しさを感じたからだと思います。

高校の仲間と試合に出られなかったのはつらかったのですが、仲間や先生方のおかげで甲子園を目指す日々を共有することができました。

さらに、道内にも女子硬式野球のホーネッツレディースができたので、試合にも出ることができ、結果的に大変良かったです。でも、一番良かったことは、自分が大好きなスポーツをやるには、親・チームメイト・指導者の協力と理解がなくてはできないことに気づけたことです。今では、感謝の気持ちでいっぱいで、そういう意味でも貴重な体験ができたと思います。

今、少年野球で野球をやっている女子選手にはその野球が好きな気持ちを忘れないことと大好きなスポーツに出会えることはなかなかないのでその出会いを大切にしてほしいです。

環境は厳しいかもしれませんが、それ以上に得るものが大きいすばらしいスポーツだと自分は思います。




札幌藻岩高校3年野球部マネージャー
山崎 まり

山崎選手=(写真・本人提供)

【山崎まり・野球歴】
真駒内スターズ(少年野球)―札幌真駒内シニア(中学硬式野球)―札幌藻岩高校に進学しマネージャーを務める。ホーネッツレディース(女子硬式クラブチーム)-筑波大学硬式野球部-アサヒトラスト(女子硬式)-レイア(2013、2014)-アストライア(2015、2016)-ディオーネ(2017~)

女子プロ野球選手で活躍する「山崎まり」さん。

高校時代の取材での印象は、トレーニング中、彼女の眼光は鋭く女子選手とは思いないほどの凄みを感じたことを記憶しています。

今も当時のまま色あせることなく野球が上手くなりたい!と思って白球を追っているに違いないでしょう。

自らで手繰り寄せ掴んだ野球人生に敬意を表するとともに女子選手の憧れ、目標になっている今。

長くプレーヤーとしてご活躍されますようお祈り致しております。(書き手・大川祐市)

山崎選手=(写真・本人提供)

山崎選手=(写真・本人提供)




山崎選手=(写真・本人提供)

熱球マガジンSTRIKE 2008、3月号






ストライク発行人 大川

関連記事

  • 関連記事がみつかりません

コメント

まだコメントはありません。

コメント入力

※コメントは管理者が認証してから反映されます。

札幌大谷中学校

おすすめ記事

ベースボール北海道STRIKE
このバナーをあなたのHPにご自由にお貼りください。リンク先は下記のアドレスに設定してください。
https://www.strike-web.com/
発行人の中学野球ブログ
ようこそ発行人のガーデニングブログへ
  • 札幌スタジアム
  • フェニックスフィールド
  • ファイターズアカデミー
  • 札幌軟式野球連盟
  • 全日本リトル野球協会 リトルシニア北海道連盟
  • 三愛自動車
  • 北海道高等学校野球連盟
  • JBF 日本中学生野球連盟
  • ボーイズリーグ 東日本ブロック北海道支部
  • 北海道女子軟式野球連盟
  • 北海道シャンピオンシップ少年野球協会
  • 北海道野球協議会
  • ポニーベースボール北海道連盟
  • 札幌市中学校野球協議会
  • 西宮の沢バッティングパーク ピッチャーガエシ
  • 白石区少年野球連盟
  • 北海道中学軟式野球連盟
  • ノースジャンボバッティングスタジアム
  • 大成会
  • 広告募集
伸びしろいっぱい!少年野球がんばれ!
有限会社北杜土質
代表取締役 鈴木幸洋
札幌市白石区菊水7条4丁目2-24
TEL:011-815-6008
がんばれ北海道!!!!!
税理士法人スクエア会計事務所
税理士 本間 崇
〒001-0022
札幌市北区北22条西3丁目1-14
ステイブル402

電話番号:011-788-7608
等身大の全力プレー!がんばれ少年野球
有限会社札幌土質試験
代表取締役 近藤政弘
札幌市白石区菊水7条4丁目1番27号
TEL:011-812-6871
中学硬式クラブチーム
【PR】 2025年度 石狩中央リトルシニア球団 新入団員募集中‼
新入団員募集中!
2025年度 石狩中央リトルシニア球団 新入団員募集中‼

石狩中央リトルシニアは、来シーズンの新入団員の募集に伴い、練習体験会を実施致します。

現在チームは、2年生8名、1年生13名の計21名の団員で活動中です。
ホームグランドは、青葉公園野球場(連盟公式戦使用)、樽川公園野球場、
球団施設として、石狩市花畔に室内練習場を所有
球団専用の大型バスを所有

〇体験会について

2024年10月19日(土)終日
2023年10月26日(日)午前中
体験会開催決定!!

体験会以外の日でも随時体験を受け付けますので、下記連絡先まで気軽にご相談下さい。
少しでも多くの方に練習に参加して頂き、チームの雰囲気、硬式ボールの感触を
体験して頂きたく、半日、1日、何度でも体験は受け付けておりますので、
気軽にお越し下さい。
多くの皆様のご参加お待ちしております!

体験会の詳細につきましては、球団ホームページにて掲載して参りますので、多くの方のご参加お待ちしております。

@体験会お問い合わせ
石狩中央リトルシニア球団
球団事務局)
 軽部 (090-7643-7774)
 
※非通知不可となっておりますので、確認の上御連絡お願い致します。
中学硬式野球クラブチーム
【PR】ホームページリニューアル【札幌北シニア】
新入団員募集中!
ホームページリニューアル【札幌北シニア】

札幌北シニアは、みなさまに支えられながら、本年度創立50年を迎えることができました。

次の50年に向かい、これからも一歩ずつ歴史を刻んでいきます。

球団ホームページをリニューアルしました。新サイトはこちらです。
中学軟式野球クラブチーム
【PR】チーム初優勝<札幌ブレイブティーンズ>
2024年9月29日より新十津川町を会場に実施された「第26回 U-14北海道大会:北海道中学軟式野球連盟主催」に出場をさせて頂き、チーム創設以来初となる大会優勝をすることができました。


チームは2024年の今年、9年目を迎えており第10期生、11期生の選手たちが歴史を作ってくれました。


大会はトーナメントで全5試合、対戦させて頂いたチームはどこのチームさんも力も雰囲気もあり、1年生中心のチームもありましたが、それを感じさせない緊迫したゲームが続きました。


大会最終日も準決勝から緊張感高まるゲームとなり接戦を勝ち上がれ、決勝戦は誰もが知る札幌の強豪クラブチームとの対戦で、この新チーム最初の大会でも決勝戦で敗れている対戦カードで完全チャレンジャーで挑みました。


序盤から失点する展開で気持ち的にも厳しい部分はありましたが、何とか逆転し、厳しい追い上げ雰囲気にのまれそうになりながら、最後はタイブレークまで戦うこととなり、何とか1点差で勝利することができました。


大会優勝はもちろん、この5試合すべてがチームの経験と中学生の力になるような大会で、いろんな選手が出場し、多くの投手も登板しての結果だっただけに、チームの初優勝を忘れられないかたちで選手たちが作ってくれました。


大会運営の方々、寒い中でジャッジして頂いた審判員の方々、ありがとうございました。
OBや保護者、そしてたくさんの方々に応援して頂き、すばらしい経験をさせて頂きました。


本当にありがとうございました。
これをまた成長のきっかけとし、来季に向けて頑張っていきたいと思っています。



1回戦:池田・浦幌・豊頃中学校さん
13対2

2回戦:KAMIKAWA・士別サムライブレイズユースさん
5対1

準々決勝:南空知ベースボールクラブ・Bさん
5対2

準決勝:上富良野町立上富良野中学校さん
4対3

決勝:TTBC・Aさん
3(3)対(2)3 8回延長タイブレーク


グローブ
ボール