札幌豊平東シニア【中学クラブチーム訪問】

冬季練習に励む札幌豊平東シニアナイン=12月、北広島市
12月10日、冬季練習に励む中学硬式野球・札幌豊平東シニアの選手たちを取材した。同チームのホームグラウンド、室内練習場は北広島市内に位置し、札幌市豊平区、清田区、白石区、厚別区、北広島市、江別市、千歳市と多方面から選手が集まる人気チームの一つだ。新チームの札幌豊平東は秋季新人リーグ戦を5戦2勝3敗で4位の成績。残念ながら決勝進出は果たせなかったが、来春のスタートダッシュを目指してトレーニングに励んでいた。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらい主将・橘 祐樹君(2年・東月寒レオンズ出身)が、チームの特徴や目標を動画で語ってくれました。
◆2017秋・札幌豊平東シニアメンバーはコチラ
佐々木監督に聞いた!

佐々木監督
【選手構成】
2年:14人 1年:17人 6年:1人
【3年生の進路】
卒団した3年生は19人。公立に8人が進学希望。残りの11人が私立を希望している。札幌光星4人、札幌創成3人、札幌第一1人、札幌大谷1人、札幌静修1人。また道外へ創価高校へ1人進学希望が出ている。佐々木鉄也監督は「高校野球で主力として頑張ってほしい」とエールを送った。
Q1)秋季大会を振り返って?
「あと一つ勝てば決勝トーナメントだったが、勝負所で弱さが出た。この冬、投手力アップが課題だ。今チームは足を使える選手が多い、秋に1番を打った赤坂、1~2番を打った竹内、3番・橘、6番・加川とこの辺を攻撃の起点にし、得点力を上げていきたい」と今後の活躍に期待した。
Q2)新人戦で印象深い試合を挙げてください。
「秋季新人戦・Eブロック予選 洞爺湖シニア戦。初回に先制を許し、よく打たれました」と唇をかんだ。
◆第44回秋季全道新人戦 兼 第34回麻生自動車学校杯全道大会
(9月24日、野幌第一)
◆Eブロック予選
札幌豊平東シニア
00000=0
6020×=8
洞爺湖シニア
(五回コールドゲーム)
(札) 竹口、奥村-加川
(洞)中野-橋本
3人の投手陣と3人の攻撃陣の名前が挙がった
★投手陣では3人の名前が挙がった。佐々木監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◆奥村 竜土投手 2年・西の里カープジュニア出身 右投げ・右打ち
新人戦では5番・投手兼外野手として活躍した。身長170㎝、体重66㎏。
スピード⇒④ コントロール⇒⑤ 経験⇒④ マウンド度胸⇒⑤ スタミナ⇒④ 信頼度⇒④
監督から一言:エースとして期待している。
◆土田 航輝投手 2年・札幌豊平リトル(硬式)出身 左投げ・左打ち
新人戦では投手として活躍した。身長160㎝、体重50㎏。
スピード⇒③ コントロール⇒③ 経験⇒③ マウンド度胸⇒③ スタミナ⇒② 信頼度⇒③
監督から一言:左投手として期待している。
◆竹口 太梧投手 2年・千歳ファイターズジュニア出身 右投げ・右打ち
新人戦では7番・投手兼内野手として活躍した。身長164㎝、体重57㎏。
スピード⇒③ コントロール⇒② 経験⇒③ マウンド度胸⇒③ スタミナ⇒③ 信頼度⇒③
監督から一言:この冬、課題のスタミナをつけてほしい。
★打撃陣では3人の名前が挙がった。投手陣同様、佐々木監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◆橘 祐樹 2年・東月寒レオンズ出身 右投げ・左打ち
新人戦では主将で3番・中堅守として活躍した。身長168㎝、体重58㎏。
バットコントロール⇒④ 長打力⇒③ チームバッティング⇒④ ミート力⇒⑤ 勝負強さ⇒④ 信頼度⇒④
監督から一言:信頼度はチームナンバー1です。頑張ってほしい。
◆野澤 大陸 2年・札幌豊平リトル(硬式)出身 右投げ・右打ち
新人戦では5番・捕手として活躍した。身長155㎝、体重50㎏。
バットコントロール⇒③ 長打力⇒⑤ チームバッティング⇒③ ミート力⇒④ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒③
監督から一言:大事な場面での勝負強さに期待してます。
◆竹内 大優 2年・清田ジャイアンツ出身 右投げ・右打ち
新人戦では1番・遊撃手として活躍した。身長160㎝、体重50㎏。
バットコントロール⇒③ 長打力⇒③ チームバッティング⇒④ ミート力⇒④ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒③
監督から一言:もっと足を生かしてチャンスを広げてほしい。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。

写真左から倉島、橘主将、赤坂
◆「 全員野球 」主将・橘 祐樹(2年・東月寒レオンズ出身)
「台湾遠征の練習でも感じたことですが、やはり全員野球は大事だと感じました。秋季大会を戦い技術面ではさほど差を感じなかったが、他のチームよりチームワークの面で少し劣っていると感じた」と冷静に分析していた。同選手は次の塁を狙う積極的な走塁が持ち味で、岩見沢シニア戦では二塁打を放った後、中継が少し乱れるとみれば二塁手前から一気にフルスロットルで三塁まで進みその後の得点に絡んでいる。右投げ・左打ち、身長168㎝、体重58㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦の洞爺湖シニア戦。個人としてもチームとしても相手が上回っていた」と唇をかんだ。
Q2)チームのキーマンは
「自分です。主将で1番を打つこともあるのでチャンスメイクしてチームを盛り上げたい」と意気込んだ。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「旭川北稜球団の長坂龍馬選手(2年・旭陵野球少年団出身)。打撃が力強くミート力もあり良いバッターです」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「まだわからない」と笑顔。

「全員野球」橘主将
◆「 感謝 」倉島 大空(2年・千歳ファイターズジュニア出身)
「今、野球ができていることを両親、指導者、仲間達に感謝し、練習に取り組んでいきたい」と地に足をつけ感謝の言葉を述べた。持ち味は小技。北広島シニア戦では六回、一塁の場面。三塁線へのセーフティーバンドを試みると自らも生きるセーフティーバンドが決まり好機が広がった。秋は6番・二塁手として活躍。右投げ・右打ち、身長165cm、体重50㎏。
Q1)印象深い試合は
「洞爺湖シニア戦。勝てば決勝トーナメント進出の試合でプレッシャーはあったが、0‐8で敗れた」と悔しがった。
Q2)チームのキーマンは
「野澤 大陸選手(2年・札幌豊平リトル(硬式)出身)。麻生球場で行った、北広島シニア戦で柵越えホームランを打った。一振りで試合の流れを変えることができる選手」と活躍を期待した。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「旭川北稜球団の富田翔太投手(永山西クラブ出身)。球も速く、コントロールも良かった。2打席立って、1三振1三ゴロに終わった。良いピッチャーだった」と実力を認めた。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「まだわからない」と笑顔。

「感謝」倉島
◆「 全力疾走 」赤坂 颯大(2年・平岡カウボーイズ出身)
「全力疾走をすることで、チームの士気も高まり、相手チームの警戒も高まる」と全力疾走へのこだわりを説いた。秋は1番・右翼手として活躍した。持ち味は「足」とキッパリ。旭川北稜戦の初回、先頭でいきなり死球で出塁し、二盗、犠打で三進。さらにパスボールを誘い一気にホームに生還した。まさに足で掴んだ1点。来シーズンはこうしたプレーを数多く見せたいと言う。右投げ・右打ち、身長172㎝、体重59㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季全道大会・旭川北稜戦。リーグ戦の初戦、自分たちの力を出すことができなかった」と悔しがった。
Q2)チームのキーマンは
「奥村 竜土(2年・西の里カープジュニア出身)。エースとして秋季大会はほぼ一人で投げてくれた。コントロールも良くゲームを作れる」と来シーズンも活躍を期待した。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「旭川北稜球団の富田翔太投手(永山西クラブ出身)。変化球もストレートもどちらも良かった」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「まだわからない」と笑顔。

「全力疾走」倉島
【札幌豊平東シニア・今後の予定】
(1月)
6日・練習始め
(3月)
函館合宿・オープン戦
協力:札幌豊平東シニア