札幌栄シニア【中学クラブチーム訪問】

札幌栄シニア=12月、東区丘珠
12月17日、冬季練習に励む中学硬式野球・札幌栄シニアの選手たちを取材した。
新チームの札幌栄は、秋季リーグ戦を6戦3勝3敗。17得点31失点で、失点が上回り7チーム中5位に終わった。
春までに投手陣の再構築と打撃力アップが重要課題となっている。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらい主将・三田 智也君(2年・北光ジュニアイーグルス出身)が、チームの特徴や目標を動画で語ってくれました。
◆2017秋・札幌栄シニアメンバーはコチラ
若松監督に聞いた!
【選手構成】
2年:12人 1年生:17人 6年生:6人※12月17日現在
【3年生の進路】
卒団した3年生は14人。公立進学希望が7人で残り7人が私立進学希望。
札幌第一へ2人、札幌大谷へ5人とそれぞれ進学希望がでている。

若松監督
Q1)秋季大会を振り返って?
「今秋は3人の投手が投げた。主戦は2年の掛川と1年の山中。
それなりに試合を作れるようになってきたが、まだ弱さを見せる。
投手陣のレベルアップと失点を上回る打線の強化が課題だ」と分析。
Q2)新人戦で印象深い試合を挙げてください。
「秋季全道大会の札幌真駒内シニア戦。先制し、同点に追いつかれまた勝ち越すも六回に逆転された。
しかしだいぶ試合になってきている。
手ごたえは掴めてきた」と敗戦の中からも選手たちの成長を確認していた。
◆第44回秋季全道新人戦 兼 第34回麻生自動車学校杯全道大会
▽秋季リーグ戦
(平成29年9月24日、苫小牧清水球場)
◆Bブロック予選リーグ
札幌栄シニア
2011000=4
110008×=10
札幌真駒内シニア
(栄) 山中、掛川、林-高田
(真) 中島、堀-富樫
▽二塁打:工藤、末田、常谷(栄)、宮川、三浦(真)
5人の投手陣と3人の攻撃陣の名前が挙がった
★投手陣では5人の名前が挙がった。若松監督にはコントロール、スピード、経験、マウンド度胸、スタミナ、監督からの信頼度など5段階評価で選手を紹介。
◆山中 麟翔投手 1年・東16丁目フリッパーズ出身 左投げ・左打ち
新人戦では7~9番・投手兼一塁手として活躍した。身長156㎝、体重54㎏。
スピード⇒③ コントロール⇒⑤ 経験⇒④ マウンド度胸⇒⑤ スタミナ⇒② 信頼度⇒⑤
監督から一言:マウンドさばきが上手く。秋は一番試合を作ってくれた。
◆掛川竜太朗投手 2年・白石ジュニアフェニックス出身 右投げ・右打ち
新人戦では3~5番・投手兼一塁手、外野手として活躍した。身長170㎝、体重63㎏。
スピード⇒④ コントロール⇒③ 経験⇒④ マウンド度胸⇒④ スタミナ⇒④ 信頼度⇒④
監督から一言:コントロールに課題があるので精度アップを目指してほしい。
◆林 祐希投手 2年・北光ジュニアファイターズ出身 左投げ・左打ち
新人戦では、投手として活躍した。身長167㎝、体重54㎏。
スピード⇒③ コントロール⇒② 経験⇒③ マウンド度胸⇒③ スタミナ⇒④ 信頼度⇒②
監督から一言:運動能力は高いので制球力がつけば楽しみ。
◆前田 大翔投手 1年・北栄Sアンビシャス出身 右投げ・右打ち
新人戦では投手兼外野手として活躍した。身長167㎝、体重60㎏。
スピード⇒④ コントロール⇒② 経験⇒③ マウンド度胸⇒③ スタミナ⇒③ 信頼度⇒②
監督から一言:体もあるので右の本格派として期待している。
◆前田 秋斗投手 2年・丘珠オニオンズ出身 右投げ・右打ち
新人戦では投手として活躍した。
スピード⇒⑤ コントロール⇒③ 経験⇒④ マウンド度胸⇒③ スタミナ⇒④ 信頼度⇒③
監督から一言:秋は、肩が強くボールも速いので試合終盤の抑えとして登板。春からも期待している。
★打撃陣では3人の名前が挙がった。投手陣同様、若松監督にバットコントロール、長打力、チームバッティング、ミート力、勝負強さ、監督からの信頼度を5段階評価で表してもらった。
◆末田 晏陽選手 2年・東グレートキングス出身 右投げ・右打ち
新人戦では1番・左翼手として活躍した。
バットコントロール⇒③ 長打力⇒⑤ チームバッティング⇒③ ミート力⇒④ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒④
◆掛川 竜太朗選手 2年・白石ジュニアフェニックス出身 右投げ・右打ち
新人戦では3~5番・投手兼一塁手、外野手として活躍した。身長170㎝、体重63㎏。
バットコントロール⇒③ 長打力⇒④ チームバッティング⇒③ ミート力⇒③ 勝負強さ⇒③ 信頼度⇒④
◆三田 智也選手 1年・北光ジュニアイーグルス出身 右投げ・右打ち
新人戦では3~5番・三塁手兼二塁手として活躍した。
バットコントロール⇒④ 長打力⇒③ チームバッティング⇒④ ミート力⇒④ 勝負強さ⇒③信頼度⇒④
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。

写真左から掛川、三田主将、末田
◆「 心技体 」主将・三田 智也選手(2年・北光ジュニアイーグルス出身)
「自分がキャプテンとしてチームの精神的な支えになる。秋、守備で迷惑をかけてしまった。守備力と体力をつけこの冬、しっかり鍛える」と力強かった。この選手の持ち味は「ミート力がりチャンスメイクできる」。釧路戦で見せた五回、一死ランナー無しから左中間を破るツーベースヒットでチャンスメイクした。右投げ・右打ち、身長168㎝、体重54㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦の真駒内シニア戦。六回まで4‐2で2点リードしていた。しかし自分のミスから相手に勢いをつけてしまった」と唇をかんだ。
Q2)チームのキーマンは
「難波泰心選手(ノースブラザーズ出身)。真面目でチームメイトから認められている選手。この選手が活躍するとチームは盛り上がり士気も高まる」と期待した。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「日高・とかち帯広シニアの松田和真選手(中札内パワーズ出身)。インコースの厳しいコースへストレートを投げたが帯広の森ゴルフ場まで飛ばされた。飛距離が凄い」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「札幌第一」と笑顔。

「 心技体 」三田主将
◆「 万里一空 」掛川 竜太朗(2年・白石ジュニアフェニックス出身)
「自分は努力をし続けることが苦手なので、目的・目標を見失わずに今年一年励みたい」と決意した。持ち味は「全力プレー」函館東シニア戦で、リリーフで登板し4回を全力で投げ切ることができ、結果1安打無失点に抑えることができた。秋は3~5番・投手兼内外野手として活躍。右投げ・右打ち、身長170cm、体重63㎏。
Q1)印象深い試合は
「札幌真駒内シニア戦。六回まで4‐2と2点リードで勝っていたが、気のゆるみがあり一気に逆転を許してしまった」と唇をかんだ。
Q2)チームのキーマンは
「林 祐希投手(2年・北光ジュニアファイターズ出身)。同じ投手として2人で来シーズンしっかり抑えて勝てるよう頑張りたい」と互いの活躍を期待した。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「札幌真駒内シニアの中島啓太選手(北野リトルメッツ出身)。パワーがありバッティングが凄かった」と実力を認めた。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「北海」と笑顔。

「 勇敢果敢 」掛川
◆「 勇猛果敢 」末田晏陽選手(2年・東グレートキングス出身)
「多少の抵抗にも負けない思いで挑みます。秋はそこまでやれてなかった。来シーズンは勇猛果敢に挑む」と力強かった。秋は1番・左翼手として活躍した。持ち味は「長打力」。函館東シニア戦で0‐1と1点を追う三回、一死二、三塁の場面で左中間を破る二塁打を放つなど長打力を見せていた。右投げ・右打ち、身長168㎝、体重76㎏。
Q1)印象深い試合は
「秋季新人戦・旭川北稜戦。リーグ戦の初戦、自分たちの力を出すことができなかった」と悔しがった。
Q2)チームのキーマンは
「掛川竜太朗選手(2年・白石ジュニアフェニックス出身)。チームの元気印で練習で元気が無い時は亀卦川君を中心に声出しをしている」とチームのキーマンに挙げた。
Q3)新チームで戦った相手の中で、対戦相手の中に良い選手と思えた選手を一人挙げてください。
「日高・とかち帯広シニアの松田和真選手(中札内パワーズ出身)。ピッチャーとしてもバッターとしても安定した活躍を見せる」と絶賛した。
Q4)道内の高校で着てみたいユニフォームは?
「札幌第一」と笑顔。

「 勇猛果敢 」末田
【札幌栄シニア・今後の予定】
(1月)
7日 練習始め
(2月)
秩父別合宿
(3月)
日高遠征・オープン戦
協力:札幌栄シニア