北海道選抜、10位で涙
昨年12月28日から1月2日まで台湾嘉木市で行われた『日・台対抗国際大会』へ出場した中学硬式野球のリトルシニア北海道選抜チームは体調不良を訴える者が続出し、最大10人近い選手が出場できない事態となった。同チームの成績は2勝7敗1分けで日本チームでは10位に終わった。閉会式では各チームからMVPが発表され、北海道チームからは中島啓太選手(2年・札幌真駒内シニア-北野リトルメッツ出身)が選出された。
ベストゲームは台湾最強・新明國中戦!
大会3日目31日、台湾ナンバー1チームで過去にポニーリーグ世界大会で世界一にもなったことのある強豪・新明國中を相手に3‐0で勝利するなど本来の実力を垣間見せたゲームがあった。三回終わって0‐0で迎えた四回一死から6番・斉藤真吾選手(2年・札幌羊ヶ丘シニア-中南イーグルス出身)が、敵失で出塁すると次打者が犠打で二死、二塁と得点圏。ここで8番・板垣凌馬選手(2年・札幌円山シニア-手稲ヤングスターズ出身)が、ライトオーバーのフェンス直撃弾となる適時二塁打で1点先制。さらに9番・杉林蒼太選手(2年・札幌北シニア-緑苑台ファイターズジュニア出身)もライト前に放ち二走・板垣が生還しこの回2点を先制。さらに五回にも先頭の1番・近藤 陸選手(2年・恵庭シニア-恵庭柏ホエールズ出身)が、センター前で好機を作ると次打者が犠打で一死二塁。続く3番・松田和真選手(2年・とかち帯広―中札内パワーズ出身)が、ライト前適時打で二走・近藤が生還し加点した。投げては先発・中島啓太投手(2年・札幌真駒内シニア-北野リトルメッツ出身)が、見事なピンチングで七回完封で勝利に大きく貢献した。渡邊 匠監督(48)は「選手たちは最後の最後まで諦めない姿勢で全力疾走、全力プレーで頑張ってくれました」と戦い抜いた選手たちを労った。
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新明國中
0000000=0
000210×=3
北海道選抜
(北)中島-將田
▽二塁打:中野、板垣(北)