日高ベースボールスクール【中学クラブチーム訪問】

冬季練習に励む日高BBSの選手たち
1月28日、中学軟式及びKボールを使用するクラブチーム、日高ベースボールスクールを訪問した。
多くの中学生が甲子園を夢見る!ならば高校野球への橋渡しと明確。
ここでは勝敗に固持せず、身体作り、野球の動きを繰り返し行っていた。
取材当日は流しのブルペンキャッチャーこと安倍昌彦氏が特別講師として野球教室も行われていた。
同スクールは小学生~中学3年生まで受け入れているが、底辺拡大を重要と考え小学生以下については無料で受け入れている。
チーム訪問は、今年も代表して数人の選手たちに来季へ向けた抱負を色紙にしたためてもらった。
【選手構成】
中学3年:5人 中学2年:5人 中学1年
小学6年:3人 小学5年:2人 小学2年:1人
同スクールは4月から10月の間、日高ベースボールクラブと看板を差し替える。
それはKボールを中心とした大会に出場するためだ。
しかし勝敗の執着よりも個々の能力向上に重点を置く。
先にお話しした通り高校野球への橋渡しと明確だ。
ここの卒業生は道内の強豪私立校へと進学していく。まさに日高管内の虎の穴と言える。

安倍昌彦氏
この日、流しのブルペンキャッチャーことスポーツライターの安倍昌彦氏が特別講師として野球教室が行われ、午前中はウォーミングアップの後、キャッチボール、ケンカボールを行った。
午後からは雪上のグラウンドの中、アメリカンノックで汗を流した。
夕方からは体育館に戻りピッチングとバッティングに分かれこの日の練習は終わった。
また練習の合間に軽食を挟むなど身体作りにもしっかりと意識しているようだ。
※ケンカボール
中心の1人が10メートル程離れた周りの数人と素早くボール回しする。足を使って、スローイングする意識を植え付けることがねらい。
※アメリカンノックとは
グラウンドを幅広く使用してレフトからライトへ。もしくはライトからレフトへフライやゴロを最短距離で捕球できることを目的に行う練習の一つ。さらにとんでもなく走行距離を走るので冬季練習には最適。
【OBの活躍】
★岡部祐太(旭川大高~國學院大~東芝)外野手。大学時代、春の東都リーグでベストナイン受賞(三塁手)。50m5,8秒の俊足で東芝でのレギュラーを狙う。
★坂本隆生(旭川大高~道都大)内野手。最終学年になる今年、持ち前の長打力を活かしてレギュラー獲りへ。
★片山瑠唯(北海道栄高~札幌学院大)内野手。札幌六大学2部リーグながら、ベストナインの実績も今年が最終学年。
★井口拳吾(旭川大高~札幌大学)投手。高校時代に記録した140kmを最終学年にもう一度。
★金田利貴(白樺学園高~札幌大学)捕手。高校時代は甲子園出場も、この春から大学3年。そろそろ爆発を期待。
★原田脩(旭川大高~國學院大)内野手。高校時代は4番ショートでキャプテン。大学2年になる今年は、まずはベンチ入りを目指す。
★小田悠平(帯広大谷高~道都大)投手。大学1年時は全国準Vの道都大投手陣のレベルを実感。持ち前のコントロールで投手陣に食い込みたい。
★車田陸(北海道栄高~城西大)投手。高校時代は無名でも大学2年になる今年、140km超えを目前にし一気にブレイクを。
【2017年・高3生の活躍】
★岩渕郁斗(北海道栄高)捕手。安定したスローイングで北海道栄の守りの要として南北海道大会で活躍。
★佐藤廉悟(旭川大高)外野手。1年秋からレギュラー、最終学年は4番センターとして北北海道大会で活躍。
★油井晴海(帯広大谷)内野手。春の全道ベスト4、北北海道大会ベスト8。春夏ともショートのポジションを死守し活躍。
★思い思いの言葉を色紙にしたためた
※NGワードは全国優勝、全国制覇。もちろん大目標であることは 周知のこと、その大目標を実現するために、チームの中で自分は何をするべきかを問いた。

写真左から中鉢、三杉主将、若林
◆「 堅守 」主将・三杉 笙選手(日高・振内ヤンキース出身)
身長173㎝、体重67㎏。右投げ・右打ち 持ち味:堅い守り

「 堅守 」三杉主将
◆「 豪打 」中鉢 崚太選手(緑陽台エンジェルス出身)
身長179㎝、体重74㎏。右投げ・右打ち 持ち味:長打力

「 豪打 」中鉢
◆「 全力 」若林 駿人選手(門別本町野球スポーツ少年団出身)
身長170㎝、体重74㎏。右投げ・右打ち。 持ち味:スライダーのキレ

「 全力 」若林
協力:日高ベースボールスクール