春夏連続優勝・屯田ベアーズ、8年ぶり2度目<札幌選手権>

優勝を決め、応援席に優勝報告をする屯田ベアーズ
第41回少年軟式野球札幌選手権大会(札幌市少年軟式野球連盟/主催)は19日、札幌市の太陽グループ少年野球場で準決勝、決勝を行い決勝で屯田ベアーズが東雲ファイターズを3‐2で退け、春夏連続で札幌の頂点に立った。3位は福井キングタイガースと本郷イーグルス。最優秀選手賞は屯田ベアーズの林 琉葵(るき)選手が選ばれた。「打ったボールはインコース低め。入った瞬間、うれしくて自然とガッツポーズしていた」と大舞台でのホームランに喜んだ。
決勝は屯田が1点を追う二回、一死から3番・塩谷悠晟(6年)が、左中間を破る二塁打で好機を作ると続く4番・林がレフト柵越えとなる2ラン本塁打で逆転した。四回に同点とされると五回、一死から3番・塩谷、4番・林が連打で二、三塁の勝ち越しの場面を演出すると続く5番・山本晴輝(6年)の内ゴロの間、三走・塩谷が生還し3‐2と勝ち越した。投げては森岡颯太(6年)、山本、葛西孝介(6年)の継投で最後まで粘る東雲ファイターズに得点を許さず、8年ぶり2度目の優勝を飾った。
見事な逆転劇で8年ぶり2度目の優勝を飾った屯田・小林太監督(49)は「決勝は序盤、流れが悪い中4番・林が決めてくれた。また森岡、山本、葛西の継投がハマりました」と選手を讃え、吉永大悟主将は「1点先制されたがみんなで諦めないで戦えた」と笑顔で話した。
東雲ファイターズ、あと一歩で涙
東雲は二回、一死二塁からバッテリーミスで二走・瀧口が三進。ここでボークがあり1点先制。続く1‐2と1点を追う四回、一死三塁から4番・小野遼斗(6年)が、レフトへ犠牲フライで同点とした。五回に勝ち越されるも最終回、一死から8番・三浦楓雅(5年)が、右中間を破る二塁打で同点機を作るも後続が倒れあと一歩及ばず涙した。
(19日、太陽A球場)
◆決勝
屯田ベアーズ
00201=3
01010=2
東雲ファイターズ
(五回時間切れ)
(屯)森岡、山本、葛西-塩谷
(東)伊藤-瀬戸
▽本塁打:林(屯)
▽二塁打:塩谷、林(屯)、三浦(東)
◆準決勝
福井キングタイガース
000110=2
03000x=3
屯田ベアーズ
(六回時間切れ
(福)横山-三浦
(屯)葛西-塩谷
(太陽B球場)
東雲ファイターズ
000010=1
000000=0
本郷イーグルス
(六回時間切れ)
(東)伊藤-瀬戸
(本)下平-中屋

8年ぶり2度目の優勝を飾った屯田ベアーズ

準優勝の東雲ファイターズ

第3位の福井キングタイガース

第3位の本郷イーグルス
協力:札幌市少年軟式野球連盟