旭川大雪、2年連続V<来春全国出場>

雨天の中、好投を続けた池田投手
◆第6回日本少年野球秋季北海道選手権大会(全国予選大会)
▽決勝・旭川大雪ボーイズ2-1札幌豊平ボーイズ=(8日、栗山町民球場)
旭川大雪、接戦制し全国掴む!
新チームになって旭川大雪はこれまでリーグ戦を含め札幌豊平に2戦2敗で挑んだ決勝で旭川大雪が札幌豊平を2-1の接戦の末、2年連続優勝を飾った。
西大條敏志監督は「勝つとしたらこのパターン。投手陣が踏ん張り最少失点に抑え、ワンチャンスをものにする。素晴らしい」と選手たちの活躍に喜んだ。
「3年生の松浦、伊藤、谷口らも仮想札幌豊平を想定し、バッティング投手を買って出てくれた」と先輩たちの支えにも感謝した。
同チームは来春3月に東京で行われる第49回日本少年野球春季全国大会へ北海道代表として出場することが決まった。
準優勝の札幌豊平は11月24日から埼玉県本庄市で行われる第4回本庄市長杯大会へ北海道代表として出場する。
<表彰選手>
最優秀選手賞:池田翔哉(旭川大雪ボーイ-上富良野ジャガーズ出身)
優秀選手賞:大渕路偉(旭川大雪ボーイズ-猿払村アタッカーズ出身)
優秀選手賞:天野凰介(札幌豊平ボーイズ-簾舞ヤンキース出身)
優秀選手賞:本多脩生(苫小牧ボーイズ-泉野イーグルス出身)
優秀選手賞:藤原拓磨(札幌北広島ボーイズ-平岡カウボーイズ出身)
◆決勝
旭川大雪2-1札幌豊平
札幌豊平ボーイズ
0000001=1
000020x=2
旭川大雪ボーイズ
(札)扇谷-井尻
(旭)池田-大渕
▽二塁打:工藤(札)
旭川大雪は0-0で迎えた五回、一死から9番・三谷悠太(2年・北鎮ファイターズ出身)がセンター前。
続く1番・広川稜太(2年・永山西クラブ出身)の内ゴロが敵失を誘い一死二、三塁と好機を広げた。
ここで2番・佐竹帝河(2年・近一チャンレンジャー出身)が、センター前タイムリーで1点先制。
さらに3番・大渕路偉(2年・猿払村アタッカーズ出身)が、ライトへ犠飛で三走・広川が生還し2点目。
結果、これが決勝点となった。
決勝点を挙げた主将の大渕は「冬の練習でもっと進化して全国でも活躍できるようなチームを目指します」と目を輝かせた。
投げては先発・池田翔哉(2年・上富良野ジャガーズ出身)が、七回の反撃を1点に抑え6安打完投で優勝を勝ち取った!ピッチングの頑張りを評価され最優秀選手賞にも選ばれた。
「全国では変化球をもっと磨いて挑みます」と全国を見据えた。
▽池田翔哉(いけだ しょうや)
2年 右投げ・右打ち
身長175センチ、体重65キロ
球種はストレート、カーブ、2種類のスライダー、フォーク、チェンジアップと多彩だ。

2年連続優勝の旭川大雪ボーイズ
札幌豊平、好機生かせず悔しい準V
札幌豊平は初回に二死満塁、五回に一死満塁の好機があったが、あと一本が出なかった。
2点を追う最終回の七回、二死三塁の好機から3番・井尻琉斗(2年・幌南ファイターズ出身)が、意地のレフト前タイムリーで1点返すも後続が倒れあと1点に涙した。
佐藤洋介監督は「チャンスで一本でないと言うことは力が無い証拠。本庄に向けて投打ともに鍛え直します」と悔しがった。
同チームには力のある選手がまだいる。チーム内競争で来年夏までに巻き返しを誓う!

準優勝の札幌豊平ボーイズ
◆3位・苫小牧ボーイズ 主将の本多脩生(2年・泉野イーグルス出身)
「今シーズンは勝負所で力を発揮できなかった」と悔しがった。

3位の苫小牧ボーイズ
◆4位・札幌北広島ボーイズ 主将の大中康生(2年・西の里カープJr.出身)
「来年は絶対優勝します」と悔しさを前面に出した。

4位の札幌北広島ボーイズ